見出し画像

山葡萄のかごバッグ

我が家もけん怠期でびみょ~になっていた頃、夫は私の機嫌を取ろうとして時々プレゼントをくれました。
しかし物では心は動かない •・う~ん 物によっては動いたかな?

財布、バック、衣類等。
私が欲しいものをくれる訳ではなく、自分でネットで購入していきなりプレゼントして喜ばそうとしていたのです。
その気持ちは嬉しいですね。

でもね、女心は複雑😓。
できれば自分が欲しいものが欲しいのです。
好みのものじゃないときは反応に困り、
喜んだふりをするのも申し訳ないのです。

貰ったプレゼントで特に印象に残っているものが山葡萄のかごバッグ。


頑固な職人が作ったものが好きな夫らしいチョイス。

今回のプレゼントはなんだろう?
と大きな箱からウキウキして取り出してみて

一瞬   ? ? ?
心が寒くなりました😓💦。
え?
これ?
八百屋に買い物に行くかご?
と心のなかで思ってしまいました。
ごめんなさいね。
本当に知識がなくて

素敵な手仕事の💞山葡萄のかごバックを若い頃の私は全く知らなかったのです。
そして感謝の気持もなかった意地悪な人でしたね。


全く育てていない
かわいそうなかご😂

まだその頃はブランドバッグを持ってコンサバな服装だった私。
どうすんのこのかご?って気持ち☔。

そのため顔に嫌そうな表情が出そうになり焦りました。
「かご、うれしいなーありがとう♥」
とわざとらしく引きつりながら笑顔で答えたのです。
(心の声😞大根や白ネギ入れる買い物かごみたい)

一生懸命作った方に今ならお詫びします。
本当に申し訳ありませんでした。
ごめんなさいね😂
お許しください。

私は小柄なので小さめの可愛い形のバックが好きだったのです。
これは大きいの😅。

しかしもらったからには持たないわけにもいかず、夫と出かける時に時々持って出掛けました。
服装も悩みましたよ。
きっと八百屋に行く籠にしか見えなかったかな。
若い私がオドオドして持つからよけいに変です。

なぜこれを夫が選んだかというと着物でも持てると書いてあったからとのこと。
彼なりの優しさでした。 


実は私は着物用のカゴバックは、かわいい小さめのをヘソクリで買って持っていたのです。
(全然良い妻じゃない💦)

小さくてお気に入り
可愛い

さすがに持ってるよとも言えず
「着物でも持てるなんてセンスいいね!」
と心にもないことを言いました。
その頃はまだいい妻仮面をかぶっていたsakuおばさんです。

そんなびみょ~に思っていた山葡萄のかごバッグを、お茶の稽古に持っていきました。
お年寄りたちは知っているので、
「あら素敵な山葡萄の籠じゃないの」
とみんなが褒めてくれました。

人からいいねと言われると単純な私はいいような気もしてきました。
それからは夏に時々持ちました。
本当は山葡萄のバッグは年中持っても良いそうです。


だんだん年を取って良さがわかってきて、ナチュラルな服装を取り入れ始めてからやっと堂々と持てました。
でもチビで痩せっぽちなので、大きいかごバックの出番は殆どありません。
最近はスマホがあれば財布もいらないからカバンがどんどん小さくなるしね。

そんな山葡萄のバッグはいつも触っていると手の脂で艶が出て、だんだんいい色になるそうです。それを育てるというようです。

ほとんど持たなかったので私のは全く育ってません😓。
山葡萄さんごめんなさい。
柿渋染の内袋にカビさんが出てましたから😂瀕死の状態でした。

最近ちょっとかわいそうな山葡萄さんのことが気になり始めた私。
育ててみようかな?この子。
手遅れかな?間に合うかな?


スーパーのビニール袋も開けにくくなるくらい手の脂が減って来たので、触っても育てられない気はします。

最近は若い人にも人気になってきた山葡萄のかごバック。
イモトさんが購入したとユーチューブでお手入れの動画を出しておられました。
お手入れを参考にしよう。


若い頃でも自然の素材を大切にした手仕事作品を選んでくれた夫に感謝しなきゃいけませんね。
これからはよく読む雑誌入れにして部屋に置いて、いつも触って育てていこう。
これは大事にすることにならないかなぁ。


こんな感じで時々びみょ~になる夫婦だったけれど、いろいろ努力したおかげで倦怠期は乗り越えてなんとかここまで続けてこれました。


山葡萄のバッグのように長持ちできるとよいのですが😅。う~んどうかな~
夫婦もお手入れは必要ですね。

山葡萄のかごバックは
倦怠期の思い出の品です☺



よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは若いクリエーターのサポートに使わせてもらいます。愛の循環をありがとうございます。