音楽はどこからやって来るのだろう

ここ数週間、いつも住んでいる場所から離れて、自然の中を歩いていて、空を眺めていた。しばらく、音楽を聴かない日々を過ごしていました。

亡くなった方を偲ぶとともに、会っておこうと思う人に会いに行ったりしていました。


亡くなった方を悼む時に、音楽があるとよいと思っていたけれど、案外、悼む時は、無音で過ごしていました。

「どうぞ、楽しんで」

在りし日の言葉や

「本当に撮りたい瞬間には、案外撮れないものだよ」

「365日中、362日ぐらい撮れないな、と思うね」

と、言っていたカメラマンの言葉を思い出していました。

いやいや、そんなことは、ない。撮ってほしかった瞬間が切り取られていた時は、うれしいものです。そのショット、私も観ていいと思った瞬間だよ。と、思うから観られる。

音楽もそんなところがあって、そうそう、と、聴いてしまう瞬間がある。

生きていることが音楽で、

って、また、何を言ってるんだろうか、と、笑われているのかもしれませんが、

ふと、生きている頃の人間を振り返る時に、映画や音楽、言葉が残っていて、よかったと、ほんの数日前に思いました。

言葉にならない言葉が音楽になる時、音楽はどこからやって来るのでしょうね。



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