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本を作ったら文学フリマを目指すことになった話

昨年、機会に恵まれて本を自費出版することができた。
いつか自分の書いた本を出せたらいいな、と思ってはいたものの
商業出版は夢のまた夢だし、自費出版なら可能かもしれないけど
そもそも本づくりが全然わからないから無理だろうと思っていた。

するとそこに救世主のような方が現れたのである。

SNSで繫がっていたベルソさんは
装丁グラフィックのお仕事をされていて、
私はSNSに日常の些細なことをつぶやいたり、
短い小説を投稿していた。
あるとき、些細な話題がきっかけでリプライやDMで
話すようになり、ベルソさんに私の書いた小説を
本にする手伝いをしてもらえないかお願いしてみた。
ベルソさんは快く引き受けてくださって
ここに一冊の本が完成した。

表現の時代

この本は、新人賞に応募して落選した作品を手直ししたもの。
内容は気に入っていたし、まだ本にもなってない状態で
読んでくれた知り合いから本という形になって読みたいですと
言って貰えたのも後押しになった。

少部数しか刷らなくて、ほとんど家族、友人、知り合いに配った。
昔お世話になった人にも連絡を取って贈った。
小説書いてますとは昔から豪語してたものの、
実際モノとして本が存在して
読んだ感想が貰えるのはとてもうれしい体験だった。

ここで、一区切りのはずだったのだけれど
今年の初め、ベルソさんからこんなお誘いがあった。

「文学フリマ興味ありません? やってみませんか?」

その言葉に、来た、とも思ったし
どうする? とも思った。

文学フリマとは文学作品の展示即売会。
私の地元、京都でも開催されている。
今まで行こうかな、と思ったことは何度かあったものの
タイミングあわず行ったことはない。

本出したとき、正直文学フリマ参加したいな、と思った。
しかし、私は精神の持病持ちの虚弱体質。
一日がかりのイベントなんて無理だ、と
思ったものの、気が付けばやりたいですと返事していた。

とりあえずベルソさんと打ち合わせしましょうか、
と初めて会うことに。
(本づくりはメールとtwitterのDMだけでやりとりした)

そんなわけで三月某日、京都市内のカフェにて
ベルソさんとお会いする。

twitterのフォロワーさんと実際に会うのは
初めてだったので少し緊張したけど
お互い、日ごろ何をつぶやいているのか
知っているので初めましての感じはしませんでした。

ベルソさんが大阪の文学フリマで貰って来た
戦利品を見せて貰って
だいたい雰囲気はこんな感じ
難しく考えなくていい、
本もコピー本から凝ったのまでいろいろと教えてもらう。

とりあえず来年年明けの文学フリマ出店を
目指して、去年作った本プラス新しく本を作ろうということに。

まだまだ手探り状態で
何をすればいいかもよくわかっていませんが
とりあえずちまちまと原稿を書いています。
これがなければ始まらないからね。

今後は当日に向けて進捗をあれこれつづっていこうと思います。

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