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宮田みや
2019年4月15日 01:07
反骨精神でもなんでもない。弱虫が必死になんでもないふりをして一人で立つのが怖くて無理して生きてんだ。息苦しくってありゃしない。だから、そんな人生に中指を立てる。気分がちょっと軽くなる。電車で降りる時に、わざとぶつかってくるおおじさんに。すれ違いざまに舌打ちをしてきたお姉さんに。不細工だと嘲笑った同級生に。見えないとこで中指を立てんだ。背中に向かって中指立てて、こころのなか
2019年4月4日 17:14
しにたい、しにたいよ、感情を言葉にしようとしてやめた何度もなんども取り消した荒削りな言葉たちも削ることをやめてただの石ころになった角が尖った石ころは、私のおなかのなかにたまっていって、その角で私を傷つける。のみ込んだ感情や言葉が何よりも私を苦しめる泣きたいのか笑いたいのか、どうすればいいのかわからないおなかがすいた。何にもしていないのに。なきたいきぶんだ何もしてないけどくるしいよう
2019年1月24日 00:43
#小説 #日記 時々見る夢。それは本当に時々で、覚えていないだけで実は頻繁に見ているかもしれない夢。帰り道、いつもの道。すれ違う人々の違和感に私は気づく。白塗りのような、仮面のような、そんな顔の子供たちがこっちを向いて笑ってる。私のことを追いかけているかのように、どこに行っても気づけば正面に、後ろに、横にいる。不気味で、私は逃げ惑ううちに思い出す。あぁ、これは"夢"だ、と。それ