新月に体調を崩しやすいのはなぜ?理系ライターが真剣に考えてみた
ここ数日、体調を崩してしまっています。咳が出るとか腹痛とかではなく、なんとなく気怠くてしんどいタイプの体調不良。嫌ですね。
こういった自律神経が乱れていそうな体調不良は、雨と重なることが多かったのですが、今回は違うようです。めっちゃ晴れてます。不可解です。
調べてみたら「新月が近づくにつれて体調が崩れることがある」といった情報を見つけました。ほう。ちょっと眉唾ですが、確かに新月は明日に迫っています。絶対に関係がない、とは、言いきれない(理系的表現)
ぽややん系主婦ライターの私ですが、真の姿はバリバリの理系女子。ここでテキトーに誤魔化しては男が廃る。物理大好き男子(旦那)の力を借りながら、計算してみました。
新月の夜と満月の夜に受ける力の差を計算してみた
まずはざっくり仮定していきます。
新月の夜と、満月の夜で、月との距離に違いが出るか、考えてみました。
中学理科を思い出しながら絵を描いてみます。
人間の中心と月の中心の距離には、地球1個分くらいの差がありそう。差があるということは、及ぼしあう力の大きさが違うということです。
人間が月から受ける力は、距離の2乗に反比例します。言い換えると、人間と月の距離が大きければ大きいほど受ける力は小さくなります。
一応式を書くとこんな感じ。
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あとは数字を入れて計算するだけです。湯川先生ごっこしましょう。
▼1990年代に生まれた日本人は、なぜか思いっきり計算する時、この曲が頭の中で流れるとか、流れないとか……
てーれれーん、てーれれーん、てーれってっててててん。
計算結果:差はおよそ9 [N](ニュートン)。
新月の夜と、満月の夜で人間が受ける力の差は9ニュートン。出ました。答えです。
……で?
正直、ふだんニュートンなんて考えません。受ける力が9ニュートン違うと言われても、それがどれくらいか想像もできません。
仕方ない、雨の日と晴れの日の差を考えて、比べてみましょう。
雨の日と晴れの日なら、明らかに体感で差があるので。ええい!乗りかかった船だ!最後まで走り切るぞ。(現在時刻23:45……)
雨の日と晴れの日に頭にかかる力の差を計算してみた
雨の日は晴れの日より10 [hPa] ほど気圧が低いそうです。この数字をもとに頭にかかる力の差を計算してみましょう。
単位ヘクトパスカルを、ニュートンに変換するにはこれ。
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計算過程は再び省きますが、雨の日は晴れの日にかかる力の差は30 [N]。
そうかぁ〜30ニュートンか〜(ピンとこない)
ひとつ分かったのは、晴雨の差の方が、新月と満月の差より大きそうだ、ということですね。
分かりやすく、リンゴで表してみた
数値を分かりやすく表したいときにはリンゴで数えると良いらしいです(やけくそ)
今回の計算結果もリンゴにしてみましょう。
リンゴ1個はおよそ300 [g]なので、頭に乗せるとおよそ3 [N]かかります。差だけ取り出して図にするとこんな感じ。
ちょっと説明しにくいのですが、リンゴがある状態がちょうど良くて、リンゴがなくなると頭の中身が膨張して頭痛が起きる……と想像すると分かりやすいかもしれません。
飛行機の中や、高い山の上でポテチの袋が膨らむ現象と同じです。
そう、つまりこういうことです。
新月と満月で身体にかかる力には違いがある。ただし、雨の日と晴れの日ほどではない。その差はリンゴ7個分。
が本日の結論です。
お楽しみいただけましたでしょうか。
計算よく頑張ったな、と思っていただけましたら、「スキ!」してくれると救われます。スキ!が多ければ、また理系回に挑戦します。
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