筌場彩葵 / さきちゃん
ありがとう京都。島根県に移住します!
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ありがとう京都。島根県に移住します!

筌場彩葵 / さきちゃん

4月から慣れ親しんだ関西を離れ、島根県に地域おこし協力隊で移住することになりました。
淡路島で生まれ、大学で京都に来て。そのあとは京都・大阪・淡路島を転々としてきた人生だったので、関西を離れるのは初めてでドキドキ…。

●どんな町に行くの?

移住先は、「津和野町」という山口県寄りにある小さなまちです。
山陰の小京都と呼ばれていて、SLがあったり、森鴎外の出身地だったり、城下町があったり。歴史のある風情ある場所です。

また、教育にも力を入れていて、「まち全体が学びの場」「0歳児からのひとづくり」を掲げてさまざまな取り組みをされています。
TURNSの記事を引用すると、

「地域の過疎化」が言われて久しいが、この言葉の発祥は島根県からだそうだ。そんな島根では「高校魅力化」や「教育魅力化コーディネーター」というような教育を軸にしたまちづくりを全国で先駆けてスタートしている。この津和野町もその一つだ。ローカル線の山陰本線で緑豊かな山間部を抜けるとひっそりとした美しい城下町が見えて来る。文豪・森鴎外の故郷でもある津和野町。人口七五〇〇人と過疎化の激しいこの小さな城下町のまち全体が学びの場だ。

過疎、少子高齢化、人口流出など社会課題の最先端のような場所で、この地域だからこそできる教育のあり方を模索している町です。

●そこで何をするの?

地域おこし協力隊として、町が運営する公営塾「HAN-KOH(ハンコウ)」のスタッフになります。

そもそも公営塾って何?って問いが出てきそうなので、わかりやすく一言でまとめてくれていた記事を引用します。

おそらく「公営塾」という言葉が広く認知されたのは、島根県海士町「隠岐島前高校」の公営塾(隠岐國学習センター)、高校魅力化プロジェクトの取り組みではないでしょうか。
ここでは、私からの説明は適切でないと思うので、詳細は割愛させて頂きますが、思い切って一言で言ってしまうと、「入学者が激減し、廃校の危機にあった高校が、公営塾の設置など高校魅力化の取り組みを通して、入学者を増やし活性化した。さらに、その教育における変化が、地域全体に広がり、地域活性化にも効果をもたらした」というものです。

この公営塾で私は中高生の学習支援もしつつ、並行して生徒たちや町の人たちに刺激を与えるようなプログラムの企画もしていきます。

●なんで、この仕事を選んだの?その1

きっかけになった出来事がいくつかありました。
1つは、2015年に私自身の性別への違和感をカミングアウトすると同時に始めた、教育現場への出前授業や教員研修の活動。

その中で特に印象的だった授業がありました。2年ほど前に、地元の高校に講演に行った時のことです。

地元にはまだ実家や親戚の家があり、家族は私の表現や活動に対して否定的でした。そんな状況で、地元で講演をするのはとても怖かったんです。

でもせっかくだからと思い切って、訪問しました。その講演のあと、2人の生徒が喋りに来てくれて。
「なんで話しに来てくれたの?」と聞くと、2人は「親でも先生でもない大人と話してみたかったから」と答えてくれました。

これを聞いて、私はハッとしたんです。
高校生の頃の自分と重なって見えました。

2人と話したことは進路のこと、友達のこと、付き合ってる相手のこと。どれも講演で話したこととは直接繋がってはいない、"他愛のない"話でした。

でもその子たちはお互い、相手の話したことに対して「(友達なのに)そんなこと初めて聞いた!」と言い合っていました。

この出来事が2人にとってはどうだったかはわかりません。でも、多少なりとも誰かに否定されず話を受け止めてもらって自分の声に向き合うきっかけにはなったんじゃないかなと思うんです。

講演の前に聞いた話ですが、担当の先生が講演を依頼してくださった理由の1つに、「生徒たちの見ている世界が狭いように見える」という想いがあったそうです。

「とりあえず偏差値の高い大学に行く」「親がしている職業を目指して仕事を選ぶ」「手っ取り早く資格が取れる学校に行く」そんなふうに進路を選択する子たちが多いのだと。

私が高校生だった頃から10年以上経っていても、あまり地元の高校生の暮らす環境は変わってないように見えました。

「私のやりたいことって、こういうことかもしれない」
と、その時思ったんです。

親にも、先生にも、友達にも言えないような話を聞ける。
そんな人になりたいって。

6,7年講演活動でたくさんの子ども若者たちと出会ってきました。それはどれも良い体験だったけど、やっぱりどうしても単発のかかわりで、物足りなさを感じてました。

活動を続けるうちに、もう少しだけ、長く生徒や先生たちとかかわってみたいと思うようになってきて。それがきっかけの1つでした。

●なんで、この仕事を選んだの?その2

私にとって、「この人に出会わなかったら人生どうなっていただろう?」と思うくらいの影響を与えてくれた人たちが何人かいます。
その1人である田村篤史さんが、自身のされている京都移住計画で、今回私が関わっていく「教育魅力化」の取り組みの京都版の求人を紹介されていたことがありました。

その時も興味を持って、Twitterで見つけた採用イベントのお知らせに反応した時に返してくれた一言がぐさっと胸に刺さったんです。

「田舎における多様性をどうデザインしていくか?」
これやん!!!!!ってなりました。
(1年半前のリプを発掘してブックマークしておこうとするくらい、私にとって重要な一言でしたw)

私が暮らしてきた淡路島には、大学がなく(正確には看護大とリハビリ系の専門学校が1つずつあったけどそこに進学する人はほんの一部)卒業したら島に残って就職するか、島外に進学するかどちらかでした。

身近なロールモデルは親や先生くらいしかいなくて。自分の将来がぼんやりともやがかかっているみたいで、不安でいっぱいで。

小さい頃から、「自分はどこかみんなと違う感じがする」「なぜか人とうまくコミュニケーション取れない」「自分で自分がわからない」ような感覚を持っていて、違和感やもやもやをずっと抱えていたんだけど、それをどう言葉にしていいのかわからなかったんです。

そんな時に、「自分の本当の胸の内を、ただ聞いて受け止めてくれる人や場があったらいいのにな」と思っていました。

その想いが、私の活動の原点にあります。

●津和野町との出会い

津和野町にはこれまでに、4回訪れています。

1度目の訪問は2014年。友人であるまーくん(滋野正道)に連れられ、Founding Baseが参入している津和野町のまちづくりの取り組みを視察しにいきました。

2度目は2020年。知人の大学生2人の立ち上げた「つわの生き方留学」に参画し、大学生たちが津和野に滞在しながら人生を考えるプログラムのお手伝いとして訪れました。
この時に出会った人たちとの出会いが今に繋がっています。

3度目は2021年のGWに。広島観光のついでに1泊だけ津和野に寄ったら、人生に迷い始めてしまい(笑)帰る予定を途中で延長して、数日滞在することにw
2度目の訪問で出会った人たちと再会して、話を聞いてもらって。

4度目も2021年。津和野高校の1年生の授業(ブリコラージュゼミ)に呼んでもらい、NVC仲間とともに「性の多様性×NVC」の授業に挑戦しました。

そんなこんなで何かと縁のある地域だった津和野町。
素敵だなぁと思える人たちとの出会いがあり、これからどうなるか、今の私に何ができるのかわからないけれど、チャレンジしてみようと思いました。

●これからの野望

さて。ここからは今の私が考えている、今後やってみたいことを書いてみます。
実際行ってみて、やってみないとわからないこともあるから、あくまで現時点のだけど。

*津和野と、私の持っているリソースをつなげて収穫拡大していく*

これまでにやってきた人権や多様性の教育実践、私自身のパーソナリティ(トランスジェンダーであること)を持って地方に移住すること、さまざまな場所で出会ってきたつながりや人脈を「津和野」に繋げていくことをやっていきたいです。

「地方(田舎)でマイノリティは生きづらい」とよく言われます。私自身も、この点で本当に移住できるのかギリギリまで悩みました(今も不安はあります)。

でもこれも私自身の身を持って体験してやってみようかなと今は思っています。失敗や後悔をしたとしても、それも含めて講演の時のネタにすればいいかなって(笑)

*関西とのかかわりを切らない、つなぎ続ける。*

一旦メインの拠点として津和野に移すことになるけれど、関西とのかかわりは持ち続けていたいな〜と思っています。

目標は、1ヶ月に1回は関西に帰ってくる予定をつくること!
交通費がネックなので、それをまかなえるだけの仕事をつくりたい!!!(ぜひ、そういうの詳しい人に相談乗ってほしい!)

*オンラインの可能性を模索し、確立させる*

これまでやっていた講演を、オンラインでもできるようになったらいいなぁ。私にやってくる依頼先は学校が主なんだけど、大半の学校はPCやウェブに明るくないところがほとんどだから、オンラインはハードル高いかなぁ。。。

打開策があれば、教えてください!

個人事業のもう1つの柱である「やまと式かずたま術」の鑑定セッションも、今年中にマスターコースを受講したい!そしてオンラインセッションを毎週2〜3人(月に10人前後)受けてもらえる状態を作りたいな。

*津和野ぐらしを快適に、満喫する*

ここしばらく、ゲストハウスで暮らしてたから、移住したら久しぶりの1人ぐらしになります。寂しい、、、、

だからこそ、おうち時間を楽しめるようなことを始めてみたい!
音楽(楽器弾けるようになりたい&歌を上達したい)と食(漬け物など発酵食に興味ある)にチャレンジしたいな〜。

●さいごに

これからも長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました!!

環境は変わっても仲良くしてください!
引き続きこれからもよろしくお願いします^^

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筌場彩葵 / さきちゃん
性の多様性とジェンダーについて、講演や研修で伝えています。◎関心:ファシリテーション/グラフィックレコーディング/NVC ◎好きなもの:アイドル ◎所属:認定NPO法人D×P ◎Twitter → @sakichaaan1123