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【更新中】『偉大なるオペラ歌手たち』

参考文献:リシャール・マルテ著
『偉大なるオペラ歌手たち』



🌸エンリコ・カールソー

・イタリア人テノール歌手
1890一年グリエルモ・ヴェルジネの指導のもと本格的に歌の勉強を開始する。
・ 1895年マリオ・モレッリの(友人フランチェスコ)に出演しオペラデビューを果たす
・ヴィンチェンツォ・ロンバルディに出会い、高音を安定させる。
・1897年有名なテノール歌手フランチェスコ・ タマーニョと出会う(彼はオテロを荘園した)
1898年ウンベルト・ジョルダーノのフェドーラを初演すると一躍スターになる。
・1901年マスカーニの仮面を世界初演する
・ 5日前に亡くなったヴェルディの追悼コンサートに参加しリゴレットの4重唱歌った。
・唯一歌ったワーグナー作品はローエングリン
・ 1901年ナポリのサン・カルロ劇場にデビューするがあまり高い評価を得られなかったためここでは二度と歌わないと誓う。
・アルベルト・フランケッティの《ゲルマニア》の世界初演とチレアの《アドリアーナ・ルクヴルール》の世界初演をする。
・当時イタリア人作曲たちのお気に入りのテノール歌手となっていた。
・ 1903年メトロポリタン歌劇場でのリゴレットで転換点を迎える
・これ以降アメリカで活動を集中させる
・1910年アメリカで《アルミード》のアメリカ初演を行う。


🌸ジョゼッペ・ディ・ステファノ

・愛称ピッポ
・シチリア島生まれ
・テノール・リリコ
・スカラ座の合唱団所属のテノール歌手アドリアーノ・トッキオの指導のもとミラノで歌の勉強を開始する。
・有名なバリトン歌手ルイージ・モンテサントのもとで勉強を続けるが1941年に戦争のために中止しなければいけなかった。
・戦争が終わりルイージのもとで勉強再開。
・ 1940年ローザンヌでの録音が最高傑作。
・ 1948年にリゴレットでメトロポリタン歌劇場にデビューして以来偶像的存在になる。
・声が当時絶頂期だった。
・ 1951年マリアカラスと出会う。
・ 1953年トスカがレコードの歴史の中でも最も素晴らしいとされる。
・しかし1955年カラスとの差が広がっていく。
・ 1957年カラスと再会し仮面舞踏会に出演する。(オペラ公演では最後の共演となる)
・1953年から1954年の録音は技術に行き詰まり、音を過度に開いてしまう傾向がさらに悪化する。
・ 1961年にイルデブランド・ピツェッティの《銀の靴》初演を果たしたものの1962年から依頼が減っていく。
・ 1963年のラボエムを最後に依頼が途絶える。代わりにLuciano Pavarottiが成功する。
・自分の声には重い役に心惹かれており、危険をかえりみずに様々な役に取り組んだ。
特に1952年のラ・ジョコンダのエンツォ役は既に無謀であった。
トゥーランドットのカラフや、アイーダのラダメスなど。
・ 1966年ヴェルディのオテロに挑戦する。
・1972年引退していたカラスに声をかけ1973年シチリア島の夕べの祈りの演出を共同で手がける。
・その後も講演を続け1992年にはローマでトゥーランドットの皇帝アルトュームの役を演じ、2008年3月3日に息を引き取る日までオペラを歌い続けた。

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