馬との暮らし 上区:三井さんのお話②
物心つく頃から馬と一緒に生活し、昭和46年頃まで飼っていたという上区にお住まいの三井さん。馬を家族の一員として大切にしていた当時の暮らしと思い出を伺った。
上区は佐久穂町の北西側の地区にあたる。針の木沢、影の集落を通りすぎ、新田にある三井さん宅を訪問した。
馬耕(ばこう)
米作りをする方はご存じの通り、田んぼに水を入れ土を砕き均平にして、田植えの準備をする作業を代掻きという。今ではトラクターにロータリーを装着して行う事が多いが、その当時は人力または牛や馬に馬鍬(まぐわ・ま