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会話に飢えているのか?

 ゴールデンウイークに息子が帰ってくる予定だ。

 この春就職し、ただいまホテル泊で本社研修中。ゴールデンウイークが明けると、研修センターに移る。
 ”今度は何を準備して持って行かないといけないのだろう、買い物に行かないといけないな”と考えるのだが、息子は多分友達と遊ぶ約束をし、思いはすれ違い、私は勝手にイライラするのだろう。

 息子に聞いてみたいことがたくさんある。
「働くってどう?イメージと違う?」
 この間LINEで尋ねたときには、
「まだ研修中じゃけ」
 と返ってきた。
 そうね、文字で一言で答えられるものじゃないわね、家族で雑談中に聞かないといけないわね。
 会話しているうちに出てくるに違いない。

 働く大人について、勝手にイメージしていることがあったと思う、現実と理想のギャップとか、初めて知ることを聞いてみたい。
 今しか感じられないこと、この先数年で忘れていく感覚を聞いておきたい。

 それを聞いて、私も感じることがたくさんあると思う。
 さて私はどうしよう、自分に置き換えて考えるだろう。

 ひとの話を聴くのが好きだ、仕事観とか人生観とか。

 働いている会社の入っているビルのオーナーおじいちゃんから戦時中の話を聴いたり、借りている駐車場の隣に住んでいるおばあさんからお店をしていた頃の話を聴いたりしたなあ…。
 知らないことばかりで、何度も同じ話をされても私は楽しかった。あなたはこうしないとか、こうしないといけないとか言われなかったのが良かったのかもしれないけど、一生懸命生きてきた証の話。

 昔はおじいさんやおばあさんの話を聴いていたのだが、とうとう息子の話を聴くようになった…感慨深い。息子相手だと、いらぬ小言やアドバイスを挟んでしまいケンカになるので気をつけなければならないけど。

 会話に飢えているのか?今から楽しみにしている。

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