シェア
佐藤咲生
2022年4月10日 10:14
明けの空はゼリーのように光を通しどこかジューシーな色をしているもの私の体もまるでやわらかいゼリーのようにスプーンの先っちょに束の間 反発をしてそれから溶けるようにすべてを包み込んでしまう愛することに 目をつむり受けいれることは 愛に足らず勝手に鋭利になる あなたさえいた苦しむことは罪だとおもったから透ける体でゆれている年を重ねると 許してみたくなるものか許してみたくなること
2022年4月3日 10:35
会って話したいことなど無いのに、会って話がしたかった。ひさしぶりにお昼いっしょに食べよう。再生されるあなたの声には、わたしの声が少し、混じってる。わたしはあの頃よりわたしなのよ。それはもう、間違いがないのよ。繕いが上手になりました。自分の孤独は自分自身にやさしく詰めこんで、丁寧に縫い合わせよう。あなたをやさしく愛したいから、まず必要なのは細やかな麻酔だった。嘘はつかないこと。嘘以外の