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クリニック看護師の存在とは?!

下に書いている記事は、

新聞として職場のクリニックに

無料配布しているものです。

始めたきっかけは、

Webデザイナーの学校で

学んだことを忘れないようにするためと、

「院長が言っている内容が

難しくてわからない」という患者さんの為に

私がわかりやすく噛み砕いて

橋渡しができたら、という思いで

作成しました。入職して半年後から始めて、

気づけば約3年が経とうとしています。

もう辞めようかとも考えましたが、

患者さんから

「この新聞楽しみにしてるのよ〜」

「あ、まだ出来上がってないね」

「家でファイリングしてるんですよ」

「これを読んで役に立ちました」

といったたくさんの声を聞き、

辞めちゃいけないなと

励まされて続けています。

そのおかげで文章能力と

構成能力も向上しました(笑)

新聞をそのまま載せると

読みづらかったので、

今後は少しずつWeb用にしていく予定です。

その中でもvol.9は

私のプロフィールにもなっていますので、

読んでいただけると幸いです。




2023年4・5月号 vol.9
「美味しさと健康のあしあと」
  クリニック看護師の存在とは?!

新年度が始まり、

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今月号は、ナース酒見のことを

ちょこっとご紹介しよう。

私は福岡県で生まれ育ち、高校から5年一貫

の看護科・看護専攻科を経て

20歳で看護師となり、

東京の病院でスタートした。

社会人としても専門職としても若すぎて、

失敗から学ぶことの方が多かったが、

その分経験が豊富になった。

いろんな分野で働く中で、

クリニック看護が

性に合っているように感じる。

そう思うのは、看護師と言っても、

病棟や手術室、災害派遣、クリニックなど

様々な分野があり、ベースは一緒でも

存在価値は異なると考えているからだ。

私の中でクリニック看護師のあり方は、

患者さんの生活において、

一番近くにいる存在だからこそ、

身近な相談相手になれると思っている。

もし困っていることはあれば、

いつでも相談してほしい。

次に紹介したいのは、

専門職第一歩のルーツとも言える

高校3年生の時に書いた卒論である

(省略あり)。

今でもここに書いた思いは変わっていない。

その思いを皆さんに知っていただきたく、

ここに記すとする。



「私の考える看護」


私は本音を言うと、

もともと看護師になりたくて

看護科に入ったわけではなかった。

ただ、てきぱきと働いている

看護師さんを見て、

私もてきぱきと働きたいと思い入学した。

入学して1ヶ月経った頃、

家族のこと自分のことで

胸がいっぱいになって

情緒不安定になったり、

胃腸の病気になったりと

身体に影響がおきた。

そんな中、

一番に異変に気づいてくれたのが、

当時の担任である。

先生は毎朝の朝礼で、

クラス全員の表情を見て、

体調に悪い人がいないか観察している。

だから私のこともすぐに

気づいてくれたのだと思う。

私は自分のことを相談できずに

1人で抱え込んでしまう性格だった。

しかし、先生は時間をとって

自分のことを話せるまで待ってくれた。

時に一緒に涙を流してくれることもあった。

そんな先生の思いやりは

一生忘れないと思う。

思いやりがあるのは、先生だけじゃない。

クラスメイトの1人が泣いていた時、

誰かがそっと何も言わずに

ハンカチを渡してくれる優しさ、

誰かが誕生日などを祝い事があるときは

お菓子を作って歌ってくれる優しさ、

そんな思いやりあふれるクラスメイトや

先生がいたからこそ、

私は強くなることができたと思う。

 また、病院実習先での看護師さんや先生、

クラスメイトと知り合うことで

「看護」というものがどういうことなのか

知ることができた。漢字のとおりだが、

「看」は手と目という字から

なっているように、相手の手をとって

ぎゅっと握ってやるだけでもいい。

目を見て

大丈夫だと安心させてあげるだけでもいい。

そして「護」

そっと側で見守ってあげる、手助けする。

それが看護であると思う。

看護は看護師だけが行うものではなく、

どの職業においてもできることだと思う。

例えば学校の先生は、

学生一人一人をきちんと目を見て、

どんなことがあっても

見放さないでいてくれることも

看護の一つだと思うし、会社であっても

社員同士何かあれば励ましあい、

アドバイスをくれることだって

看護なのではないかと思う。

ただ看護師と違うところと言えば、

やはり言葉に関して

学ばれてきてあるので、看護師は

コミュニケーションのプロであるといえる。

患者さんが落ち込んでいて

どんな言葉をかけてよいのか

わからない時も、その返事に見合った

言葉を言ってあったし、

看護師さんの言葉・笑顔で励まされた、

元気になれたと言う患者さんもいた。

この約3年間を通して、

看護に対する考えを変えることができた。

ただ仕事をてきぱきとこなすのではなく、

相手の立場を考え、自分だったら

こうして欲しいという気持ちで

行動しようと思えた。それから、

自分が一方的に話すのではなく、

相手の話を親身になって聞く。

そして私はこれからも、

思いやりがもてる看護をしていきたい。

先生ありがとう。




この写真は戴帽式での高校3年生の私です。

母校は、明治28年に

「これからは女性も活躍する時代だ」

と確信された女性の先生が

女学校を設立され、現在は共学となり

福岡県内の私立学校では、

2番目に長い歴史を有する高校です。

入学後に知ったのですが、

私の曽祖母も同じ母校でした。

当時みんな着物で登下校する中、

洋服で自転車に乗って登下校する

はいからさんだったと

祖母が語っていました。

私も好奇心旺盛で行動力がぶっ飛んでいる

ところがあるので、

隔世遺伝したかもしれませんね(笑)。

今も私の心に響くのは、

創設者の先生の言葉。

学生の時は、意味を理解しようとも

考えていませんでしたが、

今ならすごく良い言葉だな、と思います。

まこともて
  つとめいそしみ
       麗しく
        花も実もある
            人となれかし

意味;
誠実で素直な心をもち、若い頃から
物事を懸命に取り組んで励み、
人に感銘を与えられるような
花も実もある人になりなさい

当時の説明文はどこかいってしまったので、

古文を調べて、こんな意味だったよなと

思い出しながら書いたので、

古文を詳しい方がいらっしゃいましたら、

意味合いが違っていたら教えて下さい。

どうぞこのような私ですが、

時々読みにきていただけると嬉しいです!

よろしくお願いします。

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