ねぇ、
ねぇ、
坂本
アパートの夕暮れに街路樹を付け足せば
何故だか気軽ではいられなくて
明るさでねじ伏せればねぇ、
好きじゃない向かい風でも歩いていける
恍惚にまとめればねぇ、
寒い雨にも蜂見つけられる
ハンカチを落とした帰り路
公園の時計、昼の3時
正しさを通して見る今日は
そんなにもすばらしいと思えない
やさぐれた格好でカッコつけて
咳き込みながら、ベランダで考えるよ
情けなさ垣間見ればねぇ、
葉の雫スプーンで受けていられる
煩いに共感の嵐来ればねぇ、
息苦しい湿度でも続けていける
ねぇ、聴いてる
ここにいるのなら、返事欲しいな
ねぇ、想ってる
探り入れようとしたんだよ
海岸の流木であなたへ
満ち引きで届くはず
明るさでねじ伏せればねぇ、
戻せない時忘れ、歩いていける
恍惚を信じ込めばねぇ、
寒い雨でも蜂のそば居れる
ねぇの風鈴、三段活用
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、
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