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何故そこに?~ミュゼふくおかカメラ館~

前回に続き、北陸の旅。

出発前、Googleマップで偶然発見した、ミュゼふくおかカメラ館 
”福岡”は富山県の地名で、あの博多の福岡ではない。無人駅で降りて、そこから数分歩いた住宅地にひっそりと建っており、一体何故そげな場所にマニアックそうなカメラ博物館があるのか一切謎である。これはもう、行ってみるしかない。

県内唯一の安藤忠雄建築との事だが、あいにく外観の修復中?で建物全体に足場が組まれており、建物の撮影は出来なかった。

こんな立地にも関わらず、今年亡くなられた竹内敏信氏の追悼写真展が催されていた為か、それなりに入場者が居た。

写真撮影可なのは良いが、いかんせん館内が暗く、フィルムカメラだとちょっとキツい。感度設定を上げ、被写体がガラスケースの中にある為、マニュアルフォーカスで撮影した。(なので、ちょっとピントがズレてしまったコマもあり)

のっけからマニアックな航空写真機。国土地理院で地図を作る際に使っていたもので、特殊なサイズのフィルムを使用するそうだ。旧西ドイツ製。


写真機の誕生から、

どんどん小型化されてゆく経過も判る。

Kodakの黄色っていいよね。

1970年代から「撮影したものをすぐ見られないか」の研究が始まった。
そういえば、こんな形のポラロイドカメラがうちにもあったような…。(父親が建設現場で使用していた)

これは何だったかな…?


Leicaコーナーや、

Rolleiコーナーなど、
全てじっくり見ようとすると結構時間が必要で、併設の写真展の鑑賞時間と合わせて2時間半くらい居たかな。

西ドイツ、東ドイツって久しぶりに聞いた。


展示物のサイズの関係で写真に収められなかったが、「初任給の金額変移と、その時代時代の人気カメラの販売価格」の表が面白かった。結婚指輪と同じで、カメラというものは、初任給の○ヶ月分を出さないと買えない高価な物だったんだね。(その当時カメラを従えてSLなんかを撮っていた子供達って、どんだけボンボンなのか…。)

いつもは、写した後の ”写真展”の方ばかり行きがちだが、こういう写真機そのものの展示を見るのも面白いね。触れれば尚良いのだけど。

Kodak ULTRA MAX / PENTAX MZ-3 / SMC FA Limited 43㎜


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