初心者インタビュアーが、3人のライター仲間からインタビューを受けてみた。
人生初インタビューから4ヶ月。あの日、なにもかも想定できないまま、漠然とした不安を抱えていたのを覚えています。最近ようやく、漠然とした不安ではなく、具体的な不安を感じるように変わってきました。自主制作記事を含め4回のインタビューをして経験を積んだから……ではなく、インタビューを受ける機会があったからだと思うのです。
「なつみと式Webライティング講座」の生徒は、希望すれば、他の受講生や卒業生にインタビューできます。ありがたいことに、これまで3人の生徒仲間に指名いただき、インタビュー記事を書いてもらいました。(記事下部にまとめてあります!)
もちろん、インタビュー相手によって、どう感じているかはさまざまでしょうが……超凡人がインタビューされている時の頭の中の一例として受け取っていただけると助かります。
この記事は、人生初インタビューを前に漠然とした不安を抱えた方に贈ります。
インタビュー前〜インタビュー中の頭の中
まずありがたかったのは、事前の質問内容を伝えてもらえたこと。
私は無言の時間に耐えられないので、深く考えずにとっさに答えを出してしまうのです。で、インタビュー後、とっさに出した答えを思い出しては、アレは本心の答えだったかなぁ?と自問自答してしまう。事前に質問をもらっておけば、自分にとって嘘のない答えを用意できるので助かります。
残り時間、わたしも結構気にしてます
ただ、事前に質問をもらっていると、インタビュー中に「まだまだ質問が残ってるけど、いいのかな」と、残り時間を気にしちゃうんですよね。
残り時間を意識するようになってしまったあとは、本筋じゃないと思うことを聞かれると、つい軽い返答になっちゃいました。でもそうすると、聞く側からすると「なんだかクリアじゃない答えだな」って感じちゃうみたいで、その質問を深掘りしてくれちゃうこともあります。すると私は「えっ、ここに時間使っていいの?!」とまた不安になる……悪循環ですよね。
インタビュイー側がインタビュー慣れしている人なら、こういったアイスブレイク的な質問や、事実確認もサラッと答えられるんでしょうけど。私には無理でした。ということで、私もインタビュアー側になったときには気をつけようと思っています。
慣れないインタビューでは「深掘りしなきゃ」という意識が強すぎちゃうからこそ、全部クリアにしながら進んでいきたくなる……のですが。相手の本質に関する質問でなく、かつインタビューの目的に関係なさそうなら、曖昧な返事でも、一旦保留にする勇気がいるのかもしれません。
インタビュー直前の準備、何をすべきだった?
私が受けたインタビューはすべてオンラインでした。それを前提に書いていきますね。
正直、開始直後の相手が録音やら何やらでバタついている時間には「こんな顔の人だったんだ」なんて考えてました。(ごめんなさい)。ので、バタバタしていてもあまり印象は下がりません。
インタビュー中は、相槌を打ってくれたり、こちらに顔を向けてくれてたら話しやすかったです。これは一般的に言われているインタビューのコツと同じですね!(インタビューに限らず、会話としても大事ですよね。)
インタビュアーの見た目は最低限でいいのでは!
で、自意識過剰で恥ずかしいんですが、インタビューされてる間は画面に映る相手の顔よりも、自分の顔の映りを気にしてました。
自分が初めてインタビューする側のときは「口紅ってマット?ツヤ?どっちがいい?」とか「ピアスもしたほうがいい?」「前髪ふんわりできない!」とあたふたしましたが。正直、インタビューしてくれた人の口紅はおろか、すっぴんだったかさえも記憶にないです。なんと無駄な悩みだったのでしょう。
インタビューする直前、いろんな細かいことが気になってしまいがちですが、機材の準備や相手の情報の確認、インタビュー内容の確認に時間を使ったほうが良いでしょうね。
気まずい空気になった瞬間
インタビュー中、事前に自分の書いたものを読んでくれているとめっちゃ嬉しいです。嬉しすぎて、ついつい自分の書いた記事を例として引っ張り出しちゃいます。
ところが。自分が書いた内容を一番覚えているのは自分自身。細かい部分の話を出してしまうと、相手から「そこまでは覚えていない、やばい!」って空気が流れ出してきて、私も「いやいやそうだよねそこまで覚えてないよね!ごめんよ!」って気持ちになり……やっちまった〜って、お互いちょっと気まずくなります。
緊張して暑くなるぜ
それと、対面でのインタビューなら部屋の温度にも気をつけた方がいいのかもしれません。私の場合、インタビューを受けてると緊張もあって、めちゃめちゃ暑くなっちゃうんです。冬でもめっちゃ暑くて、ヒートテックとシャツ一枚になりたいくらい。(誰やねんウールのカーディガン着たやつ!)
インタビューされるのに慣れないから、いつ飲み物を飲んでいいのか、上着を脱いでいいのか、タイミングが掴めなくて。こういうのは、上手い人のインタビューを横から眺めて学んでみたいなぁって思います。
インタビュー後の記事作成の注意点
インタビューが終わったら、いよいよ記事作成。私がインタビュアー側だった時に悩んだのが、インタビュー相手の一字一句を再現すべきかどうか。
実際、インタビューを受ける側からすると、自分が話した内容を一字一句まで覚えていませんでした。 でも、どんな具体例を出したかは、しっかり覚えていたものです。一字一句再現してくれることよりも、自分らしい言葉遣いを再現してくれることの方が、ありがたいと感じました。
記事のチェックで草稿をもらったときに「私、そんな言葉の使い方するかなぁ?」という観点でも確認しました。「言ったかなぁ」ではなく、「言いそうやな、これ」「そんな言葉は私の辞書にない!」「こんな言い回しをするほど賢くないで!」な感じ。
でも、別に間違いではないから、指摘していいものなのかも分からないので、ちょっと困りました。練習と分かっているので、気になるものがあれば指摘しましたけど。
自分がインタビュアー側になるときは、確認依頼時に「言い回しで違和感がある部分も指摘して欲しい」って伝えようかなと思います。
おわりに
私の頭の中を思い出しながら書いてみました。
ここに書いてあったことが全部当たり前すぎてドン引きだった方、すみません。でも当たり前すぎることってあんまりどこにも書いてない気がしたので、書いてみました。時間を損させてしまっていたら、ごめんなさい。
めっちゃ役に立った!と思われた方へ。
何度も言いますが、インタビューされる人、みんながみんな、私と同じ反応ではないでしょう。真逆の人だっているかも。
ただ、確かなのは、私がインタビュアーとしてすべきだと思い込んでいた準備の中で、無駄だったことと足りなかったことがあったことです。みんな、私の屍を超えていってください。(リップは迷ったらマットでいいと思います)
「私はこういう経験したよ〜」ってものがあれば、コメント欄に書いてくれると嬉しいです。有益なコメント欄になればいいな。よろしくお願いします!
(参考)これまで書いていただいた記事たち
▼キャリアコンサルタント(ライフ・コーチ)もされている「さつき うみ」さん。
▼北海道でライター・SNS運用代行されている「ありとよ」さん。
▼どうすればユーモアのある文章が書けるのか?をテーマに聞いてくれた真面目な「おおむ」さん。
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