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丸刈り実習

この秋、庭木の剪定を習いました。
よその敷地なので、今回も本文中に写真が全くありませんがご容赦ください。

使用するのは刈り込みばさみではなく、トリマーです。
私は臆病なので、電動工具の危険性に関する説明は必要なだけサラっと話してもらって、すぐ実技に入ってもらえてありがたかったです。あまり脅かされると、最悪の事態ばかり妄想して震えるタイプ。
以前の職場でも、気がついたら電動ドリルに慣らされていました。お近づきになる前はよくわからない怖い道具なのですが、日常的に使っていればどうということはない。今は遠ざかったので、初心に戻っています。
まだビーバー(草刈りの道具)は触れたことがないので機会があれば教わりたいです。

今回剪定をさせていただいたのは基本的に四角く、直方体のような形の植え込みなのですが、上にも横にも伸びすぎているため、どの面も20cm程度削りました。ひとまわりふたまわり小さな直方体を作るイメージ。

最初私は、トリマーを初めて操作することもあって遠慮がちに刈っていたのですが、度々、
「もっとじゃんじゃんやっていいよ」
と励まされて、だんだん大胆に刈れるようになりました。
表面をなめらかに整えることを「ツラを揃える」と言うのですが、まっすぐな面を作るのは難しいですね。

特にこの回は木の幹が見えるまでいくよう激励されたので、その段階までバリバリやりました。
茶色がむき出しだと、なんだか貧相というか、やりすぎた感というか、
「ハゲとるやないか」
と言われそうですが、そういう整え方なんだそうです。
思いきり風通しをよくして、内部にも光を入れ、内部の葉が育つようにするのです。これまでは外側だけが茂り続けて、奥のほうが育たないという状態だったそうです。
だからこれからは木そのものが、より健やかな状態になっていけるはずです。

そういえば人間でも他の生き物でも、長期的な健康を考えて荒療治のように見える対処をすることがあるものです。あるいは明らかにベストな王道の判断なのだけれども、本人に苦痛や不便があったり美観が損なわれたり、一過性の辛い何かが伴ってくる処置。
不恰好でも痛くても、先のことを考えて辛抱するって大事ですね。


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