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真夜中の公園のオフトゥン

どうも。

平日が終わり、それだけで幸せな私です。


昨日ツレと晩ご飯を食べた帰りに
近所の公園に寄ってみたら、

一面が落ち葉だらけでした。


私、嬉しくなっちゃいました。笑

嬉しくなって、
足でシャッシャと
集めたり、蹴飛ばしたり…。

あまりにも落ち葉がたくさんあったので、
1ヶ所に集めて山を作ってみました。



ここで、ある気持ちがうずうずしたのです。

この落ち葉の上に寝転びたい…。



ふかふか落ち葉に包み込まれたい…。


なんでこう思うのかには理由があります。
私には一生忘れられない
落ち葉との思い出があるのです…。


10年前、中学生だった私は
冬休みに1人で新幹線に乗って
田舎の祖父母のもとへ行きました。

約2週間の田舎生活。

それはもう、
楽しくて仕方がありませんでした。


中でも1番の思い出は、
祖父との柴刈りです。

私は大きな籠を背負って、
祖父は下のトップカーという荷台を押して、
山へ落ち葉を集めに行きました。

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ヤンマーのサイトより)

当時祖父は、
ブドウを育てていました。

なので、柴刈りはその土の養分に使うためです。


山は一面、落ち葉だらけでした。

集めても集めても地面は見えません。


私と祖父は
一度にたくさん落ち葉を持っていこうと、
トップカーに載せた落ち葉の上に立ち、
全力で踏んで圧縮していました。

そんな時、
落ち葉の量が凄すぎて
トップカーの端っこが分からず、
私は足を踏み外して転げ落ちてしまいました。


あ、やばい…。


落ちる瞬間はすごく長く感じました。

やっぱ私はマヌケやな…。


ゆっくり地面に落ちながら
そんなことも思いました。笑


ドサッ。


見事、
私は落ち葉だらけの地面に投げ出されました。

でもそれは予想とは裏腹に、
とても幸せなものでした。

今まで感じたことのない温かさ。
転げ落ちたのにむしろ気持ちいい。
地面から見上げる紅葉した木々。
その隙間から溢れる日の光。

ずっとここにいたい…。


私は胸がいっぱいになって
そのあとしばらく寝っ転がっていました。

なんで今までこの気持ち良さを
知らなかったんだろう…。


起き上がって柴刈りを再開した後も、
「本当に落ち葉ってあったかいね」
と祖父に何度も話しました。

本当に、
世紀の大発見並みの大興奮でした。笑


とまあそんな記憶がある私は、
たとえ東京の公園であっても
大量の落ち葉を見たら
あの感動を味わいたくてたまらないのです。

せっせと集めた落ち葉の山。


よし、と思って
背中から、一思いに飛び込みました。


ドサッ。(人生2回目)


やっぱり気持ちいい…。
山の中で感じたほどの温かさはないけれど、
全てが私にフィットしてくれる極上のオフトゥン。

特にデスクワークで疲れたお尻を包み込む力には
癒しパワーが100万ポイントありました。


また、いつもは狭いと感じる東京の空も、
仰向けで眺めるととても広く、
「空」という言葉にふさわしい美しさでした。


気持ちよさ100点。
見える景色100点。


真夜中の公園のオフトゥンは最高です。

みなさん。
まだ落ち葉がたくさんある今、
羞恥心を無視して一思いにいっちゃってください。

はじめての感覚、はじめての景色。

身も心もあったかくなりますよ。笑


今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
ではまた明日!

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