見出し画像

困り行動を生活力へと繋げ、活かす

こんにちは、さこです。

今日は私のクラスにいるある男の子、Sくんの困り行動の解決方法について、書いていこうと思います。

Sくんは、とても賢い男の子。好奇心旺盛でスリルのあることが大好きです(笑)そんなSくんですが、最近木製の車の玩具がお気に入り。それを両手に持ち、走らせながらSくんも走るんです(笑)想像できますか?(笑)

それがまた凄いスピードで、保育室内を走り回るんです(笑)玩具の勢いに体が追い付かず転倒したり、前方不注意で壁や棚、保育者や友だちにぶつかったり・・・その結果ちょっとした喧嘩へ発展。タイヤの音もガチャガチャと騒音に・・・。

Sくんは、楽しいのかもしれません。しかし、周りに迷惑を与えているということにも気づかなければならない。でも「ダメ」という言葉で片付けても、Sくんの心は満たされない。なによりそれは、正しい関わりではありません。

数日悩みました。一緒に遊ぶ中で遊び方を教えたり、道を作ってみたり・・・。でも走り回るほうがスリルがあって楽しいようで、失敗に終わりました(笑)

でもある時、Sくんの行動を観察していく中で気づいたんです。あの体勢、何かに似ていると・・・そう、雑巾がけです!!!!!(笑)

早速Sくんに雑巾を渡してみると、興味津々の様子。私も一緒に、よーいドン!とやり始めるとSくんも後ろから着いてきました。その上手なこと(笑)日々の積み重ねが発揮されていました(笑)雑巾がけは、体の発達を促すことにもお勧めです。手全体へのバランスのかけ方や目の動き、体の使い方など刺激は沢山!!!

Sくんの楽しそうな姿を見て、他児も集まってきました。やはり子どもって楽しいことを見つけるアンテナが高い!!普段の姿から、他児にとってSくんは『嫌なことをする、怖い』という印象が植え付けられてしまっていました。でもこれをキッカケに、Sくんの周りには友だちが^^Sくんの上手な雑巾がけの姿に、他児は尊敬の眼差し。Sくんの嬉しそうな表情といったら・・・^^私まで嬉しくなりました。

その後Sくんは、棚や玩具などの掃除もやり始めました!そしていつの間にか、皆でお掃除大会に(笑)これぞまさに、生活が遊びに、遊びが生活に!!!これだから保育は面白い。これからもこの仕事に誇りを持ち、頑張っていきたいと思います!!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!誰かのお役に立てたら幸いです^^



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?