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フランス2度目のロックダウン〜Confinement2〜

Bonjour!パリに住むYONNEです。
今日は、2度目のロックダウン真っ只中のフランスの現状をお伝えします。


フランスは10月30日からロックダウンに入り、
「Confinement(外出禁止生活)」を送っています。
今日で4日目です。

前回春の、コロナ第一波の際にもロックダウンと外出禁止生活を経験しているので、この状況下に置かれるのは今回で2回目。

現地流行りの言葉では、#confinement2 なんて言うそう。
なんだかアクション映画の続編のような響きです。
こんな状況下でもポップなネーミングを流行らせるフランス人の遊び心、いいですね。←


2度目のロックダウン下でも、1度目のロックダウンの時と同じく、生活必需品の買い物、健康を守るための運動(1時間以内・自宅から半径1km)は許可されています。

私は前回の反省を生かして、最大限の注意を払いながら買い物に出かけたり、
人の少ない早朝に朝ランをしたりして過ごしています。
(前回のロックダウン中はおうちに引きこもりすぎて体調を崩してしまったので😂)


ただ、そんな風に、前回の経験と反省を生かしていたのは私だけでは無いようです。
現在、多くのフランス人が、それはもう積極的に外に出ています。


私がロックダウンに入ってから外出証明書を手に初めて外に出た時抱いた感想は、

「人が多い。」

これに尽きます。

あれ?かつての緊張感がないぞ。国民がロックダウンに慣れている…

みんなロックダウン下でも楽しく生きるプロフェッショナルへと成長を遂げていました。

セーヌ川沿いにはソーシャルディスタンスを(おそらく)保ちながら談笑するカップル、
スーパーにはハロウィーンのコスプレをした少女(口元にはカボチャ色のマスク)
前回は空いていなかったゲーム屋さんは営業中。(確かにおうち時間にあったら快適だけれど)
メトロへ乗り込んでいく人の数も多い。(これは通勤かな)


今回は、子供たちの学力低下を懸念し、高校までの教育機関はいつも通り授業を行なっているので、その影響もあるのかもしれませんが、

「本当にロックダウン中なのかしら」と思う瞬間が100回ぐらいありました。

みんな、マクロンお父さん(大統領)の言うことを聞いてー!と叫びたくなる瞬間も。

でも、わかるんです。
ずっと引きこもっていては心身ともに元気がなくなってしまう。
かと言ってこのままじゃ感染は広まるばかり。

一日4万人以上の感染者を出しているフランスは今、経済活動を守るよりも国民の命を守ることを最優先にしたいところ。

しかも、みんな大好き&経済の起爆剤であるクリスマス前にはなんとかしてロックダウン解除したいフランス。

お父さんお母さんがサンタさんになるために、クリスマスの直前にはロックダウンを解除させデパートを再開させなくてはいけないと見られていますが…

どうなることやら。

どうやら、この現状を見かねたカステックス首相からのお言葉が近々あるとか…

自分の身は自分で守る。その意識をしっかり持ちながら、
街の変化と人々の様子観察もこっそり続けようと思います。

それでは、また。


YONNE

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