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休職と地方フィールドワーク

こんにちは!

1ヶ月間九州にいて、方言を吸収し、話し方があどけない「さきしま」です。

久しぶりの投稿、文章内に九州弁が入らないように気をつけます。笑


今日は11/20-23(3泊4日)で鹿児島県鹿屋市に地方移住を考えるフィールドワークに行ってきたけん、そのことについて書くたい!
#さっそく

はじめにこのフィールドワークを通しての感想を一言で!

地域の魅力発見、課題へ向き合うことで自分自身の価値観や強みについて考えるキッカケを持てた!

今回の宿泊フィールドワークは以前より参加していたローカルキャリアを考えるオンラインコミュニティでの初のオフラインイベント。

鹿屋についてはコミュニティ内で何度か勉強会をしていたので、とても関心の高まっている地域でした!

今回の内容、特に下記のような方に見ていただければと思います!

・新しい自己分析をしたい
・地方の魅力発見、課題解決を通して自分自身の価値観や強みに向き合いたい
・地方移住を検討している
・地方な具体的な暮らしをのぞいてみたい

新しい自分を発見したい!
地方移住に興味のある!方は必見の合宿
だと思います!

旅の参加者について

今回の旅の参加者は20代〜40代、計8名(男性2名、女性6名)。

実際に鹿屋市への移住を検討する人。

地域おこし、ローカルキャリア等を大学や自治体に向けて発信、教育している人。

全国各地を回っているフリーライター。

転職検討中。新しい価値観や働き方について考えている人。

地方の特産品を使って将来的にお店をやりたいと考えている人。

結婚を機に地方への移住を考えている人。

地方文化や暮らしを通して休職中に人生のヒントを得たい人。←さきしま

などなど。
それぞれの目的を持った個性豊かなメンバーが集まった旅でした!

鹿児島県鹿屋市とは

まずは今回の舞台である鹿屋市を簡単にご紹介。

鹿児島県鹿屋市は人口約10万人。
鹿児島県では鹿児島市、霧島市に続いて3番目に人口が多く、大隅半島の中心となる自治体です。

全国的には鹿屋体育大学や自衛隊基地が有名ですが、年間平均気温17℃という温暖な気候と豊かな自然を活かした農業・畜産も盛んな地域です。

しかし、人口10万人と言えど、縦に長い広大な面積を持つ自治体で、場所によっては高齢化が進み、人口が少なく限界集落と呼ばれる地域もあります。

その結果、耕作放棄地、空き家問題、高齢者への福祉体制などの問題が大きくなってきています。

また大隅半島には電車が走っておらず、その交通利便性の悪さも観光など外部交流を伸ばしきれない一因になっているようです。

今回のフィールドワークの意義

今回のフィールドワーク旅はいわゆる地方の観光地を回るだけの旅ではありません。

地域に根ざした文化を知る、地域に住んでいる人が見逃してしまうような地方の良さに気づくことが全体の目的です。

そこでまずは皆さん、ご自身の地元(住んでいる街)を想像してみてください。

その地元を3泊4日かけて案内することができるできますか?

「そんなにたくさん紹介できるところないよー!」
という声が聞こえてきそうです。笑

私も地元は熊本県の片田舎なのですが、3泊4日も回れる想像がつきません。

しかし、今回鹿屋に滞在した私たちは3泊4日居ても、全然時間が足りないと感じました。

外から来た人(今回の私たちのような)にとっては観光地はもちろんですが、のどかな風景、何気ないスーパーや酒屋、道の駅、飲食店がとても新鮮に映り、とても面白く感じます。

つまり、「住んでいると当たり前になって、地元の魅力に気がつかない」ということです。

外から来た人には刺さる風景も地元の人にとっては日常で立ち止まることのない景色。

実際に今回の旅では、そのような景色をたくさん目の当たりにしました。

見たものすべてにそれぞれの面白さがありましたが、それらすべてを紹介はできないので今回はギュッと凝縮してお伝えします!

鹿屋の魅力

■鹿屋の海

まずお伝えすべきは鹿屋の海です!

地元の人は当たり前すぎて見るべきものとは考えていないようでしたが、来訪者からすればとても魅力的な光景でした!

特に荒平天神から見る夕景は絶景。ずっと見ていたくなるような空間です。

日本一海に近い学校の跡地をリノベーションしてできた宿泊施設「ユクサおおすみ海の学校」も最高のロケーションでした。
海を感じられる学校なんてそう簡単にはありません!

その他にも海沿いの景色の良い場所に私設の図書館(みなみ風図書館)があったり、独特な雰囲気のカフェがあったり。

地元の人の日常が僕らの非日常になっている場所はたくさんありました!

■豊かな自然

海だけでなく、鹿屋には山の魅力もたくさんあります!

驚くほどに澄んでいる吾平山陵の水源。
細い川で澄んでいるというのは見たことがありますが、ここまで幅の広くて澄んでいる川は見たことありません。

これらの自然の恵みを受けて育つ農産物、畜産物はどれも絶品でした!

この旅では鹿屋で様々な野菜を育て、加工している株式会社オキスの農場にもお邪魔しました。

ここが本当に最高。
職場環境がとてものどか。
新しく出来たキレイなオフィスのすぐ外には緑が広がる畑に青く開けた空。

思わずここでワーケーションをしたい!と思ってしまう環境です。

もっとグッと響く言葉で言い表したいのですが、私の語彙力では限界です。笑

とにかく今までの価値観とは違う働き方を目の前にしました。

■鹿屋の食文化

そんな自然に囲まれた鹿屋。
どこで食べた食事も間違いありませんでした!

そして食事を通して何よりも印象に残ったのが、実際に出てくるメニューがもれなくメニュー表の写真よりも素晴らしいということ!

たまにメニュー表の写真に「実際とは異なる場合があります」とありますが、鹿屋の飲食店はすべて良い方向に実際とは違います。笑

量は多いし、価格も安い!
そしてすぐに何かしらをサービスしてくれます。笑


また旅中は地域の人を迎えてBBQもしましたが、これもまた最高。
オフラインでのふれあい、地域の食。
今の暮らしを少し離れて、こんな暮らし方があったことを思い出しました。

■ユーニクな鹿屋

その他にもこれは面白い!と思うことはたくさんありました。


例えば鹿屋にいるネコ。
漁港近くにいるネコ、太平温泉にいるネコ、ユクサおおすみ海の学校にいるネコ。

至る所で人慣れし過ぎているネコに出会いました。ほんとにすぐに寄ってきてくれます。

印象的なのは漁港のおばちゃんのひさの上に座るネコ。笑
鹿屋の豊かな暮らしの余裕がネコにまで浸透していることを感じました。



次にお酒文化。
キレイな水、名産のさつまいもからできる有名な鹿屋では焼酎の生産も盛んです。
たくさんの酒蔵、酒屋があり、お邪魔させていただきました。

面白かったのが、芋焼酎の香りのするアルコール消毒。
このコロナ時代の鹿屋を感じました。笑



市街地にはちいさな飲み屋街もありました。
レトロな雰囲気は絵になります。ふと入った居酒屋の店主とも意気投合。
ベテラン感漂う店主はまさかの店に入って2週間。
コロナで名古屋から地元鹿屋に帰ってきたとのことでした。

なんだか「ザ・ノンフィクション」のような哀愁とドラマを感じたお店でした。笑



この旅では行政の方とも積極的にお会いし、地域課題について話しました。

その中で「まちゼミ」の取り組みをご案内いただき、飛び込みにも関わらず担当者とお話できました。

まちゼミは一市民が先生となって単発の講座を開くイベント。

その担当者の方も何かの先生になれないかと考えていて、趣味で作っていた黒ニンニクの作り方を講座にすることに。
その講座が人気で、新聞から特集を受け、ついにはニンニクは商品化して県内のお店に並ぶことにまで繋がりました。

まさに得意が仕事になる瞬間を目の当たりにしました。

その他にもまちゼミには地域性や個性あふれる企画が満載。
このような取り組みが地方で盛り上がっているのはとても勉強になりました。

旅の中の気づき

今回、「地域の魅力探しをする過程」でいかに自分が小さな暮らしの中だけで、自分と向き合っていたかを感じました。


地元の人が自分の街の魅力に気づかないように、自分のフィールドばかりにいては自分の特性や強みに気づかないのかもしれません。


まだうまく言葉にすることはできませんが、休職中の余白の中でフィールドワークを通して自分の価値観と触れ合った気がします。


そういう意味では今回、鹿屋を散策しながら同時に自分自身を散策していたのかもしれません。

また同じように何かを得たい、新しい価値観にふれたいという思いで参加したメンバーと夜通し話すことで見えてきた景色もありました。

鹿屋はアクセスが悪くとても行きづらい場所です。
言い換えれば、それを乗り越えてくるメンバーにはそれだけの想いがあります。
このアクセスの悪さが変わるための覚悟、学びの吸収力に繋がっていると感じました。

ちょっと長くなりましたが、この旅を再度以下にまとめます!

休職中、ちょっと勇気を出して気になる地域をみる。

地域の魅力に気づく。

想いある仲間に出会う。

非日常で本音も見えてくる。
本質に近づく。

すると自分の価値観も見えてくる。

そんなことを考えた3日4泊!

最後になりましたが、今回一緒に旅したメンバー、お会いした鹿屋の皆様に感謝を伝えたいと思います!

ありがとうございました!


今回、私個人としてとても満足した旅でした。

ぜひ自分を見つめ直す機会を求めている方は、一つの手段として地域フィールドワークに参加してはいかがでしょうか?

今後もこのような取り組みを広げていければと思います!

興味のある方は遠慮なく、さきしままで!

それではまたー!

お読みいただきありがとうございます。さきしまは「立ち止まることが選択肢になる文化」を目指して活動しています。いいね/シェア/サポート等、応援いただければ嬉しいです!