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#15 山田錦について

今回の問題

山田錦について述べよ。

自分の回答

200字回答

山田錦は、1923年に兵庫県で山田穂と短稈渡船の交配により誕生した。生産量第一位の酒米品種で、総生産量の60%を占める兵庫県など、西日本を中心に全国で広く栽培されている。良質の麹が作りやすく高精米にも向く晩生品種。奥行きのある豊醇な味わいの酒を生む。酒造家と農家が直接契約する村米制度など、独特の歴史によって普及した。秋津産山田錦や糸島産山田錦など、産地でブランド化されているものもある。(194字)

回答の要素

山田錦について
1923年に兵庫県立農事試験場にて山田穂と短稈渡船の交配により誕生。
選抜と品種の遺伝的固定を行ったのち、1936年に命名。
生産量は酒造好適米の中で最大。総生産量の60%を占める兵庫県など、西日本を中心に全国で栽培。
良質の麹が作りやすく、高精米にも向く晩生品種。
奥行きのある豊醇な味わいの酒を生み、作り手に人気がある。
酒造家と農家が直接契約する村米制度など、独特の歴史によって普及した。
特A-a地区の秋津産山田錦、福岡の糸島産山田錦など、産地でブランド化されているものもある。

回答の構成

・1923年兵庫県、山田穂と短稈渡船
・生産量最多、60%は兵庫、西日本中心
・良質の麹、高精米、晩生
・奥行き、豊醇な味わい
・村米制度
・秋津産山田錦、糸島産山田錦、ブランド化

回答の補足

関連
 #03 村米制度について
 #50 酒造好適米の今後の展望について 

他の回答

先人たちの回答

山田錦は1923年に「山田穂」と「短稈渡船」の交配により誕生し、1936年に命名された。国内最大の生産量で37.5%のシェアを誇り、「酒米の王」の異名を持つ。大粒で心白発現率が高く、良質の麹になり、高精白も可能。濃醇な味わいの酒となる。晩生品種。70%が兵庫で栽培され、独特の村米制度を形成した。主産地である三木市と加東市の土壌はモンモリロナイトを主とする粘質土で、ミネラルをバランス良く含む。

すしログさん
https://sushi-blog.com/sakelog/sake-diploma-essay/

1923年、兵庫県立農事試験場にて、山田穂と短稈渡船の交配により誕生し、1936年に命名された。山田錦の生産量は酒造好適米の中で1番多い。良質の麹が作りやすく、高精米にも向き、奥行きのある豊潤な味わいの酒を生み出しやすいため、造り手に人気がある。晩生品種である。全国総生産量の70%を兵庫県が占めるものの、西日本を中心に2府31県で栽培されている。村米制度などにより普及した歴史がある。

えすにっくさん
https://ethnicsake.blog.fc2.com/blog-entry-165.html

参考文献

J.S.A SAKE DIPLOMA 教本(Third Edition)p. 37,38

※ 引用時に出典URLを明記したものは省きました。
※ 内容に間違いがある場合があります。ご指摘いただけると幸いです。


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