有給休暇を適切に取得することは、エンゲージメントとパフォーマンスの向上にもつながると言われていますので、有給休暇の取得を促進しようとしている企業は多いことと思います。
有給休暇取得に関して調査をしている中で、興味深い統計情報がありましたので、共有いたします。
※統計結果を見て「どのように感じるか」は受け取り手によって変わるため、意見を記載せずに情報のみを記載いたします。
日本の有給休暇取得率
厚生労働省が2022年10月に公開した『 令和4年就労条件総合調査の概況(PDF) 』によると、近年の有給休暇の取得率は58.3%とのことです。
※有給取得率は「取得日数÷付与日数」で計算
エクスペディアが2023年4月に公開した『 世界16地域 有給休暇・国際比較調査2022(PDF) 』によると、調査対象の中で日本の有給取得率はワースト2位とのことです。
なお、ワースト1位はアメリカで35%、ワースト3位は韓国で67%です。
企業の有給休暇取得促進への取り組み
HR総研が2021年4月に「働き方改革に関するアンケート」を公開しました。
これは249社の人事責任者を対象としたWEBアンケートの集計したものです。
この結果によると、8割以上の企業が有給休暇の消化促進のための取り組みを実施しています。
有給休暇取得に対する意識調査
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが作成した『 「仕事と生活の調和」の実現及び特別な休暇制度の普及促進に関する意識調査報告書(PDF) 』が2023年3月に公開されました。
こちらには、有給休暇の取得のしやすさ・しにくさに関する集計結果が記載されています。