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「繋がり」「居場所」を大切にするジムを選んだ理由と出会い。

こんにちは、加藤です。

私がお世話になっている EMB Kickboxing Fitness Studio @神奈川県横浜市(以下EMB) 。そしてFight Beat Workout @埼玉県川口市(以下FBW)。

両ジムは、キックボクシングや格闘技を通じたフィットネスを裾野を広く誰にでも楽しめるコンセプトを大切にしています。所謂、「ストイックな運動好きのためのフィットネス」ではなく、これまでフィットネスが身近になかった人にとって「運動習慣入り口」になれるような楽しみを大切にしたり、メンバーさん同士の繋がりを大切にしたりしています。

神奈川と埼玉。競合にならないように、地域が全く異なるジムで活動しようという意図もありましたが、「繋がり」「居場所」などのサードプレイスへの重要性を唱える方々とご一緒したいというのが大きな理由になります。
EMBの理念については、元々メンバーとして通っていたので、関係性や繋がりへのジムカルチャーや取組みを肌で感じていました。
FBWの理念については、代表猿田さんのブログを隅々まで読み込み、格闘技を通じたフィットネスの心身への機能的価値、サードプレイスとしての情緒的価値に触れていたので、非常に共感していました。共通の知人を通じて、有り難くご縁をいただきました。

ジムでの成果は勿論ですが、なぜここまで繋がりや居場所へのこだわりを強く持つのか。
それは、2つの経験から由来しています。私自身が会員としてフィットネスジムに通い、適度な運動をすることで体だけでなく心も軽くなったこと。そして、新しい出会いやコミュニティでの繋がりで心も豊かになったこと。
「サービスを受ける側ではなく、サービスを提供する側として生きていきたい」と思えるくらい、私の人生にとって大きな出来事でした。

20代前半、外資系企業で勤務しており、年齢不相応な給与を貰っていました。その一方で、職場ストレスは酷く、同僚とは名ばかりのものでした。ただ組織構成上、同じ部署であり、物理的にデスクが隣というだけのものでした。とにかく潰されないように、足を引っ張られないように、必死でした。恥ずかしながら、口先では「従業員のため、サービスの先にいる顧客のため」とは言っていましたが、本音では仕事のサービスの先に誰かを捉えることすらできず、とにかく自分のことしか考えられない小欲の時期でした。。「お金は大事だけど、人生の全てではない。ほかにもっともっと大切なことがある」と気付かされました。
だから今、インストラクターという仕事に出会い、「目の前のメンバーさんのために頑張りたい」と心から願い、行動できるようになったこと。これは、私の人生に大きな意義と意味をもたらせてくれています。

そして、故人の尊厳にかかわるので、詳細は伏せますが、今から約1年前、自ら命を絶った知人がいます。その人は、元々明るく社交的な人でしたが、こころを病んでしまい、長い闘病生活の末、自ら命を絶ちました。最期には社会的な接触や家族との接触をも避けていたとのことです。もしもその人に自宅以外の「居場所」や「繋がり」があったら?「たられば」の話にはキリがありませんが。。適度な運動はホルモン分泌も促し、脳の活動を活発にさせます。加えて、近すぎる関係性ではなくとも、お互いを応援したり気を配ったりできる何かしらの健全な関係性が育むことができる場所があったら・・・と思いを馳せずにはいられません。この出来事が、「居場所や繋がりを大切にするジム」への想いの強さを加速させたのは言うまでもありません。

こころを病むことで周りの家族・恋人・友人への影響もあります。労働力の確保や社会保険料の確保など、国家経済への避けきれない影響も大いにあります。
ジムには、機能的にも情緒的にも、こころの防波堤や予防線の役割を担えるんじゃないかなって思うんです。

そんな人との繋がりや居場所にも価値を置くジムで一緒に働かせていただいている方々を紹介させてください。

EMB代表 青野達彦さんは端的に言うと、すごい人(端的すぎる笑)。フィットネス業界への知見や考え方の深さ。温かい人間性。たまに怖いと言われるみたいだけど、私はこわいと感じたことは一度もないし、本当は少年みたいに茶目っ気が溢れるところ。人を喜ばせることを常に考えているところ。圧倒的なプロ意識。成果にこだわるところ。インストラクターとしての手腕。実は超繊細で芸術的な感性も鋭いところ。トレーナーとしての実績。ビジネスへの考え方。仲間想いなところ・・・書ききれませんので、「すごい人」に全てを集約させてください。全てを書いたら「青野達彦特集」を組むことになってしまいます。笑
ただ、青野さんが新参者の私を受け入れてくれなければ、今の私はいません。私の北極星ですから、いつまでも輝いていてください。加藤はせっせと追いかけます!

FBW代表の猿田洋祐さん。私は猿田さんが他人のことを悪く言ったり環境への不満を漏らしたりする姿を一度も見たことがありません。そんな時間があるのであれば、自己研鑽に励む方だと思います。あらゆるメディアで「猿田さんは優しい人」と言われているように、人格者だと思います。
なにか煩悶することがあったとき、「猿田さんだったら、こんなこと気にしないで、前に突き進み続けるだろうな」と想像しながら、自身を律することもあります。世界の頂点を獲る人の思考・行動ベクトルは常に前に向いているのだと再認識しました。そして、両拳・鼻を骨折した試合の3時間後に夜勤の仕事に行ったという話(驚きすぎて顎外れそうだった)。インストラクター資格を取得する際に、7か所痙攣しながらも8時間全力で動き続けたという話。「ああ、私なんて全然へこたれている時間ないな。」って、心理的な限界のハードルを上げてもらいました。

FBWインストラクターの新井丈さん。先日、修斗ボクシングストロー級世界王者タイトルを防衛された方です。試合やメディアではクールなイメージですが、実際にお話すると親しみやすさがあり、礼儀を重んじられていて、多くのファンに深く愛される方だろうと。プロデビューから9連敗しながらもNever Give Upの精神で世界王者まで上り詰め、現在では10連勝されています。以前お会いした時に「生き様や自分の試合で、人に活力を与えられるような人になりたくて格闘家を目指した」とお話されていたとおり、私は新井さんからNever Give Upの精神を学び、大いに感化されています。

FBWインストラクターのSEIKOさん。KickOutのインストラクターさんで、シャドーボクシングを音楽に合わせながらご指導されています。とても明るくエネルギッシュで太陽のような方です。以前お会いした時に、フリーインストラクターとして、頼りになるお姉さんのお話を聞けて、本当にありがたく思いました。そして、本当にKickoutが好きなんだというご自身が提供するプロダクトへの愛も感じています。壁を感じさせないお人柄は、本当に素敵です。

素晴らしいインストラクターの皆さんと出会えたこと、感謝しています。これからも、周りの方々と環境へ感謝を持ちながら、理想を高く掲げて走り続けます。

私自身、何かが突出して優れている才能人とは言えません。ただ、地味に何かを続けることと、人の美点に気づき言語化する能力だけはあるかなぁと笑。さまざまな人の素晴らしい所に気づき、学び、切磋琢磨できるように燃え続けます。

EMBメンバーさんにも「ちゃんと口にしたことを一つ一つ実現している」と仰っていただきました。褒められ慣れてないので、面と向かって言われると、照れます笑(赤面)
一度口にしたら、「もう宣言しちゃったんだから、それに相応しい行動を取らないといけない」と自身を鼓舞する意味もあります。
そして「自分ならできる」っていう根拠のない自信を持ちつづけること。いざというときの心の防波堤になるし、めちゃめちゃ大事だなって思ってます。いつだって大抵の場合、夢は勝手に逃げていかないので。道を閉ざしてしまうのは自分自身なので。

引き続きよろしくお願いいたします!



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