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サカナ月報(2024年8月)

連日の猛暑!猛暑!からの台風!台風!と環境異変を感じますが、
今月の我が家はマイコプラズマ肺炎が子ども二人を襲い大変でした。
夏も終わり明日からは秋!しばらくは秋らしくない気温だと思いますが、
着実に今年も年末に向けて日々は過ぎていきますねぇ。


1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
ゲ制デーと月末には欠かさず更新を続けています!

ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!


2.ゲームプレイ

祝!TGF2024開催決定!

というわけでノベコレは永遠の心のホームなので嬉しいです。
今回は「バッジ搭載ゲーのみフライングプレイあり」という謎ルールを適用しており、現時点で77作ほどプレイしております。
気付けば前月比で50作増えております。ゲ制自体の効率は悪いしロングスリーパーの癖にタイムマネジメント力が強くて自分でも焦りました!

ちなみにSteamでもちょいちょいゲームを遊んでおりまして、なんか自分の中で月イチで簡単にゲーム紹介記事も上げることにしました。紹介記事は書かないまでも、割と面白かったゲームだけ以下に並べてみます。


芸術要素高めなのでお絵描きされる勢の方やお洒落さんにおススメ。
演出レベルも高いですが自分にはあまり参考にできる部分はなかったかも。
2時間ちょっとで実績はコンプできました。クリア後のおまけも充実。


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて7回でした!
以下、並べていきたいと思います。

なんだか割とバランスが良いような感じがしてイイ感じかもしれません。インディーゲー感想記事はストックがかなりあるので毎月第1日曜はこれでイケそうです。あとはゲーム制作ハウツー関連記事を増やしていきたいのですが、自称中級者が詐称であることを自覚してから筆が鈍っております。ネタはいっぱいあるのですがトンデモスクリプトを広めてもなぁ、という気持ちが出てきていますね。初心者でなんとか実装したい場合の参考にはいいのかもですが長い目で見るとタメにならない、みたいな。


4.読書

今月は9冊。猛暑&お盆を利用しての在宅勤務が多めでしたが、意外と冊数は平常運転でした。時間に換算すると多分20時間くらい。このくらい読んでもゲ制時間の方が全然長いんですね。ゲ制の時間の溶け方は異常だ!なお、メフィスト賞全制覇を狙うと決めたので、受賞作がいつもより多めです。今後完走までそうなる見込みです。初期の作品は絶版が多そうだけども。

■そして、バトンは渡された 瀬尾 まいこ
さすが最も外れが少ないと言われる本屋大賞受賞作。前々から読もう読もうと思っていてようやく読めたが、非常に素晴らしい作品だった。愛すべき変人が大好きなので、主人公と森宮さんのいずれも違うベクトルで独特のキャラクターは最高に魅力的。時系列的に現在と過去を行ったり来たりしながら主人公の価値観を作り出した生い立ちが明らかになる構成も素晴らしく、感情移入が捗る。ラストまで進んだ頃には自分も森宮さんの視点になり号泣。ひかり号の中で急に泣き出すおっさん。最後は家で読めば良かった。

■島はぼくらと 辻村 深月
離島を舞台にした一作。他人との距離が良くも悪くも近い離島における濃密な人間関係は、地元民と移住者との関係も含めて非常にリアルだった。幼馴染の男女4人を軸にした成長ストーリーとしての読み応えもあり、青春・恋愛・社会派要素がバランス良く完成度高くまとまっている印象を受けた。スロウハイツの神様の登場人物が出てきただけで嬉しく感じたため、辻村ワールドを味わうことで同様の喜びを感じられると思うとこの先も楽しみ。

■家族シアター 辻村 深月
家族をテーマにした短編集。7つの短編のほとんどは必ずしも良いとはいえない関係性を描いているのがリアル。とはいえ、いずれもそんな関係の中でも感じる絆やお互いへの信頼などが見え隠れするストーリーなのでとても読後感は良い。感情の機微や血縁だからこそ生じるような微妙な関係性の描き方がとても巧みだと感じた。本作で決定的に作者のファンになったような気がする。

■閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット 木元 哉多
メフィスト賞受賞作シリーズの3作目。相変わらず非常に面白い。作者紹介に新人離れした筆運びとあるけど本当にそう思う。文章の修飾に過不足はないし、伏線配置と回収もバッチリで、少し説教臭さも感じるけどメッセージ性もあるし。圧倒的に実力に知名度が追い付いてない気がする。ラノベっぽい表紙の講談社タイガのレーベルだからかも?シリーズ既刊はあと4冊あるのでもうしばらくは楽しめるが、出版時期的にもう打ち止めっぽいのが既に悲しいところ。作者のファンになったので以下のようなサイトを見つけてむさぼるように読んだところ、やはり相当デキる方だなと腑に落ちた。
推理作家の思考|記事詳細|tree (tree-novel.com)

■空を見上げる古い歌を口ずさむ 小路 幸也
過去に少年探偵団のアンソロジー本を読んだことがある作者のメフィスト賞受賞のデビュー作。ミステリ要素のほぼない、高度経済成長期の工業団地を舞台にしたジャンル分類の難しい作品。昭和の空気感をひしひしと感じる「本当にあった怖い話」のようなお話。割とたくさん死人は出るけど、子ども目線×回想ベースのお話ということもあるのか「怖い」よりも「不思議感」が強い印象。あまり他では感じられない読み口&作風なので興味深く読んだ。それにしてもメフィスト賞の間口の広さには驚く。

■孤虫症 真梨 幸子
「殺人鬼フジコの衝動」で一世を風靡したイヤミスの旗手のデビュー作。序盤から尋常ではないレベルで生理的不快感をかきたてる描写の連続で、辟易としつつも作品の持つエネルギーに圧倒された。湊かなえが精神的イヤミスの女王とすれば、こちらは生理的イヤミスの女王といったところか。全3章のうちの3章が始まったあたりで、強烈描写のインパクトの裏に隠されたこの作品の構造が見えてきて期待感が最高潮に。ラストは少しバタバタしすぎな印象で、結末に対する伏線のバランスがイマイチという感じもしたが、小さくまとまらずに個性が炸裂したよきデビュー作という印象。エログロレベルが高すぎるので人様にはあまりオススメできませんが。。。

■死都日本 石黒 耀
九州で火山が大噴火する災害小説。火山関連の圧倒的な知識量と緻密なシミュレートによるリアリティや臨場感が素晴らしかった。主人公の決死の冒険活劇としても楽しめた。分厚いし専門用語も飛び交うのにのめり込んで一気読みするくらい非常に面白かった。政治思想(政権与党批判)がかなりクドめなのが気になったが、2024年に読むと正しいこと言ってるよなぁという気も。これもメフィスト賞?本当に面白ければ何でもあり。

■記憶の果て(上) 浦賀 和宏
自殺した父親の残したパソコンの中に残されていた人工知能の正体とは!?といった感じのお話。98年刊行なので、AIの捉え方が若干今と異なる&かなり時代を先取りしている感が興味深い。上巻はまだ起承転結の承に差し掛かったくらいなのでなんとも感想の述べようもないかも。通勤の行き帰りで1時間半くらいでさらりと読めた。

■記憶の果て(下) 浦賀 和宏
上巻から一気にギアを上げた下巻。自分の好みの設定だったのに、種明かしされるまでまさかそうだと全く思いもよらなかったので驚いた。秘められた真実を解き明かしていく展開はとても爽快感あり。振り返ると少し変わった語り口は魅力的でもあり、真実を上手く隠すのにも寄与していたように感じた。それなりにページ数はあるけど端的にあらすじ書いたら凄く短くまとまりそう、でもそれがマイナスに感じられない不思議な作品だな、と。

2024年累計80冊!(急に数えてみた)


5.映画

当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!いやぁ、良かったです!!

どちらも甲乙つけがたい素晴らしさだったので、全く別ジャンルの2作を同列で並べてみました。時代と言い内容と言い、この2作を続けて観た人間って自分以外いるのかな、という感じ。

「ライフ・イズ・ビューティフル」はナチスによるユダヤ人迫害を描いた映画で、これまた名作の「シンドラーのリスト」が鬱屈・悲惨をより描いたのに対し、親子愛や家族愛をひたすら明るく優しい主人公を通じて描いた一作でした。どちらも名作ですが本作の方が鑑賞時間や作風を考えるとより観やすいように思いました。白黒映画でもないですし。誰が観ても映画って良いなぁと思えるような「ショーシャンクの空に」ばりの安定感があります。あ、でも前半は少しだけ退屈だった気もするから完成度は劣るかも。いや、あれはあれで奇跡のバランスで最高だったような。いずれにせよ名作。

「ミッドサマー」は公開時から興味があったのですが、間違いなく予告編がピークの映画であるという謎の確信を持ってしばらく見ていませんでした。アマプラのウォッチリスト入りも最古参くらいでしたが、何の気なしに観たら強烈にハマりました。「ライフ・イズ・ビューティフル」よりも確実に人を選ぶ分だけ、同じくらい刺さったならこっちを推すべきだよな、と感じた次第です。いや、同じくらいというよりこちらの方が刺さったかも。カルト宗教が暮らす村を訪問するストレンジャーたちが翻弄されていくという定番のノリ。主人公の女の子の体力があり過ぎるのが違和感があったのですが、本映画の撮影前にプロレス猛特訓してたことを知り納得。ってメタネタでした。主人公の恋人目線でシナリオ書いたらいつでもエロゲの神シナリオになりそうな気配です。舞台や宗教観を因習村と和風に置き換えて書いてみようかしら、と思った次第です。

次点で「南極料理人」も素晴らしかったのですが、何度か落ち着いて考えたところ上記2作と比べると少し位置付けは下がるかな、と。

ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■セブン・シスターズ(Amazonプライム) ★★★☆☆
■ザ・ハッスル(Amazonプライム) ★★★☆☆
■マトリックス(Amazonプライム) ★★★☆☆
■ライフ・イズ・ビューティフル(Amazonプライム) ★★★★★
■ミッドサマー(Amazonプライム) ★★★★★
■ドント・ウォーリー・ダーリン(Amazonプライム) ★★★★☆
■ファイティング・ファミリー(Amazonプライム) ★★★★☆
■ヘレディタリー/継承(Amazonプライム) ★★★☆☆
■南極料理人(Amazonプライム) ★★★★★
■スラムドッグ$ミリオネア(Hulu) ★★★★☆
■ベンジャミン・バトン 数奇な人生(Netflix) ★★★★☆
■ぼくらの七日間戦争(Amazonプライム) ★★★★☆

今月観たのは全12本でした。ゲームの完成を諦めただけありますね!
ちなみにHuluとNetflixは妻が最近サブスク始めた(そしてやめる)ため
割と観てはいますがそれでもトータル時間は20時間強なので、やっぱりゲ制の時間の溶け方は異常だ!(ゲ制時間はたぶん月で40時間弱くらいと思われます)

2024年累計75本(こちらも急に数えてみた)


6.運動

ランニング
今月は久々に目指せ150kmという感じでしたが、最後の最後に体調崩す&出張延期で走る機会を1度失った結果惜しくも未達。残念。9月はまだまだ暑そうですが、10月以降は最低150km踏むぞ!と改めて心に誓います。にしても体重が重め安定なので冬に向けて絞っていかねば!


3日(土)   18km
8日(木)   15km
10日(土) 18km
13日(火) 15km
14日(水) 15km
17日(土) 18km
24日(土) 20km
31日(土) 18km(予定)

計  137km


というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!

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