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大信州酒造「大信州」

先日長野県、大信州酒造の「ふな場詰め」イベントに参加させて頂きました。

大信州酒造は創業1948(昭和23)年の終戦直後。

当時は複数の酒蔵が合併して誕生した大信州。合併後もそれぞれの蔵が独自で酒造りを行なってきたが、日本酒の高度成長期に入り、蔵ごとに増産するのは効率が悪いため、1972年長野市の豊野蔵に醸造拠点を、松本市に瓶詰め&出荷拠点を集約することにしました。

そして2001年ごろに豊野蔵に大きな投資を実施。その後、大信州は全て「無濾過原酒・一回火入れ」の、搾りたての良さを残した酒造りに注力し、美酒としての評判を確立しました。

そんな豊野蔵で仕込み水の水脈が変わるという事態に見舞われ、再度井戸を掘っても納得のいく水質に恵まれず、その後何年も大信州の酒造りに適した水を探し続けました。ふと松本本社の敷地に湧く水に着目し納得のいく水質だった事がわかり、いつか豊野蔵から松本蔵に統合するならとの事で10年ほど前に、豊野蔵で使う仕込み水のすべてを松本から豊野蔵までローリーで運ぶことにしました。

それから大信州の酒質はさらに安定するようになりました。しかし運ぶと言っても距離は100キロ以上あり、水だけでなく搾ったばかりのお酒も運ばなくてはならない、お酒に目に見えないストレスがかかっているのでは(勝巳専務)

そんな状況に隆一社長は、豊野でさらに設備を充実させるよりも、投資金額が膨らんでも松本本社に集約することが大信州酒造の将来には望ましい選択肢だと結論づけました。

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2020年夏に完成した仕込み蔵は、2階建てで原料処理、麹室、酒母室などは2階、仕込み部屋と搾り部屋、搾ったお酒を瓶詰めする部屋などは1階に配置し、作業動線にも配慮していました。

勝巳専務自慢の広々したリネン室。

麹室、麹造りの道具も木製(秋田杉)で特注。

タンクも目や音など肌で感じられるよう開放タンクを採用。

仕込み蔵の写真は蔵の意向により非公開

驚いたのは貯蔵冷蔵庫でした。縦長の別棟になっており、三層に分かれています。酒質により温度管理を変えて貯蔵しています。

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そして今回初めてふな場詰めに参加してきました。                    「ふな場詰めイベント」とは         毎年搾ったばかりの新酒を酒販店と共に瓶詰めする作業を行います。大信州の今年の出来や今後の方向性のお話を聞き、お参りし大信州が売れるようにみんなで祈って、蔵人と酒販店が親睦を深めて語らうイベントです。           

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酒林を吊るす風景

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完成

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ふな場詰め風景

今回は60名くらいの大人数でした。いろんな酒販店さんと情報交換し蔵人さんともいろいろな話を聞けて良い刺激を受けました。二次会三次会と永遠に「酒」の話で自分も熱くなりました。

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こうして大信州は進化をし続けて今後の酒質にも期待ができます!

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