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社会にでる

前回はバンドスタッフをしながら専門学生をしてますよ。というところまで書きました。

次回はバンドスタッフをしての苦労を書こうと前回の最後に書いていたのですが、今思い返せばそんなにないかも…
たくさんあるけど、過ぎてしまった今となっては苦労はなかったかもと思います。

私もしたい仕事への目的があって、音楽業界に足を踏み入れたので全部いい経験だったなと思ってます。

バンドスタッフをやっての苦労は、強いていうならインディーズバンドのスタッフなのでお給料は出ません。
数ヶ月に1度メンバーが感謝という意味で1〜2万円くれました。私も好きなことをしていただけの学生なので、そこにお金は求めてなんていなかったし「そんないいのに…でもありがとうございます!」て感じでありがたく受け取っていました。

やりたいこと、夢を追うことにはお金がかかる、時間がかかる。そんなこと音楽業界に限らず当たり前のことだし、自分の好きなことを1人じゃなくてみんなと出来てお金には変えられないものだらけでした。

私がスタッフでついていたインディーズバンドは運良く某レーベルに面倒を見ともらうことになります。

インディーズバンドでもフェスに出たり、ラジオに呼んでもらえたりして、芸能人に会ったり一緒にお仕事をしたりたくさんありました。ミュージックビデオの撮影、レコーディング、アーティスト写真撮影、バンドミーティング、グッズ制作、オフのBBQ、花火。

お仕事だと思ってバンドのスタッフをしていたけど、学生みたいな楽しい時間もたくさん過ごしました。
私の青春時代は学校の友達と少し年上のお兄さんお姉さんバンドマンとで埋め尽くされて、今現在はフリーターですが、10代の「バンドスタッフをして、ライブを見に行って、勉強して」の日々は決して無駄ではなく、濃ゆい青春時代でしたね。

2年間の専門学校生活で濃すぎる時間を経て、卒業後私は先輩の紹介でライブハウスに就職をします。

バンドにもそのタイミングでさまざまな変化が起きます。


メンバーの脱退。




活動環境の変化、バンドの先にあったそれぞれの目的、目標。
いつもワイワイして仲のいいメンバー同士のピリッとした空気、ピリッとした大人との空気、20歳にしていろんな人の人生の決断を目の当たりにしました。
バンドやってる人たちの覚悟って本当にすごい人はすごいんです。

「バンドの方向性が違って解散しました。」「脱退しました」
このよく聞く台詞、すごくすごくいろんな思いと考え、時間と思いやり全てが詰まって、言葉にはしきれないがゆえにこんなにシンプルな言葉でバンドの解散、脱退が告げられる事がほとんどなのかなと思います。

メンバー脱退後、レーベルは離れちゃったけどバンドはその後も2年弱続いてました。
私が就職したライブハウスにも出演したりして、最後の最後までたくさんのお客さんとバンド仲間に愛されて活動を終えました。

で、就職してからフリーターの今に至るまでがいろいろあったのでまた次回書いていきます。

読んでいただきありがとうございました。

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