【エッセイ】AIに訊いた「国の借金」#2
前回
AIの回答でちょっとわかりにくい部分を突っ込んで訊いてみた。
私の質問とAIによる回答 第二回
(質問)
「外国からの借金に頼っている国とは異なり、国内経済に与える影響が異なることを意味します」と言うが、どの様に異なるのか簡潔に説明せよ。
(ChatGPT)
日本が主に国内から借金をしていることは、以下のような影響の違いを生じさせます。
金利の安定:
国内の投資家が国債を保有しているため、金利が比較的安定しています。海外投資家に依存している場合、国際的な金融市場の変動に影響を受けやすく、金利が急上昇するリスクがあります。
通貨リスクの低さ:
借金が主に自国通貨(日本円)であるため、為替リスクが低いです。外国からの借金は外貨建ての場合が多く、為替レートの変動によって返済負担が増加するリスクがあります。
経済の内向き効果:
国内投資家への利払いは国内経済に再循環しやすいです。これにより、利子支払いが国内消費や投資に戻る可能性が高いです。一方、外国投資家への利払いは国外に資金が流出することになります。
政策の自由度:
国内保有の債務が多い場合、政府は金融政策や財政政策においてより大きな自由度を持つことができます。外国依存度が高いと、国際市場の反応を考慮する必要があり、政策の選択肢が制約されることがあります。
このように、日本が国内からの借金に頼っていることで、経済的な安定性と政策の柔軟性が比較的高い状態を保つことができています。
ざっくり言うと
・国の借金が海外に依存しているものである場合、金利、為替レートの変動リスクに加えて、支払った利息が海外に流出して国内での資金の循環が進まない上に、金融政策の決定に海外の反応を加味しなければならないという制約が生じる。
・日本は大きな借金があるとは言え国内からのものがほとんどなので、上記リスクが小さく、安定している。
次回
政府/財務省は、借金のことばかりを国民にアピールするが、資産についても正確に伝えるべきであると思う。経済のプロの中には、資産については政府の資産だけではなく日銀の保有するものも含めるべきだと主張する人もいる。
また、最近話題の為替介入で考えても、政府の指示で日銀が実施する行為なので、確かに日銀の保有資産も日本の資産として考える方が合理的であるように、私は思うのでその点についてAIの見解を訊いてみた。
(つづく)