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ひいばあちゃんのちょっと不思議な話

先日、飛び飛びになった子供の七五三で久々に親父にあった。

その時にゴールデンウイークに実家でひいばあちゃんの法事をするからと話しをした。

ばあちゃんが亡くなったのはたしか私が高校2年の時だからそれが17歳として23年前。しかも私の誕生日の次の日。そんなことを考えていると、ふとこんな事を思い出した。

それは、ばあちゃんが亡くなって葬式をしている日のこと。

母がこんな事を言ってきた。

「昨日、夢でばあちゃんがでてきてさー」

ばあちゃんの葬式しよる時にピンポーンって誰かが来たけぇ、私だけ行って、急いで玄関を開けたんよ。そしたら葬式しよるばあちゃんが帰ってきたんよ。

で、私(母)は、ばあちゃんに状況を説明しようとしたんよ。

実はね、ばあちゃんは亡くなってね、いまその葬式を、、、
ってパニックになりながら。

そしたらね、ばあちゃんは「ええ、ええ、私は全部わかっちょるから」
ってそのまま自分の部屋の方に帰っていったんよね。

そんな夢の話。

母とばあちゃんの距離感とか、ばあちゃんのセリフとかすごくリアルで、
その夢の話を聞いた時はつい感情が込み上げて目がウルウルした。

20年以上前の話。でもこの話は鮮明に覚えているな。

こうやってばあちゃんの事を思い起こしてみると、もう一つちょっと不思議な事を思い出した。

それは自分が小学生低学年の時だったかな。

やんちゃ坊主だった自分はよく頭をどこかにぶつけて、いつもたんこぶができていた。

ばあちゃんは私のたんこぶにナスのヘタを付けてそれを絆創膏で固定して
しばらく経ってからそのナスのヘタを取り外してそれをもって庭にいきヘタを逆さにして土に埋めていた。

ヘタは逆さにして土に埋めるのが肝らしい。

科学的な根拠がどうとかは自分にはわからないがばあちゃんはずっとそうやってきたみたい。

あれだけ頭をうっていたのに今元気でいられるのはそのおかげかな?

ばあちゃんありがとう。

面白いな。その後いろんな人にこの話をしたけど、ナスをたんこぶに使うのも土に埋めるのも誰一人共感してくれた人はいない。

思い返すと、そういうちょっと不思議なばあちゃんの行動っていっぱいあったと思う。

今思うとちゃんとメモとかして残していたら良かったな~

ゴールデンウィークの法事の時にはそんな話をみんなとできたらいいな。



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