春十五番
だいぶ遅れてやってきた
一番みたいな顔をして
ああ、いいないいな、なんかいいな
あんな風に堂々と生きてみたいな
考えてみれば他の誰もいつも
私を見続けてはくれない
考えたって答えなんて出ないなら
ただただ気持ちのいい方向へ
向かってみてもいいかな
強めの圧で吹いてきた
あれもこれも吹き飛ばして
ああ、いいないいな、なんかいいな
きっと怖さより勝るものがあるんだろうな
言われてみれば他の誰も何も
私には関係がない
言われた通りやってみてこけたって
誰も責任をとっちゃくれない
私の人生って私のものだった
間抜けな春風に教えられた
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