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歩いて分割日本一周 Part 2 京都~串本 後編

7泊8日と長いので前後編に分けました。前編はコチラ。

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5日目 2024/01/05 南伊勢~尾鷲

海岸沿いを無限に歩くルート。

50.42 km, 8:14, 63,756歩

今日は控えめな距離なので気持ちは少し楽。7:00くらいに出発しました。

昨日は暗くて見えなかった海。朝の空気が気持ちいい。

国道260号と42号を通って、海沿いに進んでいきます。

サイクリングロードにもなってるみたいで、こういう休憩スポットがちょいちょいある。
朝日が反射して本当に綺麗。なんな海面にはモヤみたいなのもふわふわしてて神秘的でした。
振り返ると山。

まあこんな感じで自然を感じながら楽しく歩いていました。昨日の夜はあんなに歩きたくなかったのに、一晩でゲージが補充されてて助かる。

さて、今日最初のチェックポイントは、スタートから9 kmほど行ったところにあるファミマです。ここに行かないと朝ごはんが無い!!

なんかあり得ない傾斜を上ったり
トンネルの中で町境を越えたり
谷にかかってる橋を渡ったり……

そうこうしていると、ファミマがある"錦"に到着。

美人の町らしい。そもそもほとんど人を見かけませんでしたが……(朝早いのもある)。

朝ごはんは結構ガッツリ目に食べました。エネルギーが無いと歩くことはできません。

その後もどんどん歩き進めていきます。

信じられないほど綺麗で全然絶叫とかしてた。
川も綺麗ですごい。

基本山と海と、あとトンネルですね。あと、昨日もそうだったんですけど、昼になると基本暑い!!でも日陰は寒い!!って感じで上着を着たり脱いだりするのが大変でした。それに加えて今日はトンネルも沢山登場し、発狂。

ちなみに、トンネルの中は圏外なのでGPSがぐちゃぐちゃにされます。

この間って歩いた距離に加算されてないパターンと、ぐちゃぐちゃになって高速移動してるパターンがあって、本当にぐちゃぐちゃなんだよな〜。

まあ日本スケールで見たら細かいことですね。歩いた総距離とかにも影響してきますが、もうそういう物だと思ってください。多分日本ってここ以外にも沢山トンネルあるし。

紀北町の集落を通り、さらに海沿いを南西に進んでいきます。

いい感じの休憩スポットがあったので少し休憩。

この辺、マジで眠くて終わってました。起伏激しい道だし、トンネルも多いしで、体と心をぐちゃぐちゃにされます。

でも止まってるだけではゴールに着きません。右足と左足を交互に前に出し、進んでいきます。すると、なんか飲食店が目に止まりました。気づけば時間も12:00くらいだし、折角なので入ることにしました。

もう本当に眠くて元気無くて、注文した後全然気絶してました。

醤油ラーメン。

食べた後、元気が ド カ 湧 き。徒歩は食事が全てです。無茶苦茶ルンルンで歩くことができました。

今温泉とか入ったら2度と動けなくなると思って我慢した。
有形文化財に登録されてるトンネル。
壁面がぐにゃぐにゃ。

さらに進んで三野瀬駅を過ぎると"三浦"という集落に入ります。

なんかもう、普通の町みたいな風景だけで安心できる。なんかこの辺山しかないし。
三浦を抜けると浜が広がってました。

この浜の奥から、あの世界遺産「熊野古道」の始神峠が始まっています。

なるほどな〜。

熊野古道が近くにあるってことは知ってたけど、Googleマップとかで調べてもなんか道とか無い場所に峠とかが出てくるだけで、どうやって行くのか全然知りませんでした。案内板出ててラッキー。

始神(はじかみ)峠を目指して進みます!
自然豊かな道で嬉しい!!
色んな所にこういう感じの橋がかかってます。渡るとびょいんびょいんする。
シンプルな、森。
途中から一気にキツい傾斜が増えて、「いじめ?」って声出ました。
頂上。本当にいい景色過ぎて自然と絶叫してた。
降りるよ〜。

楽しかったし綺麗な景色でよかったんですけど、シンプルに予定してた道より遥かに遠回りで狂います。

このぐにゃぐにゃしたGPSの軌跡が古道です。地図に道とか無い。

国道に合流し、再び山・海・トンネルロードを突き進みます。アスファルトが硬い。

国道といっても山に囲まれてるし楽しくはある。
向きが珍しい。
途中、船津駅を通過。

今回のルートでは紀勢本線沿いを歩くことも何度かあったのですが、電車が走ってるところを見ることはできませんでした……。明日以降に期待ですね。

そうこうしている内に日が沈んでいきます……。

銚子って地名被ることあるんだ(千葉にもある)。

海山(みやま)という道の駅を通る頃には大分暗くなってました。

馬越峠も熊野古道らしい。
古道を意識して石畳風に舗装されています。
こっちが馬越峠か〜……流石に暗いし時間も無い!!

この他にも、いくつも古道の案内板が出ていました。いつか熊野古道のために旅行したいですね。

さて、すっかり暗闇に包まれていつも通りテンションが下がるポイントではあるんですけど、実はもうゴールまで7 kmとかそんな所です。

トンネルを越えたら〜
尾鷲に到着!
街っぽい明かりも見えます!

実は最後の最後に起伏があってまあまあ苦しくはあったんですけど、ラストスパートだと思って頑張ることができました。

モダンな街並みで感動する。
着いたよ〜

19:00前に着きました。荷物を置いて夕飯を食べに行こうと思います。なんか街が賑わってる割にはチェーン店とかは全然無くて、個人経営の居酒屋とかがめちゃくちゃ多かったです。

海鮮ユッケ丼を食べました。ごま油の風味が口に広がります。

今日は暗闇も歩く時間も少なく、熊野古道というお楽しみもあったので、精神的にはかなり楽に歩けました。体の方には疲労やダメージが蓄積されていて、距離の割にはしんどいな……と思う場面も結構ありました。

あと、実は靴をもう一足持ってきていて、そっちに履き替えた所、足裏の痛みは大分和らぎました。そして、2日目にレバニラ定食を食べた時に噛んだところがしっかり口内炎になって、苦しい。

6日目 2024/01/06 尾鷲~新宮

引き続き海沿いを南下。

64.06 km, 11:24, 80,822歩

今日は55 km予定だったので、少し苦しそうだなという感じ。朝も早めに、6:00出発です。

まだ暗いよ〜。

ホテルを出て南下、中川を渡ります。

水面に反射する灯りが綺麗です。

30分ほど歩くと山道に突入。

朝日も昇ってきました。
今日も基本山と川とトンネルです。
片方開いてるトンネル嬉しい!!
野生動物注意の標識が狸なことあるんだ。
長さ2 km超えのトンネルが出現。発狂する。
やっと出口だー!って思ったら奥にめちゃくちゃな傾斜あって本当に声出た。
適当に撮ってたら朝日がいい感じになった。
なんか尾鷲市のオブジェとかあった。

トンネルの中は基本暇なので、今日は"誇張し過ぎたSacred worldのモノマネ"をして過ごしてました。てかこのトンネル本当に寒かったな〜。

トンネルを抜けると熊野市に突入!今回熊野を通るということで、京都まで来る電車の中で『凪のあすから』を観ていました。凪あすは熊野市がモデルと言われています。美海たも、萌え……。

でもなんか熊野市に入ってからあたりの様子が一変しました。

至るところに霜がおりてる。 さっきまで6℃だったのに!!
さっきまで6℃だったのに!!

寒さに凍えながら歩き続けます。ちなみに、今日は洗濯サイクルの都合で、今回の旅で1番薄着です。

川沿い歩くよ〜。

しばらく歩くと道の駅に到着。床が木のブロックで出来ていて、踏み心地が面白かったです。

自動ドアが壊れてて手動ドアになってました。
あんぱんを購入。エネルギー、大事。

その後も歩き続けます。

ガムの自販機と、初音ミクのイラスト。萌えがあると嬉しい。

なんかこの辺で右足の踵にできてるマメがめちゃくちゃ痛くなってきました。助けて〜。

今までずっと登りでしたが、徐々に下っていく感じの道になってきました。街が近づいてきた証拠ですね。なんか4 kmくらい下りだった気がするのでかなり気は狂いました。

途中でなんかデカい滝を発見。

この道は結構よく滝が出てきたんですけど、この滝はその中でもかなり大きい滝でした。清滝というらしい。

滝の横を過ぎると、すぐに大泊の町に出ます。時間もいい感じだったのでお昼ご飯を食べることにしました。

ほくしょうさん。
カレーら〜めんとお寿司のセット。

カレーら〜めんももちろん美味しかったんですけど、セットのお寿司がめちゃくちゃ美味しくて驚愕していました。寿司とは思えない分厚さのネタが載っており「びっくりしたあ……」って言っちゃったもん。

さて、引き続き歩いていきますよ〜。マメはぷくぷくしてて歩きづらかったので、潰しておきました。

ビーチだ!水が無茶苦茶綺麗。

なんと山はこの辺で終了で、これからずっと海沿いの平坦な道になります!!伊勢からここまでの山道の獲得標高を合計すると、2,500 mくらいになってました。

近くに世界遺産があったので寄ってみることに。

なんか波の侵食と地震で、こういう不思議な形の岩ができたそうです。自然って凄過ぎる。

反対側が見えてきました。

鬼ヶ城の内側?は山になってて、近くにはトンネルも通っています。今回通ったのは、その山の外側をぐるっと迂回するようなコースですね。

鬼ヶ城を出てしばらく歩くと、熊野市駅付近に突入です。

街が出てくると感動する。
駅キターーーーーー!!!
向かいの観光協会では、アニメ聖地のスタンプがもらえます。
市街を通り抜けると、獅子岩というものが出てきます。
ライオンの横顔に似た、不思議な岩です。
海沿い爆走(時速5 km)するよ〜

途中道の駅があったので、おやつタイムにしました。

今回の旅でアイスを食べるのは初めてです。

さて、山を下りてからここまでは結構観光地みたいなワイワイがあったんですけど、この辺から一気に単調な道になります。

ずっとこれ。

この時点で残り22 kmくらいあって、マジか〜となりました。無心で歩き続けていたらエネルギーが切れてしまったらしく、頭がぼーっとしてきました。急いで近くのドラッグストアに入って、ゼリー飲料で補給。なんとか回復しました。この辺はコンビニも多いので、見つけるごとにパンやおにぎりを食べるようにしました。

そんなこんなで、熊野の次の町、御浜町に到着です。

日が暮れてきたよ〜。
お日様ばいば〜い
かの有名な紀伊市木駅!全部い段で、すごい。

紀伊市木が最後のお楽しみスポットで、ここから10 kmくらいはマジで「無」でした。

道の駅。
紀宝町に突入。 道の駅2
道の駅2

暗い時は1人でめちゃくちゃ喋って気を紛らわせます。「わらわ、もう歩くの嫌なのじゃ!!」とか、「やっぱ三重県っておかし過ぎるだろ!!」とか絶叫してなんとか正気を保ちました。あと「お父さん、お母さん、僕をこんな風に育ててくれて本当にありがとう」とか言いながら少し泣いてた。基本夜は情緒ぐちゃぐちゃになります。

さて、”三重県おかし過ぎだろモード”に突入したのは、三重の終わりが見えてきたからです!

トンネルを抜けて……
橋を渡ると……
和歌山キターーーーーー!!!!

和歌山に入った途端街がワイワイしてきました。やっぱ三重っておかしかったよな?

夕飯どうしよかな〜と考えて、ファミマでカロリーと栄養だけを考えた食事にするか迷ったのですが、"人"との関わりが恋しくなって、お店で食べることにしました。

らんばんさん。
うどんモダン焼き 54.51 km, 9:44, 67,640歩 54.51 km, 9:44, 67,640歩

店主さんと色々お話ししたのですが、住んでた地域にめちゃくちゃ共通点があって盛り上がりました。モダン焼きも美味しく、楽しい夕飯となりました。ありがとう。

さて、そこから5分ほどで今日の宿に到着です。

今日もなんだかんだで60 kmオーバーとなり、本当に大変でした。でも途中鬼ヶ城や熊野市駅などのお楽しみスポットにも寄れて、すごく楽しかったです。

流石にここまで歩くと身体が終わってるな〜というのがよく分かります。足はもちろん痛いし、何よりエネルギー切れしやすくなったのを感じます。おそらく、体に蓄えられているエネルギーはもうほとんど使い切った状態なので、ここから先は今まで以上に食べることを意識しないとな、と思いました。

ちなみに、5日目に引き続き今日も最初に履いてきてたのとは別の靴を履いていました。しかし、靴の内側の踵の部分が擦り切れて、プラスチックが剥き出しになっていることに気づきました。そりゃマメも出来るわな。この靴は3年以上履いていたのですが、流石にもう履けませんね……。

7日目 2024/01/07 新宮~串本

いよいよ大詰め、どんどん南下して串本に突入します!

54.51 km, 9:44, 67,640歩

今日のホテルは6:30からの朝食がついているので、6:00に起きてそちらをいただきました。

手作り感のある朝食、嬉しい。

食べ終わって色々準備して7:30くらいに出ようとしたのですが、あり得ないほど体が重くて、「あ、これダメだな〜」と思い、とりあえず30分だけ寝ました。起きたら大分マシになってたので、とりあえず出発することは出来たものの、「リタイア」という言葉が頭の中を巡るくらいにはヤバかったです。

頑張るよ〜。これは標識が離れ過ぎてる川。

まずはエネルギー補給が大事だと思って、コンビニを見かける度におにぎりやinゼリーを買いました。

しばらくは国道沿いで、チェーン店やコンビニが並びます。エネルギー補給作戦は功を奏し、なんとか普通の体調に戻ってきました。

1時間ほど歩くと海が見えてきます。

隣がずっと海だと嬉しい。
さらに1時間ほど歩いて那智勝浦町に突入。
くじらもいるんだねえ。
電車だ!!明日これに乗るのか〜みたいな気持ちで眺めてました。

この辺は海沿いの自動車道って感じで、今までの旅路と比べると山側の自然を感じられるスポットはそんなになかったのですが、突然エグい崖が出てきました。

壮大

そこから更に行くと、なんかめちゃくちゃ綺麗な湖みたいなのか出てきました!!

ゆかし潟というらしい。
水がエメラルドグリーンで超綺麗です。

この辺は「湯川」という地域で、温泉がめちゃくちゃありました。

もうちょっと進むと、ご飯を食べようと思ってたお店が見えてくるはずです。

なんか複合施設の中に入ってるみたい。
MOGU MOGU食堂。これで300円って本当に安過ぎる。

美味しいご飯も食べたし、引き続き進んでいきますよ〜。施設を出てほんの少し歩くと、太地町に入ります。

くじら推しがすごかったです。
駅近のポールの上にもくじら。
くじらの町らしい。

ちなみに太地町を歩いたのはほんの1 kmほどで、すぐに紀伊勝浦に戻りました。

こういう形の町なんですね~。

下里駅を過ぎてしばらくすると、謎の看板がありました。

なんか地図確認する時もやたら主張してくるんだよな〜、この川。

気になったので調べてみると、日本一短い川とのこと。これは行くしかない!!

5分ほどで到着
ふつふつと湧き出る様子から「ぶつぶつ川」になったんだとか。
確かに短いな〜。

さて、元のルートに戻って、海沿いの道をずーっと歩いていきます。

3:00くらい。ちょっと日が傾いてきたな〜。

チェックポイントがあった方が精神的に楽なので、駅を目指しながら歩いていました。

紀伊浦神駅

歩いて駅を通っておくと、電車で帰る時「あ!通った場所だ!!」となれて楽しいです。

更に30分ほど歩くと、串本町に突入!今回の旅のゴールがある町までやってきました!!

山の間を抜けて、紀伊田原駅を目指します。

駅に近づくと川が登場
魚いっぱいいる!

あらゆる海や川などの水が綺麗すぎて毎回驚愕していました。

川から10分ほどで紀伊田原駅に到着
再び海へ抜けて海岸線を歩いていきます。日が沈む!!

ここから次の駅「古座(こざ)」まではマジでシンプルな海岸沿いの道で、何もありませんでした。頑張って1時間ちょっと歩くと、古座川の河口に着きます。

橋と夕焼けがいい感じ。

ここから暗くなって、苦しいモードに突入しました。夕飯は串本駅の近くで食べようと思っていたのですが、そこまで8 kmほどあります。出発が遅れた分チェックイン時刻がギリギリになっていることと、早く暗闇から抜け出したいという気持ちで、ペースアップしました。

ペースアップの末、なんとか夕飯処に到着。
お店の名物である鰹茶漬けをいただきました。

1杯目は普通の丼、2杯目はお茶漬け、更に3杯目は卵かけご飯を楽しむことができるワイワイセットです。ゴマだれの風味が効いていてめちゃくちゃ美味しかった。

さて、ここまで来たら本当の本当にもう一息!宿は紀伊大島の方に取ってあり、そこまでは5 kmちょっとです。……このタイミングでの5 km、結構あるな〜。串本駅の近くにはビジネスホテルもたくさんあって、「なんでここ取らなかったんだろ〜」って何度も思いました。

まあ言っても仕方ないですね。串本町の南の方に行って、橋を渡って紀伊大島へ行きます。

橋渡るよ〜

この辺に来ると、かなり星が綺麗に見えました。「でも4日目山奥で、孤独な暗闇の中で見た星が忘れられないな〜」なんてことを考えながら歩いてました。異常経験に感覚を狂わされてる。

くしもと大橋に突入

本州と紀伊大島を繋ぐ「くしもと大橋」ですが、本当に風が強くて終わってました。普通に歩いてたら向かい風が強過ぎて弾き返されるレベルです。ポケットやポーチに入れた物が飛ばされないよう、また、自分自身も飛ばされないよう、体をギュッとして、身を屈めて慎重に進みました。

なかなか前に進めないし、この橋めちゃくちゃ長いし、最後に来てこれか……とかなり心が折れそうな反面、紀伊大島に宿を取って良かった……と思いました。こんな経験、中々出来ないから。

渡りきった〜!!と思ったら「くしもと大橋2」みたいなのが出てきて驚愕しました。しかもさっきよりも風が強い。まっすぐ歩くのが本当に困難で、何度もバランスを崩しながら、なんとか渡りきりました。

ふと空を見上げると、さっきよりも星が綺麗に見えました。さっきまでは「4日目の方が良かったな」とか思ってた癖に、全然涙が出てきました。過酷な徒歩は、色んな体験を特別な物にしてくれるということを実感しました。歩くのが大好きで本当に良かった。明日の朝もこの橋渡らなきゃいけないの本当に勘弁してくれ。

さて、大島に上陸して15分ほど歩きます。

街灯の先とか真っ暗でワロタ。
ようやく到着!!

もうなんか、着いた瞬間今回の旅のこと色々思い出しちゃって、涙がどんどん溢れてきて、止まりませんでした。泣きながら服脱いでシャワー浴びました。

今日は朝「全然動けない!」ってとこからスタートして、なんとか持ち直した後にここまで来られました。やはり食事が重要なようです。足には右足と左足に2つずつマメができており、結構痛いです。この辺が今の自分の限界だな……と思いつつ、明日もあってワロタ。

8日目 2024/01/08 本州最南端

本州に戻って最南端に行ってから串本駅へ。

14.67 km, 2:47, 20,082歩

遂に最終日!今日は電車での帰宅時間もあるため、距離も少なめです。

まず目指すのは本州最南端。ここで日の出を見たいな〜と思ったので、朝は5:00に出ました。

真っ暗

紀伊大島に来たは良いものの、真っ暗な時間にしか滞在できなかったな……。

さて、昨日来た道を引き返すことになるので、当然橋を渡ります。強風を覚悟して臨んだのですが、全然風は強くなかったです。じゃあ昨日のアレはなんだったんだよ。

奥にアーチになっている部分が見えます。昨日はここの写真撮る余裕とかなかったもんな~。
橋の上から月を見ると、海面の反射もありとても神秘的でした。

そんな感じで肩透かしを食らいながら橋を渡り切りました。本州に入ってからは、残り6 kmほどで最南端に着きます。

橋を渡ってもまあまあ暗い。
6:20頃。明るくなってきたよ~。

一応、日の出は7:00頃の予定です。西日本の方が日の出が遅くて、”地球”を実感しますね(関東では、この時期6時台には日の出が始まってた気がします)。

正直今日は本当に歩くのが苦しかった。右足のかかとのマメが本当に強烈な痛みを発していて、普段通りの歩行ができませんでした。カックンカックンしながら、最終日だから……と力を振り絞っていました。

そんなこんなで、痛みに耐えながらなんとか本州最南端の潮岬に到着しました。

タワーとかある。

本州の東西南北端では到達証明書を購入できるのですが、それが売ってそうなこちらのタワーは8:30営業開始とのことで、残念ながら今回は見送りです。帰りの電車の時間に間に合わなくなるので。まあ、また今度も串本からスタートするわけだし、その時に買いましょう。

本州最南端のポストとかある。

周りは原っぱって感じでした。

いざ最南端へ!
ウォー!!

着いたのが6:40頃だったので、日の出が始まるまで20分ほど待つ必要があったのですが、歩いてないと本当に寒くて、凍えておりました。僕以外にも結構日の出を見に来てる方がいたのですが、みんな車の中で待機していました。なるほどな~。

早く動きたい!!ここから出して!!!と思っていると、遂にお日様が出てきました!!

まぶしい~。
日が昇った後、近くにいた人に記念写真を撮ってもらいました。寒そうな顔してますね。

さて、来た道とは少し違う道で帰ります。この辺は住宅街とかもあって、のどかな感じでした。そこを抜けると海が見えてきます。

下り坂苦しいよ~。

最南端から5 kmほどで串本駅に到着!!

あ~本当に苦しかった。

マジで、マメができちゃうと痛くてちゃんと歩けないし、それによって別の部分にも不調が出てくるという負のスパイラルがあるので、マメはしっかり対策する必要があるな、と思いました。擦り切れるまで靴を履かない、とか。

さて、今回の歩くパートはここまで!最後に電車に乗って帰ります。

めちゃくちゃ速い乗り物乗るよ~。

多気~名古屋区間は快速みえという電車に乗ったのですが、座れないのに加えて結構な乗車率だったため、荷物網棚に置けないし、姿勢保つのも大変だしで、かなりしんどかったです。歩くよりマシ、と心の中で何度も唱えて耐えました。

新幹線はガチで速すぎる。ごはん食べながら高速移動できるのすごすぎるし。
最後までしっかりとグリーン車で帰らせていただきます~。 

1月8日にして2024年初めての帰宅、本当にありがとう。でも多分日本一周目指してる間は毎年こんな感じなんだろうな~。

今回のまとめ

お~。

歩いた距離 383.43 km
かかった時間 70時間41分
歩いた歩数 497,756歩
歩いた日数 8日
歩いた都府県 4/45

今回は天候にも恵まれ、8日歩いて雨だったのはたったの半日。ラッキーでしたね。途中までフォロワーと一緒に歩けたので、精神的負担も半減といったところです。しかし、後半で1人になるとやはり厳しかったです。メンタルってどうやって鍛えるんだろうな~。

もちろん身体的にも苦しく、特にエネルギー切れについては大きな課題になってくるかと思います。脂肪をもっと蓄えておいた方がいいのかな~とか、素人ながら考えております。足の痛みに関しては、これまで足裏の痛みが課題として残っていましたが、靴紐の締め付けを全体的に緩くすることで緩和することを発見しました。

ここまでのまとめ

前回よりも長く歩いていることがよく分かりますね。

歩いた距離 607.59 km
かかった時間 111時間26分
歩いた歩数 779,005歩
歩いた日数 12日
歩いた都府県 6/45

今年のGWには東海道を埋めたいのですが、今回より長い日数歩くことになるので、本格的に色々考えないとダメですね。荷物の軽量化はもっとできそうなので検討するとして、靴のインソールとかも考えようかなと思いました。一緒に歩いてくれるフォロワーも大募集中です!

GPXの所得にはStravaを使いました。GPXファイルの結合にはJourneyMapを使いました。

ではまた!!

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