キハ2222

フィルム写真オンリー。高価な機材は使っておりませぬ。酒と猫と国鉄が好き。新宿区在住。1…

キハ2222

フィルム写真オンリー。高価な機材は使っておりませぬ。酒と猫と国鉄が好き。新宿区在住。18きっぷで稚内まで行ったりするので、JR各社からは嫌われています(多分)。

最近の記事

三月徘徊の記

某日。 まだ桜の開花には早いが、上野公園に行ってみる。 公園のどこかで、大正琴だか二胡だかよく分からないが、集団で同じ楽器を演奏しており、それが何故か『さそり座の女』だった。 いいえ 私は さそり座の女 お気の毒さま 笑うがいいわ 選曲者と、演奏者らの感想を聞いてみたい。 某日。 電車で通る度に、「まだ取り壊されていなかったのか!よしよし」…と密かに生存確認をしているボロビル群の中のビリヤード場が、本日もまだ営業中だった。 某日。 出掛けるにしても、大抵行く場所が決ま

    • ブローニーフィルムのスキャン

      昨年夏に初めて中判に手を出し始めた時から、自宅スキャンの環境を整えなければと考え続け、昨日やっとそれが実現した。 ここ数年、フィルムスキャナはPlustek OpticFilm 8200i を使用しており、クオリティ面では満足しているのだが、いかんせんこちらの機種は35㎜専門。同社の120㎜用の機種を求めようとすると、27万超という破格の金額で、もはや一個人が趣味で使用する域を超えている。即却下! 次は、カメラを使用してデジタルデュープをする方法を検討したが、それだと自分

      • 多いぞ36枚撮り

        年末に大阪へ行った折に装填した36枚撮りフィルムがどうしても撮り終わらず、結局2ヶ月掛かってしまった。 デジカメユーザーであれば、「えぇ!?36枚しか撮れないのに?」と考えるのだろうが、私は”連写”というものをしないので、1週間近い旅であっても、36枚撮り×3本でも余ってしまうくらいだ。 ついつい昔の癖で、フィルムを購入する際は「36枚撮り」を手に取ってしまうのだが、もう「24枚撮り」「27枚撮り」を選択したほうが良いのかもしれない。それか、旅行であっても、中判カメラ一択

        • 専用の道具を揃えなくてもヘッチャラ!~フィルム自家現像~

          わりと都心のDPEに現像を依頼しても、モノクロの場合、1週間以上待たされるようになったのは、いつ頃からでしょうか。 気の短い自分は、1週間なんて待てるはずもなく、だったら、自宅で現像してしまえ!…と、自家現像を始めたのが、2年前。 薬品と現像タンク以外は、とりあえず有り合わせの道具でやり始たのですが、今現在、一向に不便を感じないので、この先もこのままやり続けるでしょう。 そうなんです。自家現像の用具は、殆ど100均で揃えられるんです。 では、参りましょう。 最低限、現

        三月徘徊の記

          超絶久しぶりに暗室プリント。久しぶり過ぎて、セーフフィルターを外すのを忘れたり、レンズを開放にしたまま焼いてしまったり、なかなかの愚図っぷりであった。 F5.6 M43 Y39 全体3秒露光後、手前部分1.5秒焼き込み  明るい所で見ると、もっとコントラスト高めにすれば良かった。

          超絶久しぶりに暗室プリント。久しぶり過ぎて、セーフフィルターを外すのを忘れたり、レンズを開放にしたまま焼いてしまったり、なかなかの愚図っぷりであった。 F5.6 M43 Y39 全体3秒露光後、手前部分1.5秒焼き込み  明るい所で見ると、もっとコントラスト高めにすれば良かった。

          新年早々、執念を使い果たす

          2024年初自家現像。初っ端から四苦八苦なスタートになった。 今回は、いつ購入したのか忘れた古いフィルムを使ったのだが、案の定、カーリングが酷かった。撮影後にカメラで巻き戻しをしている時から「カサコソ」乾いた音がしていたので、「嗚呼、これは”くるんくるん”だわな」と感じていたのだ。 そういう時は、オートロードリールではなく、ステンレス製リールのほうがベターな選択だったと思う。 オートロードリールの場合、パトローネの中からある程度の長さのフィルムを引っ張り出して巻き上げをす

          新年早々、執念を使い果たす

          Konica HEXARは最強のスナップシューター

          明けましておめでとうございます。とは言い難い年明けになってしまいましたが、それでも明日も引き続き生きなければならないので、自分なりに平常運転で行きます。 年末は、いつもは素通りしてしまう大阪へ。 目的地に到着する前に、あのベタな場所で途中下車。ファインダーを覗いた瞬間から、「うわっ、しまった!これはモノクロフィルムを詰めて来るべきだった…!」と後悔し通しであった。 昔風に言うと「盛り場」って言うんですかね。こういう場所は、モノクロで撮りたいのさ。失敗しましたなぁ。本来の目

          Konica HEXARは最強のスナップシューター

          冬の弱い光と、二つのフィルム

          今住んでいるのは、西向きの部屋。日没ギリギリまで西日が差し込んでいるお蔭で夜も暖かく、部屋の日照時間の長さが気に入っております。 世間では、西日の当たる部屋というのは忌み嫌われているらしいですが、自分はどうしても朝日より西日が好きなんだよなぁ。荒井由実『翳りゆく部屋』チックでいいじゃない。 ここまでFUJI PRO400Hを使用。青味と低彩度が特徴のフィルムなので、葉の紅葉色は抑えられてしまった感じですね。本当はもっと黄色だったのですが。しかし、”冬の光”の雰囲気は出てい

          冬の弱い光と、二つのフィルム

          シネマな夜

          dubblefilm CINEMA ISO800を使うのはこれで2度目。 ノイズと青みが残るのが気に入っている。 難点は、現像をして貰ったチャンプカメラさんも言っていたが、パトローネの入り口(ベロが出ているところ)に貼ってあるフェルト?(←私は普段「毛パ毛パ」と呼んでいる)が剝がれやすく、現像する際にフィルムにくっ付いてゴミ焼きになりやすい点だ。 自宅でOpticFilm 8200iを用いてフィルムスキャンをすると、スキャナー側のソフトで、ある程度自動でゴミ取りはしてくれ

          シネマな夜

          それでも、紙の雑誌が好きだ!

          まさか美容室で、『鉄道ピクトリアル』が読める時代が来るとは思わなかったよ。 最近の美容室は、紙の雑誌は置いておらず、タブレット内のアプリで様々なジャンルの雑誌が読み放題。 当初は「いろんな人が触った画面を触るのはちょっと嫌だなぁ」なんて感じていたが、我慢しているうちにワリと平気になった。(紙の雑誌だって、結局、不特定多数の人が触っているしね) 何と言っても、あまり興味の無い女性向けファッション雑誌以外のものを読めるのが嬉しい。滞在中、4~5冊分は読んでしまう。 それでも、

          それでも、紙の雑誌が好きだ!

          片頭痛のプロフェッショナル

          殺されても死なない気がする自分だが、唯一の身体の弱点。それは、片頭痛持ちである事。 片頭痛→神経質で繊細な性格の持ち主。そして頭脳明晰…。そんな印象をお持ちの貴方。 フッ…。これだから素人は困りますなぁ。 片頭痛というものは、8割方、母方からの遺伝に影響されるのです。本人の性格やIQは全く関係ありません。ズボラな馬鹿でも片頭痛に悩まされる事だってあるわけです。(それは、私を見れば一目瞭然じゃ。) また、親切心で「首を温めたほうが良い」「マッサージをしたほうが良い」とアドバ

          片頭痛のプロフェッショナル

          河口へ行く

          特に釣りなどを趣味としていない自分は、もうあとひと月ほどで、水っぺりに行くのが寒くて憚られる季節になる。 出来ることなら、冬は都会の温室でビールを飲みながらダラけていたい。常に摂氏25℃はあって欲しいと願う、元東北の山奥育ちの自称シティガールなのだ。 さて、ここへ15年ほど前に来た時には、まだ辺りは野っ原で、細い道を辿って河口へ向かったと記憶しているのだが、今回来てみると、土手がサイクリングロードとして綺麗に舗装されており、ホテルや企業の研究施設等の大型ビルが複数建っていて

          河口へ行く

          1ロール15枚が丁度良い

          もともとシャッターを多く切るほうではないので、120フィルム1ロールで15枚が限界でも、それで丁度良い。 むしろ、中途半端にコマを余らせてしまったが、早く現像に出したいが為に、無理矢理被写体を見つけてシャッターを切るような行動をしなくて済むので、精神的にもラクである。 さて前回は、広い河川敷の景色を∞ (無限遠)で撮影したが、今回は、室内の撮影と街のスナップ撮影を試してみた。 最短焦点距離が1mなので接写には向かないが、それ以外は、普段の35㎜カメラと何ら使い勝手が変わら

          1ロール15枚が丁度良い

          中判に手を出してしまった

          【衝動買いとは違う、何か】 我ながら恐いね。 昨年末より、「思っていた(計画していた)事」と、「実際に行動を移してしまう事」が乖離しているのだ。 昨年末。 新年に購入するカメラは、絶対、ベッサにしよう!…という事で、1ヶ月近くかけて入念に調べ上げていたのだが、 実際に購入したのは… 一眼レフのCONTAX 167MT。 一体全体、どうしてか…。 そして今夏。 そろそろコンパクトカメラをもう1台追加しよう。Nikon 35Ti、可愛いなぁ。あのアナログの針がたまらな

          中判に手を出してしまった

          オマケでフィルムが貰えた時代

          ファイリングしているネガをパラパラとめくっていたら、「12枚撮り」のフィルムが出てました。 そういえばその昔、そこら辺のいわゆる「町の写真屋さん」に現像やプリントを出すと、よくオマケにくれたんだよね、試し撮り用のフィルムを。 当時は大した有難みも感じず、貰ったとしても、使っていたのか、使っていなかったのか。 しかし、現存する12枚撮りのネガはこれ1本なので、おそらく貰っても使っていなかったんだろうな。 さて、20年前の自分は、12枚ぽっきりで何を撮ったんだろうなぁ…とスキ

          オマケでフィルムが貰えた時代

          私好み過ぎる。dubblefilm DAILY color

          随分前にチャンプカメラさんで購入したフィルムを使ってみた。 その名も、dubblefilm DAILY color。 パッケージの写真のように、アメリカンな雰囲気の写真が撮れれば良いなと、27枚撮の割にちょっとお高めだったが、試しに1本だけ買っておいたものだ。 では、いつもの167MTに詰め込んで、フラッとお出掛けを。 のっけからヤラれてしまった!これは…好み過ぎる。 粒状感とヨーロッパ調の色合いが良いではないか。ただの近所の空き家がこんな写りになるなんて…。 残念な事

          私好み過ぎる。dubblefilm DAILY color