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これからの時代は自分の感情で動く


ニュータイプの時代

ニュータイプとは?
自由で直感的でわがままで好奇心の強い人材

これだけ聞くと、そんなんでこの時代を生きていけるのか?
そんなに甘くないのでは?と疑問しか出なかった。
しかし、本書を読み進めていくとありのままの自分でいいことに気付いた。

オールドタイプ      ニュータイプ
正解を探す       問題を探す
予測する        構想する
KPIで管理する      意味を与える
生産性をあげる     遊びに盛り込む
ルールに従う      自らの道徳観に従う
1つの組織に留まる   組織間を越境する
綿密に計画し実行する  とりあえず試す
奪い、独占する     与え、共有する
経験に頼る       学習能力に頼る

メガトレンド1 
飽和するモノと枯渇する意味

二―チェ
ニヒリズム:意味が失われた状態
物が過剰で、意味が希少な時代に生きている
希少な「意味」を世界に対して与え続けていくことが大切

メガトレンド2
問題の希少化と正解のコモディティ化

問題の解決から問題の発見へとシフトする。
問題設定者=アジェンダシェイパーが大きな価値を生む

メガトレンド3
クソ仕事の蔓延

常に「仕事の目的」や「仕事の意味」を形成し、本質的な価値を言語化・構造化できる人は、モチベーションを引き出し大きな価値を生み出す
意味がモチベーションを引き出す。

メガトレンド4
社会のVUCA化

不安定性・不確実性・複雑・曖昧
→経験・予測・最適化の無価値化
環境への柔軟性の度合いが重要になる
つまり、これからの時代はどうなるか分からない。学歴は関係ない。

メガトレンド5
スケールメリットの消失

大企業が勝つ、そんな時代は終わった

メガトレンド6
寿命の伸長と事業の短命化

何が本業なのかはっきしりないままに複数の仕事に関わり、節目ごとに仕事のポートフォリオを大きく組み替えていくようなキャリアを志向していく
1つの仕事で安定などはない、副業をする

価値創造

1,問題発見  (問題を探し、見出し、提起する)
自分なりの理想像を構想することで、目の前の現実とそのような構想とを見比べ、そこにギャップを見出すことで問題を解決していく

2,課題設定 (手段にこだわらず課題の発見と解決にこだわる)
課題設定とその解決にこだわる。

3,構想力 (未来を構想する)
未来を構想し、構想した未来の実現に対して周囲を引きずるようにして運動する。

4,意味のパワー (意味を与え、動機つける)
自分の構想力と美意識を用いて、人を奮い立たせるような意味を持ちだし、モチベーションを引き出す。

5,限界費用ゼロ (自分がやりたいことにフォーカスを当てる)
フォーカスをまず優先し、グローバル市場への貫通力を高めることによってスケールを得るという戦略をとる

6,ポジショニング (意味があるで差別化する)
意味がある」市場へシフトし、ユニークな「意味のポジション」を築く

7,リーダーシップ WHATとWHY→エンパワーを高める
HOWではなくWHATWHYが重要である
これらを明確化し、整合的に共感できるストーリーとして伝える

ニュータイプの思考法

8,論理と直感 (状況に応じて使い分ける)
適切に直感を用いる

9,野生の思考 (遊びを盛り込む)
自然界には多くのエラーがシステム内に内包されている
大きな方向性はもった上で、すべての予定調和させるのではなく、直観と予感に基づいて仕込みをする =ブリコラージュ

10、美意識 (自らの道徳・価値観に従って「わがまま」に行動する
進化のスピードが速く、複雑化していく世界において、外在的ルールだけに頼って自分の行動を律するのはリスクが大きすぎる。これからは自分の中にある「真・善・美」の基準に照らして行動を律していく

11,意思決定 (質的向上を目指す)
幸福、生きがい、意味など質的評価
今後は量的だけでなく、同時に質的な側面にも光を当て、バランスさせながら、同時に目指す

ワークスタイル

12,モビリティ (組織間を越境して起動する)
最もリスクが低いのは、両方の立場にポジションを持って働く
副業をする

13,努力と成果 (勝てる場所にポジショニングする)
努力は報われるはミスリーディングであり、実際には個人の適性や置かれた場所、努力という投資によって得られる
大事なのは努力の方向と自分の適性が合っているか、その努力が技術の向上に結び付く正しいやり方か
成長の肥料= 体験の質・仕事の環境
そのためポジショニングを図る

モチベーション
14,好奇心に駆動されて動く
専門家と門外男の意見を区別せず、フラットに両者を扱う

キャリア戦略

16,キャリア (とりあえず試し、だめならまた試す)
自分をオープンに保ち、やってくる機会を峻別せずに、積極的に「自分のコナトゥス」を高める機会にする
コナトゥス(自らを高めつづけようとする傾向)

逃走論

17,すぐに逃げて、別の角度からトライする
高いモビリティを持ち、一か所に踏みとどまって頑張り続けるという道徳観念に縛られることなく、直感と美意識に駆動されて、自由に運動する

シェアとギブ
18,与え、共有する
ギバーは中長期的にみるとテイカーを上回る利得を手にする

19,リベラルアーツ (活用して構想する)
学ぶことで時間軸・空間軸で目の前の常識を相対化するリテラシーを持つことができる。この常識への違和感が、新しい問題の発見へつながる

20,気づき (傾聴し、共感する)
深い聞き方へ
枠組みに囚われず、自分の全体と相手の全体を知覚しながら傾聴する

21,アンラーン (経験をリセットし、学習し続ける)
新しい環境から迅速に学習し、自分の経験をアンラーンしていくと価値を出せる
環境に応じて自分の学びをアップテートする
アンラーン(すでに持っている知識や価値観などを破棄することで、思考をリセットさせる学習方法)

組織マネジメント
22,権力の終焉 (オピニオン出し、exitとする)
自分のポジションリスクを気にせず、年長者に対してオピニオンを出す
つまり、意見を持ちがんがん発言する

23,上司と部下 (フラットに振る舞う)
権威に頼らず、自ら問題意識を持ち、人に働きかけていく

24,資本主義の脱構想 (システムに批判し、修正する)
貨幣よりも本質的な「価値」を見据えて自分の居場所をつくる 
システムは一応適応はして、システム内での発信力・影響力を蓄えながら、システムの持つ課題を見据え、システムを改変するために運動する


読んだ感想としては、自分を出せばいいと思った。
人の目や意見を気にせず、自分の直感を信じて進むだけ。
誰も正解など知らない。行動した結果、何が生まれるかは自分次第。
意味に価値を見出し、希少性のあるものに着目する。
そうすれば自分の市場価値も上がる。そして学び続ける。

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