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全員参加型で作る!創業2期目のスタートアップが3つのバリューを決めるまでの歩み

この記事はourlyアドベントカレンダー2023の2日目の記事です。前回はHR相原さんアドベントカレンダー始めるぞ記事を書いてくれました。
明日はセールス&CS吉房さんがなんか良いことを書いてくれるそうです。


さて、本題に入る前に簡単に我々のご紹介をします。
ourly(アワリー)は社内コミュニケーションを活性化して、従業員エンゲージメント向上を支援するSaaSを提供しています。
親会社である株式会社ビットエーで行っていた社内コミュニケーション施策で得た学びをもとに、社内新規事業として立ち上げたのですが、おかげさまで順調に利用いただく企業様が増えており、22年4月に分社化してourly株式会社を設立しました。

SaaSの提供以外にも、社内コミュニケーション施策のノウハウや企業事例インタビューなどを掲載しているメディアを事業立ち上げ当初より運営しています。

この領域はノウハウが表に出てきにくく、担当者は孤独。。熱意があれどもなかなかうまくいかないと悩まれている経営トップや担当者様が多いので、そういった方々を支援していくべく日々奮闘しています。


ここからが本題です。ourlyでは23年7月の第2QキックオフMTGでバリュー策定を掲げ、約1ヶ月ほどかけて、全3回の全体セッション+複数回の小チームMTGを行いバリューを策定しました。
このタイミングでバリューを策定した理由やプロセス、学びをシェアすることで、同じフェーズの方の参考に少しでもなれば幸いです。

なぜ2期目のタイミングでバリューを策定したのか

ourlyは元々親会社の新規事業としてスタートしたので、バリュー策定時にはサービス検討開始(20年7月)から丸3年が経とうとしていました。

それまではバリューを明文化してなくても、人数が少なかったので暗黙的に価値観が共有できているのではと思っていましたが、22年4月に分社化してから1年間で社員も倍に増え、業務委託やインターン生も含め40名ほどになってくると、"共通言語"がないことによる弊害が今後どんどん大きくなりそうだと感じ始めたので、このタイミングでバリュー策定をすることにしました。

バリューは何のために定義するのか

シンプルに言うと、これから先の事業成長を加速させるためです。

上の段落で"感じ始めた"と書きましたが、実際に組織内で大きな問題が発生したわけではありません。ただメンバーが増えてくると価値観が多様化して、何を是として意思決定・行動するかが曖昧になり、そのすり合わせに時間とエネルギーを費やすことになります。

それが組織のあちこちで起き始めると顧客への価値提供に向けられるべきリソースが社内調整に向かうことになり大変もったいない。そうなる前に手を入れておく必要があり、役員2名の間で"そろそろかな"という感覚が互いに芽生えたのがこのタイミングでした。

そのため、メンバーに対しても、「バリュー策定は思想統一のためにあるのではなく、様々な個性がourlyの成長という共通目標の下に集まり、その中で目標と目的の達成のために必要な共通言語を定めるため」ということを伝えてセッションを始めています。

バリューは価値基準か行動指針か?

バリューを調べると様々な定義が出てきますが、その中でも価値基準なのか行動指針なのかで解釈が分かれるように感じています。
我々もバリュー定義をしていく中で、言葉の解釈が揺れるとコミュニケーションにおいて齟齬が生まれると考え、ourlyで言うバリューが何かを指すかを明確にすることにしました。

ユーザベースさんが出している上記資料等を参考にしながら、
・Value=価値基準
・Do/Don't=行動指針
として、バリューで定義される価値基準に沿った具体的な推奨/非推奨行動(行動指針)をDo/Don'tとして定義しました。
Do/Don'tは社内で起こった具体事例をもとにどんどん追加更新削除されていくものという位置付けです。

どういった流れでバリューを定めたか

COOの髙橋が前職で経営・組織コンサルをやっており、その中でバリュー策定セッションをクライアントに提供していたため、彼が主体となって進めてくれました。大きな流れは以下記事にまとまっているので、ぜひそちらを御覧ください。

1ヶ月間の議論を経て決まった、3つのバリュー

バリューを何個にするかというも議論内で出たのですが、これは独断と偏見で3つにすることを最初から決めていました。

参考にしたのはメルカリ小泉さんの記事で、「共通言語化して徹底するのが大事」「そのため言葉は短く、少ない方がいい」「バリューが飲み会で使われるなど、社内で言葉遊びが始まったら勝ち」という部分にめちゃめちゃ感化されて、絶対覚えやすいもの3つと心に決めていました。

そうして、セッションを経て決まったバリューが以下の3つです。

  1. 殻を破り突き進め / No Fear

  2. すべてに誠実に / Face to Faith

  3. “はたらく”にこだわろう / Why in ourly?

それぞれのバリューの意味

殻を破り突き進め / No Fear
いまの我々にはできることのほうが少なくて、顧客成果を生むために、会社としても個人としても日々新しいチャレンジに向き合う必要があります。
新しいことをする時には恐れを感じることもあるけれど、それを受け止め、自分の殻を破り、コンフォートゾーンを飛び出して行動すると得られるものも大きい。そんな個人の集まりでいようという思いを込めています。

すべてに誠実に / Face to Faith
誠実に目の前の人に価値を届ける。顧客、チーム、自分に嘘をつかず「コト」に向き合う。また、社内コミュニケーション活性化というサービスを提供する我々だからこそ、しっかりお互い顔をつき合わせてコトに向きあおう(face to face)という意味も込めています。

“はたらく”にこだわろう / Why in ourly? 
誰かに言われたからではなく、自分の意思を持って仕事をやり抜いているか。自分がやっている仕事の成果を誰よりも達成したいと思っているか、という思いを込めたバリューです。
"はたらく"を平仮名にした理由は、ourlyで働く意味や目的は人それぞれ違うため、その多様性は認め合おうという意味を込めました。

これから

バリューは決まりましたが日々の行動に生かされるぐらい浸透しないと当初の目的は達成されません。
この浸透策はHR中心に企画実行していく予定です。またどんなことをしたかnoteでも共有できればと思います。


またourlyでは絶賛採用中です、少しでも興味を持っていただいた方はぜひカジュアルにお話しましょう!

最後までありがとうございました。
ourlyアドベントカレンダー2023の3日目以降もぜひご覧ください!


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