2023.6.17 立川志の輔 祝★富山てるてる亭15周年記念公演
6/17はオーバードホールの内覧会が10時からあるということで、最初は内覧会に行く予定でした。
当日の9時位にてるてる亭のメールマガジンが届いて、今日から8/5の牡丹灯籠のチケットを発売します！
それでは！さくっと内覧会を諦めて、10時少し前にてるてる亭に到着。すでに10人程度お並び。
そしてイベントの撮影かテレビカメラが数台…その関係のスタッフさんもぞろぞろ…といったなか、静かな雰囲気の男性が建物の中へ…あー！志の輔さんや(*'▽')と横顔拝んでうきゃきゃしていたが、周りのおばさまはクールに待機💦
無事に8/5の富山での最後の「牡丹灯籠」のチケット購入できました。イベントの話などは別記事で…。
前説でだら～ず山下さんが、かなりしつこめにスマホの電源OFFと撮影及び録音録画の禁止を伝えられていた。
なんかあったのかしら～。劇場マナーもコロナ禍前に戻ったのでしょうか。
■開口一番？前説明？ 志の輔さん
さて…最初から「梅は咲いたか」が流れる…ん？15周年だから？？と思っているとブルーグレーのお召し物の志の輔さん登場。
今日のイベントの流れをまず私が説明するちゃ。
抽選会があるから、いつもとは流れを反対にして、最初に私が一席やって、そのあと「三遊亭美よしさん」が出て、うちの八番弟子の志の大がやって、抽選会があって、仲入りして、コンパスっちゅう漫才があって、最後に私がもう一席やることになっとるちゃ。
「三遊亭美よし」さんは高岡の伏木の出身で～と彼女の経歴を説明。最近二ツ目に昇進されたという。
富山県初の女性落語家さんだそうで。
15周年で、20周年目指して頑張っていこうという話になりました。
15年で300回のべ7万9千人が来場してくれました。
他の富山県なにしとんがー。
でも、来てもこれしか入らんが、仕方ないちゃ。
来てくれたお客さんのおかげで続けてこれました。
この座布団一枚の上で、なんにもないようでいて、なんでもあるような、なんでもあるようでいて、なんにもない、そんな座布団一枚の宇宙の中で話してきました。
●こぶとり爺さん
全編富山弁かつ途中でちょっとGPTが入ってくるという進化版のこぶとり爺さんでした。
一席終わって、志の輔さんが立ち上がり…おもむろに高座返し！
ええええー！一旦下がって、誰かが返しにくるんだとばっかり思っていたので、びっくり。
■三遊亭美よしさん
そのあと「三遊亭美よしさん」が登場して、彼女も言いました「見ました！？今の！志の輔師匠の高座返し！高座返しっていうのは前座のお役目なんですけど、今回は志の輔師匠が！凄くレアですよ！目に焼き付けて帰ってくださいねー！」って。
18歳まで伏木で過ごし、大学時代は大阪で過ごしたそうで、知らない土地での友達の作り方を枕にしつつ、お話は「金明竹」
■立川志の大さん
続いて登場は4月に二ツ目に昇進した志の大さん。
なんでもイベントの設営のために、師匠は先に富山入りしたけれど、志の大さんと事務所のスタッフさんは志の輔さんの東京のお家から今回のイベントの蚤の市にだす物品を車にパンパンに積んで、蚤の市用にセッティングしたので、今日は腰が痛いです💦と「一目上がり」
＜抽選会＞
だら～ず山下さんの司会で抽選会に突入の前に、北陸銀行頭取の中澤さんから、志の輔さんに座布団の贈呈式が行われました。
綿がぱんっぱんに詰まった大きな座布団！
座布団を高座に置きながら、座布団には正面があるんですよ～と解説してくれる志の輔さん。
座布団は3方に縫い目があって、1辺だけに縫い目がない、その縫い目のない部分をお客様の方に向けるんですよって…
そうやって修行していくんですと。
さて、贈呈式の後は大抽選会！
チケットの半券を志の輔さんと頭取が引いていくという…
●PARCOの兎柄のクリアファイル→15周年記念なので各列の15番の方々という、もはや抽選ではない(笑)
●富山弁DVD→東京行ったら、東京の落語家って感じでかっこつけてみんなそんなん作らんちゃ。わしも作らんちゃ良かったちゃー。
でも、私が他の所に住んでて自分の地元の言葉での落語があったら聴きたいちゃ。
●番とその近くの●番、あんたらちゃ夫婦け？ちゃうのけ？まあ、ええわ、2人で取りにきなさい。
●高岡陶器でできたなにか（名前忘れた）→握っているとなんとかなる～って気になるものだそうです。
原価が凄い高かったちゃ！と力説する志の輔さん。
●手ぬぐい→15周年記念の手ぬぐい
また近いなー●番とひとり抜かして●番、んー （渡す相手の人に）親子で来たが？「あ！ばあちゃんです！」なーん！親子でええちゃ！
●ホールインワン賞のキーホルダー→お客さんの反応が静かだったので、志の輔さんが「欲しくないがか！(笑)」って突っ込んだり。
●どんぶりとエプロン→特別に作ったラーメン丼と浴衣地のエプロンやちゃ。このエプロンつけて、ラーメン食べられ。どんなラーメンを入れてもいいけど、木久蔵ラーメンは入れちゃいかんちゃ。
などなど、抽選で当たった方は商品の他に志の輔さんに弄って貰える特典付き。そっちのほうがレアじゃないですか。
東京じゃ絶対そんなやりとりや、シチュエーションなんかないもん。
頭取からは来場者全員に志の輔さんの似顔絵の入ったどらやきがご用意されたという！北陸銀行さん太っ腹ー！
すぐさま志の輔さんは「すぐ食べられ、置いといて食べれなくならんように、すぐ食べられ」と。
この抽選会の時に、半券を志の大さんに渡す時の志の輔さん。「お弟子！お弟子！」と志の大さんを呼び立てる(笑)
なんか「お弟子」という言い方がとてもかわいらしくて…
また座布団贈呈の時に、北陸銀行の法被をきた方が写真撮影したのだけど、その時志の輔さんが撮影スタッフの方に「ありがとう」と言ったのがとても印象的。そういう記念撮影の時にお礼言わない人けっこういるので、ああ志の輔さん、ほんまにええお方やーってじんわりしていた兎である…。
★仲入り★
■音曲漫才：コンパス
民謡担当の中島さん
三味線担当の西本さん
三味線漫才って初めて聴きました…！
民謡担当の方の声がいいなー。三味線の方も喋りながら三味線って器用すぎる…。へ～って三味線ガン見していたら、終わっちゃったわ。
■千両みかん：志の輔さん
いつもの座布団での高座でお客さんのどよめきを察知した志の輔さん。
あの綿が詰まった座布団はこれから重しをしたりして、慣らしてから使うんですよ。
今使ったら、お客さんが座布団ばかりに目が行って、落語聴いてられんちゃ。いい感じの状態になったら、またここでお披露目するので、待っとっちゃ。
枕は食べ物尽くしでした。
またもでました、志の輔さんの大好きなカニカマ話。
今回は石川県のスギヨという会社のカニカマを絶賛。
あまりの絶賛ぷりに文字起こしができません(笑) ←なお、脳内文字起こしなのでボイスレコーダーは使用しておりません(笑)
きっとほかの地方でも食べ物尽くしの枕は話されると思うので、割愛。
そして旬の時期じゃないのにみかんを食べたくて、焦がれてしまうバカ旦那、いや若旦那が出てくる「千両みかん」へ。
みかんが格納されている場所の説明から、冷気がでる瞬間に、本当に冷気を感じるようなそんな瞬間や、みかん問屋の店主の所作から腐ったみかんが見えたり、自分自身もみかん問屋にいるようなそんな錯覚の中に入り込む。
実は私「千両みかん」を聴くのは30年弱ぶり。
それも前に聴いたのは富山のマリエのオルビス？だったかな、あそこで高田さんがゲストででた落語会で聴いた記憶が。その時は一緒に聴いた友達は親の立場で聴いて切なくなり、私は番頭さんの行く末を思ってぐったりして、2人でトラウマな話となったものですが…やはりどう受け止めたらいいのかわからない話(；・∀・)番頭さーん、戻っておいでーって気になっちゃう。
新作は戦後できたもので、新作落語という言葉が出来て、その後に古典落語という言葉が生まれました。
8月は牡丹灯籠をやります。
本多劇場でずっとやっていて、それが今年の千穐楽で100回目となるので、そこで辞めるので、富山での予行練習…ではなく、富山で先駆けての公演も最後になります。
私が辞めたら30日間の落語を2時間半に縮めてやろうなんてばかはもう出てこないし、やる人もいないので、ここで終わったらもう聴けない落語ということです。
聴く人も大変な落語です。だから来るなというわけじゃなく、最後になるので来てください。
東京の公演もありますが、東京の公演は東京の、富山の公演とは違います。無理して東京に来なくても大丈夫です。
1時間人物相関図で説明して、その後ノンストップで1時間半の落語をやるのもやり始めた頃から20年位立ってて、その分年も取っているので、体力的にもつらいので、もう辞めます。
だから来年の夏はまたなにか考えておきます。
7月はオーバードホールのこけら落とし公演があって、それでここ（てるてる亭）は1回お休みとなります。
こけら落とし公演が大好きでねー、どんなホールになっていくのか、また落語がやれるホールなのかが楽しみです。
舞台には舞台の神様がいて、「ここは落語向きじゃないねー」とか「よし！落語続けてもいいぞ！」って教えてくれます。
だから、どこの劇場にも必ず神棚があります。ここは昔映画館でしたが、映画館の時には神棚はありませんでした。
リニューアルした時に神棚も作ってもらいました。あっち（袖の方を指して）のほうに神棚があります。
…と神様の話をする志の輔さんが穏やかで神様してますが💦
最後は三本締めで終わり！
北陸銀行からのどらやき♥
どらやきをくださった北陸銀行の頭取さん
石川県「スギヨ」
三遊亭美よしさん Twitter
@i_am_miyoshi344
コンパス
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また遊びに来てな～(・∀・) 待っとるちゃ。