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で、どうなってるの?に答えられますかというお話。

こんばんは、上田です。

本日は、コミュニケーションの際に現状を確認することって大事だな、と感じたお話。

最近、立て続けに
「なぜ、こうなっているのかわからない」
「たぶんこうじゃないか」
というやり取りが続いたんです。

以前は僕も同じやり取りをしていたのですが、最近めっきり減っていたので、続けて目の前でその現象が起こっていることにとても違和感を感じまして。

「いま、どういう状態ですか?」

と聞いたときに

「わからないです」

って回答が来たんです。

・・・え、わからないのに議論してるの?
何の議論してるの?

って思ってしまいまして。

人は往々にして、「多分こうじゃないか」「多分こうなるだろう」という憶測でものごとを進めることがあります。

一面的に見れば、過去の経験に基づいての自動的な反応や、経験に基づいた勘として正解の場合もあると思います。

しかし、だいたいの時においては「多分こうじゃないか」と言っているときは、憶測で会話をしていることが多く、わからないもの同士で話しているよりも確認した方が早い場合が多いなと感じています。

例えば、薬剤師業務でいえば、
「在宅のAさんのところ、前行った時にまだあれだけ余っていたので、今回はスキップしていいと思うんだけど」
という会話。
「スキップしていいですよね?」
と僕に聞く前に、Aさんに電話して確認したらいいだけですよね。

また、患者さんから
「この薬は何で出たんですか?何の薬ですか?」
と聞かれたときにはまず
「先生からは何て聞いていますか?」
もしくは、
「先生に何か症状を訴えましたか?」
と、現状を確認していると思います。

文章で書くと「何を当たり前のことを・・・」と感じていると思いますが、前述した憶測の会話が、実際には非常に多く飛び交っています。

まずは現状を確認する。
なぜ、そうなっているのかの経緯も確認する。
その上で、そこにある課題解決や、目標達成のためにどうしていくかを考える。

なかには、目標達成のためには、目の前の課題を解決する必要がない場合もありますが、それはまた別のお話でしようと思ってます。

(簡単に例えて説明すると、国語で90点以上を取りたい時に、数学の微分積分ができないという課題に向き合う必要はないというイメージで伝わるでしょうか?)

脱線しましたが、繰り返し書いておきます。

現状を確認する。

そうしたら「で、どうなってるの?」という問いに答えられるようになります。
もし、答えられなかったら、なぜ答えられないのかを考えてその原因を確認する。

シンプルですが、基礎基本を徹底することで、劇的に仕事の質が変わります。

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