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生産者ファーストの世界に

こんにちは🌞 現在大学2年生のこうのさきです。

私は農業に興味があります。今は、どうすればこの野菜の魅力を多くの人に伝えることが出来るか、について学んでいます✍🏻 そんなとき「食べチョク」というサイトに出会ったのです。以前から耳にしてはいましたが、コロナ渦をきっかけに急成長しているとのことでした。


今回はその食べチョク代表、秋元里奈さんが書いた本について紹介しようと思います。一次産業について、そしてやりたいことに向かっていく姿勢について、学ぶことがたくさんありました🧑🏻‍🌾 それでは始めて行きます。


#Tシャツ起業家 / 秋元里奈


まず、食べチョクとは

消費者が、生産者から「直」に新鮮な商品を買うことが出来る、オンライン産直市場です🌱 直接メッセージを交換できたり、どのように作ったのか、こだわりが紹介されていたり、とより農家さんと繋がることができます。また、生産者自身が値段を決めることができ、彼らの売上に貢献することができるシステムです。


農業に貢献したい、という思い

代表の秋元さんは、農家の娘として生まれました。色鮮やかな畑で、新鮮な野菜を食べる🥕 そんな環境で育った彼女でしたが、農業を継ぐことには反対され、実家の農業は廃業。その理由は「儲からないから」でした。

懸命に野菜を作っている農家さんたちが報われる社会をつくりたい。荒れ果てた畑を見て絶望する、わたしみたいな人間をひとりでも減らしたい。

この気持ちが、食べチョクに繋がったのだと思います。農家さんたちのこだわりが正当に評価される社会へ。既存流通だけでなく、自分で付加価値をつけられるシステム作りに邁進したのでした🌽


濃いファンをつくる

食べチョクアプリの正式リリース。その直後に話題になったものの、全然売れない状況が続きました🌀 しかし秋元さんは、広告費をかけてお客さんを集めようとはしませんでした。確かにお金をかけて宣伝すれば、一時的に人は集まるでしょう。しかし彼女の思いはこうでした。

「食べチョク」を定期的に利用してくれる、参加している農家さんの作物を愛してくれる、とても「濃いファン」をつくりたかったのです。

確かにこの考えは素敵だな、と思いました。授業で観光について議論していた際、インスタ映えを狙ってもそれはいっときのものにしか過ぎない。何度も人が訪れてくれるような、持続的な場所にしたいよね、と話していました🗣 これも「濃いファン」をつくる、という意味で似た考え方だなと思いました。


自分の本気度を伝える

食べチョクTシャツを作った秋元さん。しかし手違いで30枚近く余ることに… そこで彼女はこのTシャツを毎日着ることにしました👕 会社のロゴが入った服を着ていたら、歩くだけでも宣伝になります!興味を持つ方も増えたそうです。

そして何より、彼女の本気度が伝わります🔥 いかに真剣に、この事業に取り組んでいるのか。一発で信頼を勝ち取れるようになったそうです。このTシャツは、その想いを示す象徴のようでした。


少しお節介に関わる

買い手と売り手の間で問題が発生したとき。食べチョクはその間に立って、仲介を行います🤝 その対応を生産者さんたちに丸投げする、といったことはありません。モチベーションや売上増加のため、新しい企画や、商品の提案をすることもあります。それは何故でしょうか。

安心して食材を作り、売ってもらうため、できる限りのサポートをしたいのです。

そうです。生産者さんたちにとって、より生産に集中できる環境を整えるためでした。ここにも、生産者ファーストの考えが表れています🧑🏻‍🌾


最後に

この本を読んで、秋元さんの農業にかける思いがひしひしと伝わってきました。私自身、ここでしか採れない地元の特産物であるにも関わらず、生産量が減少している現場を見てショックを受けたことがあります🥲 もっとこの美味しさを知ってほしい!ストーリーごと野菜の魅力を届けたい!この思いが今の自分のモチベーションになっています💭 もっとこだわりを伝えられうように、私自身も模索していきます。私も秋元さんのようになれるよう、日々行動していこう!そう思えた本でした📚

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