人生の最優先は「〇〇心地」の良いもの

最近読んだ本、「限りある時間の使い方」。
とっても今の自分に突き刺さる内容で、2周読んでしまった。

タイトル名からして、巷に溢れる時間整理術の本かなと思ったけど、
実際は全く違う、目からウロコな内容。
中身には詳しくは触れないが、
とてもかみ砕くと、「目標に向けて今という時間を浪費する」のではなく、「今という時間こそ大切にしよう」という趣旨だ。
(私の言葉だと陳腐に聞こえるけど、本書の内容はとても深いです。とてもおススメの本です。)

「今、ここに集中する」
心理学の本でもよく書かれているし、
私も昔からの座右の銘にしている言葉だ。
今やっている事に集中すると、過去の後悔や未来の不安に悩まずに済む。
しかし、今ここに集中することは簡単ではない。
集中しようとすればするほど、集中できなくなるのが人間の性だ。
それは「眠ろう」と思えば思うほど眠れなくなるように。

「今ここに集中する」ことより簡単に今を感じることができること
それは「今、ここにいる実感を常に持つこと」だと本書は説く。
一見、似ているようだけど少し違う。

私がこの世に生を受けたのは、宇宙単位だと物凄い偶然だ。
そう思うと、残りの人生がとても貴重なものに思えてきて、
私が生きている今この瞬間も愛おしく思えてくる。
私が存在するのは過去でも未来でもない。
今、この瞬間だけなのだ。

そう感じると、ふとある考えが思い浮かんだ。
この瞬間の「私」を大事にしなければいけないのなら、
「〇〇心地」ということを、もっと重要視するべきじゃないか。

いきなりの俗的な話で申し訳ない。
でも、よく考えて頂きたい。

五感で感じる「〇〇心地」は、身の回りにたくさん溢れている。

今、あなたが着ている服の”着心地”。
出掛ける時に履く靴の”履き心地”。
人生の三分の一を過ごす寝室のベッドや枕の"寝心地"。
通勤に使う車の"乗り心地"。

"心地"にまつわるものは、あなたの生きている瞬間のいつも傍にいる。
繰り返すが、あなたが存在しているのは過去でも未来でもなく、今この瞬間だけだ。
だからこそ、"心地いいもの"をリアルタイムで感じるべきだ。
そうすると、おのずと人生の質や幸福度が上がるのではないだろうか。
これって案外、大事なことなんじゃないかな。

身の回りのものにこそ、心地いいモノを選んでいきたいですね。





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