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ぶどうの葉!ハーブティーやお料理に!驚きのその効能!

トルコやギリシャでは
「ぶどうの葉」を使ったお料理があります。
そして日本にも!?

こんにちは!
若さと健康を楽しんでいる
旅する仮面の、さきです。

ぶどうの葉を使ったお料理

添乗でよく訪問する
トルコやギリシャで
ぶどうの葉のお料理をいただいてきています。

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そのお料理とは、
「サルマ sarmak」 です。

サルマとは

トルコ語で「包む」という意味。

これが、ギリシャでは
「ドルマ (ドルマダキ、ドルマデス)」と
呼ばれています。

トルコとギリシャでは
その呼び名こそ違いますが、
同じお料理のことなんです。

画像 ↑ の「サルマ」は
ヒマワリの種などを装っている?
ものですが、
普通は何も表面には付けないです。

「サルマ」はかつての
オスマン帝国の領土だった地域で
広く食されているもの。

一番勢いがあった17世紀には
中東からアフリカ、
ヨーロッパに至る広大な領域が
その版図にありました。

「サルマ」とはどんなもの?

ぶどうの葉、キャベツや
フダンソウ(スイスチャード)などの葉で、
お米や
ブルグル(挽き割り小麦)などの穀物と
ひき肉に、
ミントなどで味付けをした具を巻いて、
茹でたり蒸したりしたもの。

私はその土地でいただいて
美味しいと思ったものを
自宅で再現してみることが楽しいのですが、

庭にあるスチューベンという品種の
ぶどうの収穫が間近になり、

春に採りそびれてしまった葉を使い、
作ろうと思い立ちました。

本来は柔らかい春の新葉が
適しているようで、
今、もう秋口に採った葉では
硬いのかもしれません。

ま、トライです!

サルマのレシピ

大まかなレシピは以下の通り

[材料]
トマト       小1
玉ねぎ       小1
ひき肉       50g
米          100g
ぶどうの葉 20枚
ミントの葉        2枚
A・オリーブオイル 大さじ2
  シナモン    適宜
  オールスパイス 適宜
  塩       適宜  
水         適宜

1、トマト、玉ねぎ、ミントの葉をみじん切りにする
2、ぶどうの葉をお湯で10分程煮る
  その後すぐに水で冷やす
3、米(洗っておく)にひき肉と1とAを加え混ぜる
4、ぶどうの葉の裏面に3をのせ巻いていく
5、鍋に並べひたひたに浸るくらいの水を入れて蓋をして30分程煮る

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画像3

出来上がりに私はヨーグルトと、
オリーブオイルをかけました。
トルコではヨーグルトを調味料のように使います。

詰め物は「ドルマ」

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また、上記の同じ具をナス、
トマトやピーマンの中を
くりぬいたところに詰めて
蒸したり、焼いたりすると、
これもトルコ料理の定番、
「ドルマ」になります。
「詰め物」という意味。

そしてギリシャでは
「イェミスタ」と呼ばれるもの。
ちょっとややこしいですね。

ぶどうの葉の効能

ところで、ぶどうの葉には
どんな効能があるのでしょうか。

赤ワインには動脈硬化や心臓病のリスクを
軽減させるというポリフェノールが
含まれていることは
いまや誰もが知ることと思いますが、

その原料となる黒ぶどうの葉には
赤ワイン以上のポリフェノールが
含まれているのだそうですよ。

ぶどうの葉のハーブティー

ヨーロッパのワイン農家さんでも
古くから黒ぶどうの葉を
ハーブティーにしたり、

また葉をお料理に混ぜるなどで、
大いにその効能をも楽しんでいたとか。

血管保護作用も認められるところから、
フランス、ドイツでは医薬品として
静脈疾患の治療にも使われているそうです。

わが地元でもぶどうの葉の餅

父曰く、
「昔の人は山ぶどう(野山で自生しているもの)の
新芽を餅に使っていたよ」

ちょうどヨモギ餅のように、
ぶどうの新芽を餅に加えて、
山間部に住む昔の人達は
その効能の恵を受けていたようです。
天ぷらにしても美味しいのだとか。

さて、本来春に採るべき葉を使った
サルマの味はどうだったかといいますと、

、、、やはり硬い。

来年の春にまたトライしようと思いますw

ぶどうの葉は
ヨーロッパではハーブティーとして、
また、かつてのオスマン帝国の
領土だった国々に残る伝統料理として、

それだけではなく、
日本でも古くから食用にしてきていたのですね。

今まで山間部の道の駅などでも
目にしたことがありません。

こういった食文化はなくしたくないものです。



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