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お酒、恋人、冷やしそば

電車の大遅延で帰れなくなる、というトラブルから始まった今週。(詳しくは下記記事の「日曜日」の項にあります)

今週はずーーっと仕事がバタついて全然終わらず、おまけに今までも折り合いの悪かった上司とバチバチに揉めて、精神的にかなり参ってしまった。
ほかの同僚とはうまくいっている(と思う)ので職場の居心地が悪いわけではないのだが、上司とやり取りするだけで心を削られる。顔を見るのも無理。つらい。
こんな週にかぎって土曜日にも出勤する用事があり、なんかもうヘロヘロの1週間だった。
というわけで日記もまったく書けていない。まじで記憶がない……。

瀕死の1週間を支えてくれたのが、タイトルに挙げた「お酒、恋人、冷やしそば」である。

職場近くの立ち食いそば屋で出している「冷やしそば」がめちゃくちゃ美味しいことに気づき、今週は毎日、ほんとうに毎日、お昼に冷やしそばを食べていた。
ざるそばではなく、うどんで言うところの「ぶっかけ」みたいな感じで、冷たいそばに冷たい出汁がかかっている。これにすだちと大根おろしが加わって至福の味。うまい安い早い涼しい。
忙しさと緊張感であまり空腹を感じなかったので、「午後に向けての燃料補給」と思って半ば無理やりお昼を食べていたが、冷やしそばは毎日するすると胃におさまってくれた。
立ち食いだからおばちゃんの接客もほどよく雑で、毎日行っても「いつもありがとう」とか言われないのが逆に気楽でいい。

朝は食べず昼は冷やしそばだけ食べてひたすら働く、を繰り返していたので痩せるかと思いきや、まったく痩せなかった。
ストレスで痩せる人と太る人がいるとして、私は100%後者なのである。だって飲むから。

どれだけ帰りが遅くなろうとも、夜は必ず飲んでいた。というか、飲まないと無理だった。
特に上司と揉めた日は、いつものお店でいつもは頼まない日本酒を飲み、気持ちよく酔っ払った(不快なことがあっても、お酒は気持ちよく飲むべきである)。この日に食べたかわはぎの肝和えがまた、抜群に美味しくて日本酒との組み合わせが最高だった。
Bさんは飲まないだろうと思っていたら、注文するときに「おちょこ2つください」と言っていて、1杯だけ付き合ってくれて優しかった。

Bさんが接待でいない日はひとりでワインを飲み、いる日は一緒にハイボールを飲んだ。
Bさんは毎日、接待があった日もなんだかんだで私の家に来てくれて、お店で飲んだりうちで飲んだりして、毎晩一緒に眠った。
上司と揉めた日は泣きながら寝たので、BさんのTシャツはびしょびしょになったし翌日私の目はパンパンに腫れた。

Bさんがいてくれなかったら、ギブアップしていたかもしれない。
会社以外の所属コミュニティがないこの町で、会社が嫌になったらもう無理だ。
でも、Bさんのおかげで、とりあえず今週もこの町で生きていられたし、来週も嫌だけど会社に行こうとしている。
いつもありがとう。

(冷やしそばを啜りながら読むnoteも私の癒しです!いつもありがとう!)

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