さきちゃん

日記とエッセイの間にいます。私にとって大切な時間は誰かにとって気にもとめない時間かもし…

さきちゃん

日記とエッセイの間にいます。私にとって大切な時間は誰かにとって気にもとめない時間かもしれない。そんな時間は拾い上げておかないとすぐに滲んで分からなくなりそうで。

マガジン

  • 3月2日生まれの交換日記

    • 13本

    1992年3月2日生まれ さきちゃん| 1989年3月2日生まれ しんちゃん| 1996年3月2日生まれ のんちゃん| この3人で交換日記をつけていく| 2024年3月2日〜

  • わたしの生活

    たべて、ねて、なにかを考え、たべて、ねる。

  • SAKI COACHING

    現在コーチングを受けたい人を募集しています。 体験セッション無料/継続セッション¥3,300/回 3回・6回・12回コース このマガジンでは、コーチングのこと、コーチングへの思い、クライアント体験をお伝えしていきます🌿

最近の記事

2024年6月18日(火)「誰かと生活するってふつーに怖かった」 #3月2日生まれの交換日記

まず、のんちゃんからの質問に答えてみようと思う。 「さきちゃんと結婚したいと思ってる」コロナ禍真っ只中の4年前、当時まだ彼氏だったまーくんとzoomで話していた時に唐突にそう言われた。のんちゃんからの質問を読んでいる時にその時のことを思い出した。 私達は付き合って1ヶ月後には東京と名古屋の遠距離になったし、「結婚したいと思ってる」と言われたそのときはまだ付き合って3ヶ月だった。一緒に過ごした記憶は数える程しかなくて、「えっ!」と嬉しさも含んで喜んだ次の瞬間この人は何を言っ

    • 2024年6月11日(火)「はっきりと分かるくらいぼーっとした」

      朝一クライアントさんとのセッションからスタート。セッション終了後、今後さきちゃんはコーチングを続けるんですか?と聞かれる。最近ぼーっと生きてるからどうするか分かんないなどと答えた。「さきちゃんらしい」と言われる。コーチングのクライアントを募集するモチベーションがあんまりないんだなあ〜と思っているとコーチ仲間から「夫婦でコーチング受けたい人がいるんだけど、誰か紹介してほしい。てかさきちゃんやってるっけ?」と連絡が入った。いいタイミングだな、私、なんか、試されてるっぽいわ。他のコ

      • 2024年6月9日(日)「こどもの声をきくことは、未来の声をきくこと」

        シンポジウム「こどもたちとの探究をデザインする」に参加してきた。東京都が行った「とうきょう すくわくプログラム」に参加した保育園や幼稚園の先生や関係者の方々が100名程集まっていた。……ちょいまて、私めちゃくちゃ部外者やんけ。SNSで見つけて「お、おもしろそ!」と思って即申し込んだけどさ、これ参加してよかったんか?と思いつつ一番前の席に座った。 ずっとずっと知りたいレッジョ・エミリア教育の話をたくさん聞くことができた。一番印象に残った言葉は「いま、目の前にいるこどもは未来か

        • 2024年5月26日(日)「こども哲学、私はあんまり聞こえない」#3月2日生まれの交換日記

          交換日記ってお手紙要素も含んでいるよね。ぱぱぱっと自分の日記をつける時とは違って前回のんちゃんはどんな日記をつけていたかな、前々回のしんちゃんは……それよりも前の私は?と過去の日記を読み返しながらつけています。育休がはじまったしんちゃんの日記の雰囲気がこれまでとはガラッと変わったのがすごく印象的。余白がもたらす豊かさってこれかー。チキンドリア以外に作ってみた料理はある?のんちゃんは確か昨日が引っ越し前夜ってことは(のんちゃんのnote読んだ)この日記を読む頃は新居が段ボールま

        2024年6月18日(火)「誰かと生活するってふつーに怖かった」 #3月2日生まれの交換日記

        マガジン

        • 3月2日生まれの交換日記
          13本
        • わたしの生活
          43本
        • SAKI COACHING
          1本

        記事

          5月19日(日)「これください!in文学フリマ東京」

          お湯を張った湯船の中にシャンプーの泡が飛んでいったけれど、今日はお湯にじわじわ泡が溶けていく様子を眺めていた。溶け切る前に両手で泡があった辺りのお湯をすくった。 今日の私は本当に心が満たされているんだなあ。 交換日記のメンバーのことを思い出しながらお風呂に浸かった。打ち上げのあとに交換日記メンバーで見た東京タワーの赤、雨が降っても傘をさし続けながら公園からなかなか離れない時間、「さきさんのこと、さきちゃんって呼んでいいですか」「佐和子さんのこと、佐和子ちゃんって呼んでいい

          5月19日(日)「これください!in文学フリマ東京」

          文学フリマ東京38で日記の本を販売します🍋

          みなさん、こんにちは!れもん さきです🐑🍋 2023年11月18日から(ほぼ)毎日日記をつけています。 これまでの日記をまとめた『あなたは怒られたことがないでしょ』を5月19日(日)の文学フリマ東京38で販売することにしました!いえい! この日記の本は夫との日常のこと、こどもと関わった日々のこと、退職して転職した日のこと、立春にうんこ踏んだ日のこと、とにかく寝坊しまくる日々のこと、夫の鼻の穴に指をつっこんで記憶を奪う日のことなどで構成されています。 はじめての自主制作と

          文学フリマ東京38で日記の本を販売します🍋

          2024年5月5日(日)「オトナのことがよく分かんなくなった」#3月2日生まれの交換日記

          もう少しで日記をつけ始めて半年になります。4月の終わり頃からの日記は「これを書きたい!」がぐっと減ってしまって1行で終わる日が続いていたので、今日は久しぶりにゆっくり日記をつける時間を取っているような気がします。 正直な話、ここ最近は日記に残したいと強く思う出来事や気持ちが減ってきていてどこかぼんやりしている感じです。覇気がないというか、やりたいことがぼんやりし始めていて私って何がやりたかったんだっけ?とボーっと考えているようで考えていない時間が続いています。ただ、日記には

          2024年5月5日(日)「オトナのことがよく分かんなくなった」#3月2日生まれの交換日記

          2024年4月9日(火)「塩むすび」 #3月2日生まれの交換日記

          朝イチのクライアントさんとのセッションを終え清々しい気持ちで書斎からリビングに向かう。夫はリビングで打ち合わせ中だったので、特に意味はないのだけれどおどけた顔をして見せた。 乾いた食器を片付け、キッチンのハンドソープの補充を始めた。明日は不燃ゴミの日でタイミングよくつめかえボトルが空になれば捨てられるので、ドバドバと満タンに注ぎつめかえボトルを空にした。空にしたのはいいのだけれど、明らかにポンプを装着すると液体が溢れる量を入れてしまった。なんとなく分かってたのに入れてしまっ

          2024年4月9日(火)「塩むすび」 #3月2日生まれの交換日記

          3月2日生まれの交換日記

          1992年3月2日生まれ さきちゃん 1989年3月2日生まれ しんちゃん 1996年3月2日生まれ のんちゃん 3月2日生まれの3人で交換日記をつけていく。 2024年3月2日(土)「音の先を見つめる時間」 さきちゃん レモンクリームとココナッツと生クリームのクレープを頬張っている時にふと思いついた。 「ねえねえ、3月2日生まれが集まって交換日記をしたらおもしろそうじゃない?」 バターと砂糖とレモンのクレープを食べている夫に話しかけながら、さっそく3月2日生ま

          3月2日生まれの交換日記

          3月7日(木) 散らばった景色

          飛んでった耳を温める耳栓、くたくたのホットアイマスク、どこにあるのか分からない湯たんぽ代わりにしているあずきのチカラ。あったかグッズは入眠までの時間、役割を果たしてくれてあとはどっかへ消えていく。寝相は多分悪い気がする。数年前に寝て起きたら景色が変わっていて飛び起きた。180度回転し頭と足が入れ替わっていたのだ。 ふといつもと違う景色を見ながら寝るのもいいな〜と思ったけどアイマスクしてるから何にも見えないか。 3月7日は夫の誕生日。私がお布団に入った時、夫はまだ仕事をして

          3月7日(木) 散らばった景色

          3月6日(水) 電気消していい?

          4時過ぎに起きる。この時間は夜明け前なのだろうか。夜明け前は日の出前2時間くらいのことを指すようで、本日の日の出は6時02分。多分夜が明けたちょっと後ぐらいか。 保育の仕事を終えた後は夜明け前くらいの時間に起きて支度をはじめる日はあるのかな。辺りがまだ真っ暗な中を歩いたり、冷たい空気を思いっきり吸い込んだり、霧の中を走り抜けたり…。わざわざこの時間に起きて身支度を整えて外に出ることは無くなるような気がする。 カレンダーを見てみると夜明け前の時間に起きる日はあと1日しかなか

          3月6日(水) 電気消していい?

          3月4日(月) イタリアの高級料理

          「サイゼリアってイタリアの高級料理のお店なんだよ!」子どもが満面の笑みで教えてくれた。「家族で食べても5,000円なんだよ!!!」本当に嬉しそうに話してくれる。 私も誕生日の夜にサイゼリアに行ったばかりで美味しさに感動していたので「そうなんだね!そうなんだね!!」「サイゼリアって本当においしいよね〜〜〜!」と話した。 夕方以降はサイゼリアに行きたくてたまらなくなっていた。というわけで夜ごはんはサイゼリアになった。 夕方子ども達と本気でバスケをしたのではらぺこすぎた。負け

          3月4日(月) イタリアの高級料理

          3月2日(土) 32歳になりました

          朝方また地震が起きた。ベッド上においているねんどの『むらかみ』と『ただひさ』を棚の上に移動させてまた眠る。 今日は「誕生日おめでとう」とたくさん言われて嬉しくなる日。 のんびり10時に起きて支度をしようと思ったけど昨日の日記を仕上げたくなり、日記の続きをつける。 シャワーを浴びて支度をしながら電話をスピーカー通話にしてガスの解約手続きを進める。時々手を洗う音が聞こえていたかもしれない。 11:45に近所の病院を予約していた。残り40分。お腹がすいたけど支度をしないと間

          3月2日(土) 32歳になりました

          3月1日(金) 探求のスイッチを見つける

          深夜、仕事を終えた夫がベッドの中に入る気配を感じて目が覚める。夫の身体に触れるとかなり冷え切っていた。ぎゅーと抱きついて体温のおすそ分けをしながらいつの間にか寝ていた。 朝方に地震があり目が覚めた。長くそれなりに揺れていたので夫を起こして地震だよと伝え、同時に今日はダンボールゴミの日なのに大量のダンボールをまとめていないことを思い出してげんなりした。夫にも伝えてふたりで大きなため息をついてまた寝た。 ダンボールは翌日スーパーの資源回収スポットに持っていくことを提案して夫に

          3月1日(金) 探求のスイッチを見つける

          2月29日(木) 柑橘、粒の違いを観察して1時間

          東京の家の片付けをしていたら日付が回ってしまった。お風呂にもまだ入ってないのに。結局4時間程度の睡眠時間で仕事に向かう。 子どもとの関わりというのは1人の他人としてどう向き合うのか、ただそれだけだなと感じた出来事があった。 さっきはごめんね。私もごめんね。どうして泣いてるの?うれしいから泣いてるの。 帰り道、スーパーで新じゃがと文旦を買う。別のスーパーに行くとたんかんが売っていた。屋久島土産のたんかんがゼリーみたいにふるふるで美味しかったのを思い出してたんかんも買う。

          2月29日(木) 柑橘、粒の違いを観察して1時間

          2月27日(火) 当たり前になった日常を愛してる

          『聞き逃したアラーム』スマホの画面に映る文字。今日も家をでる20分前に目が覚めた。30分前でも40分前でも10分前でもなく、だいたいアラームを聞き逃した日は20分前に目が覚める。 1時間かけても終わらない身支度が15分程で終わってしまうといつも時間が歪んでいるのかもしれないという妄想がはじまる。ヨーグルトに色んな乳酸菌が入った粉を振りかけて1分で食べる。 昨日大腸がすっからかんになったので、できるだけいい菌を取り込もうと決めていた。遅刻ギリギリに無理やりヨーグルトを食べる

          2月27日(火) 当たり前になった日常を愛してる