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イタリア旅行の記録(2011.2.12~14)

安眠妨害水族館の古い記事をなんとなく見返していたら、旅行記やテキストなんかを書いていたことを思い出した。
当時は、長文アウトプットのツールがブログ1本しかなかったから、毎日更新を維持するためにもそこで投稿したのだっけか。
改めて安眠妨害水族館は音楽ブログだということもあるので、全部にはならないかもしれないが、いくつかはこちらに移管しておこうかと。

第一弾は2011年に行ったイタリア旅行。
今となっては、まさかこんなことになるとは、といったところで、また行きたいなという願いを込めて。

2月12日~13日 ミラノ

ミラノに行ったら、欠かせない芸術品。
ダヴィンチの、「最後の晩餐」である。
写真撮影は禁止だったので、せめてもの記録として、展示されている建物を撮影した…

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…つもりだったのだけれど、これ、隣の建物だった。

写真を撮ったあとに、ここに入らなかったから超戸惑った。
いや、「最後の晩餐」は、もともと食堂だったところに展示されてるので、思った以上に地味な建物の中にあるのね。
こっちに飾られてそうだったのよ、教会だし。

ちなみに、食堂だった名残として、本来描かれていたキリストの足が、ドアの拡張をするため、削られてしまっているとのこと。
当時の人々にとって、ダヴィンチの名作よりも、シェフの使い勝手のほうが大事だったのだよな、と妙に感心してしまった。
こういうのも、教科書で見るだけじゃわからない、歴史の面白さなのかな、と。


さて、その後は、ゴシック建築を代表するミラノのドゥオモに。
わー、マリスミゼルだ!マリスミゼルの世界観だ!(ヴィジュアル脳)

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見た目は高層階まであるお城なのに、中に入ってみると、基本的に一階建て。
とにかく、天に近づくことが価値だった宗教観が、この高い天井になっているのかと思うと、日本の文化とはまったく違うなぁ、と。

ちなみに、これは"3番目に大きい教会"だそうなんだけれど、この旅行で、3回くらい"3番目に大きい教会"を見た。
1番の聖ピエトロ大聖堂が圧倒的に大きいのが仕方ないとして、なんとかベストスリーには食い込みたい、という思いは、日本でもイタリアでも同じのようだ。
"奥行きだけならあっちの教会なんですが、あそこはカトリックではないから除外して..."とか、"奥行きや占有面積では勝てないのですが、高さだけなら..."とか、偉い人たちがハクをつけるために、理屈をこねてる感じを想像すると、なんともほほえましい。


2月13日~14日 ヴェネツィア

バレンタインはヴェネツィアで。
女性から男性にチョコレートをあげるのは、日本だけということで、あちらでは男性向けにプレゼント用の薔薇を売る人が多かった。

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さすがは水の都、ヴェネツィア。
ホテルは、水上バスで乗り付けたところが受付になっていた。
なんだか格好良い。
だいぶテンションが上がる。

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街が迷路のような細い道で構成されていて、車なんて通れない。
TAXIはあるのだけれど、水上ボート。
こんな文化が、未だに残っているというのが、異国に来たという実感を高めてくれる。

ところが、この複雑な路地のせいで、道に迷った。
待ち合わせ時間の15分前に、なぜか集合場所の反対岸にいる僕。
日本だったら、タクシーで!と行けるところなのだが、石畳の足場が悪い中、走るしかないという状況。
イタリア語なんてわからないし、とりあえず泣いた。
泣いたら誰か助けてくれるだろうと思って泣いた。

そんな悪夢を乗り越えてのランチ。
さぞかし美味しいだろう、と期待したのだが、悲しいぐらいに口に合わなかった。
イカスミパスタ、苦手なの…

ただし、事前に聞いていたとおり、カプチーノは美味しかった。

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どれだけヴェネツィア料理が合わなかったのかは、海外旅行のメインのランチで、カプチーノしか写真が残っていないところで察してほしい。

なお、ホテルでは、地元のお祭りが近いみたいで、仮面やドレスが展示されていた。
お祭りという言葉が違和感があるほど、煌びやかな装飾。
本当に仮面舞踏会みたいな感じなんだな…

こうして、ヴェネツィアでの夜は更けていく。

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わー、HIZAKIだ!HIZAKIの衣装だ!(ヴィジュアル脳)

#一度は行きたいあの場所

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