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中判に手を出してしまった




【衝動買いとは違う、何か】

我ながら恐いね。
昨年末より、「思っていた(計画していた)事」と、「実際に行動を移してしまう事」が乖離しているのだ。

昨年末。
新年に購入するカメラは、絶対、ベッサにしよう!…という事で、1ヶ月近くかけて入念に調べ上げていたのだが、
実際に購入したのは…

一眼レフのCONTAX 167MT。
一体全体、どうしてか…。

そして今夏。
そろそろコンパクトカメラをもう1台追加しよう。Nikon 35Ti、可愛いなぁ。あのアナログの針がたまらない!もう絶対これにしよう!…という事で、とある中古カメラ店で店頭取り寄せをする直前まで行っていたのだが…。



実際に買ってしまったのは、中判のFUJI GS645s Professional Wide60。

もうね、訳が分からない。何故こうなるのか…。


【みんな大~嫌い、プラスチックボディ】

”中判カメラ”と聞くと、何だかゴツくて大きくて、セミプロ以上の人が使う、高価で信用に値するカメラ…という印象だが、このカメラの場合、触った瞬間に「だだっ、大丈夫か?!これ…」と、誰もが不安に感じてしまうことだろう。
だって、物凄く軽くてペカペカしているんだもん。

いたって単純構造。大丈夫か?!


レンズを守る為の防御アーム。それもプラスチック。


軍艦部は、巻き上げレバーとシャッターボタンのみ。


目測、露出、感度設定、全てこのレンズ周りで操作をする。


レンズは、FUJINON W60㎜ F4。35㎜換算で37㎜相当らしい。

見たところ、トイカメラのHOLGAと大して変わらない。違うのは、あっちは蓋が完全に閉まらず感光しがちなのだが、こっちは蓋が完全に閉まる…という所だけじゃないだろうか。
…と思えるくらい、プラスチッキーなボデイは、使う人々を不安な気持ちに駆り立たせてくれる。
でも、レンズの横に一応、「Professional」って書いてあるしなぁ…。


【目測ピントのコツを事前におさらい】

このカメラは、完全マニュアル。
目測ピントには自信が無いので、珍しく事前にお勉強をする。
それによると、

ISO100設定で、晴天時撮影。焦点距離5mの場合、
→絞りF11、シャッタースピード1/250

これを守れば、大体失敗しないらしい。ほうほう、割と簡単かも。
kunihito_miki様、凄く参考にさせて頂きました。↓

では、いよいよ晴天の日のテスト撮影を。


【作例】


記念すべきファーストカット












120フィルムの6×45は、中判カメラの世界ではハーフサイズと言われるもの。しかしハーフとはいえ、135フィルムの倍以上の大きさがある為、解像度も全然違って見える。
やっぱり中判って、全然違うなぁ…。


【残る課題】

自分が今持っているフィルムスキャナplustek OpticFilm 8200iは、残念ながらブローニーサイズ対応ではない。
その為、今回は現像と同時にお店でデータ化も依頼したのだが、やはり、解像度を求めるとなると、それなりのスキャナでスキャンしたい欲が出て来る。
うーん、たった1台のカメラを手に入れただけで、金が掛かるなぁ。

とりあえずは、撮り溜めをしてから、時間制のラボで一気にスキャンというのが、安価な方法かもしれない。

こちらは以前、自分で引き伸ばし機を購入する前に、お世話になったレンタルラボである。
プリントと違いスキャンは単純作業なので、一気にパパっと1時間でやってしまおうか。
で、冬にボーナスが入ったら、ブローニーサイズ対応のスキャナを買いますかね。

何だかんだ、また沼にハマってしまっている感じですな。

Lomography CN100 / FUJI GS645S WIDE60 Professional

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