介護と接点がなかった私が介護領域の起業にこだわる理由

介護と接点がなかった私が介護領域の起業にこだわる理由


初めまして。株式会社プラスロボ代表取締役の鈴木亮平です。俳優ではありません。

「スケッター」という介護領域のスキルシェア・シェアエコサービスを運営するベンチャーの経営者をやってます。この個人アカウントでは、自分の頭の中の整理に使えれば良いなと思っております。公開メモみたいなものだと思っていただければと。

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「経営者」といっても、起業当時の2017年はサラリーマン記者が本業だったし、退職後もメディアベンチャーで編集長をやっていたりしたので、社長業一本で独立できたのは本当に最近です。出資を受けるまでは、二足のわらじでした。

起業決めた当時は、銀行融資も無理、出資も受けられず、さらに法人銀行口座の開設さえも断られる状態でしたので、独立できる状態ではありませんでした。

現在は正社員もいますし、もちろん自分も社長業一本で生きています(エンジニアも4人ほどいて、CTOが取りまとめています)。その道のりについては、どこかで機会があったらお話していきたいと思います。

さて、「なんでこの分野で起業したの?」という質問をよくされることが多いので、本稿はそれについて書きたいと思います。

経歴にあるように、私は介護の仕事は経験がありません。また、よくある「家族の介護をきっかけに」とか「祖父や祖母が好きだったから」という分かりやすいエピソードがあるわけでもないんです。

学生の頃、介護業界について学ぶ機会があり、その現状と今後について考えた時の「衝撃」がきっかけだと思います。

もともと、事業を立ち上げるなら「最も根深い社会問題をやる」と決めていたので、この領域での起業は全く意外性はなく、むしろ必然でした。

社会勉強のため記者になりましたが、この分野の課題意識は想像以上に強く残っていて、だったら「やっぱり自分でやらなきゃ」と思いました。

そう思った翌日に登記しました。

ベンチャー企業の取材をしていて感じたのは、介護領域でこれまでにない新しい市場を作るゼロイチ起業家が他の産業と比べて圧倒的に少なかったこと。

理由は「ITが浸透しにくいので、開拓コストがかかりすぎる」「介護保険の上になりたってる産業(産業化されていない)」「新しいものを取り入れるマインドセットの問題(もちろん新しいもの好きな人もいますよ!)」などなど、起業家が参入する上で難しい要素が盛りだくさんなんですよね。だから参入しずらい、変革も起こりにくい。

「君の気持ちはわかるけど、他の事業で成功してお金持ちになったら慈善活動をすればいい。その方が早い。」と言われたこともありましたが、、稼ぐためだけの事業やサービスでは本気になれないし、途中で疲弊して絶対頓挫します。

自分にとって仕事、特に起業は「人生のほぼ全てを使う」挑戦です。だから「より便利に!」みたいなサービスではそもそも体が動かないんですよね。「別になくてもそこまで困らない」サービスに、人生賭ける方が難しい。。「どう考えても、解決すべき問題」「最も根深い社会問題」ではないとダメで、それはやはり介護領域だったわけです。そしてこれまでの経緯を見て分かるように政治家や官僚になっても(なれないけど)変えるのは難しく、最も可能性があるのは起業家の参入だと考えました。

また、これも重要で。自社が成功することで介護領域に挑戦するスタートアップを増やしたいという思いもあります。そして、もっと社会起業家に対してリスクマネーが集まるようにならないといけないと日々思っています。。TikTokの会社には数兆円の企業価値がつくのに、社会問題解決には全然値がつかない。エグジットで潤沢になったマネーはまた第二のTikTokに投資されるだけで、そういうのを見てると、投資家さんが言ってる「エコシステム」って誰を幸せにしてるの?って本当に思います。

それを変えるには、社会起業家こそ株式会社として成長する必要性が大いにあり、プラスロボはその偏ったエコシステム変えていく一翼を担いたいと大真面目に思っているのであります。

#スケッター #介護テック#社会起業#スタートアップ#福祉










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株式会社プラスロボ代表取締役 1992年生まれ。元仙台育英野球部 大学卒業後、アイティメディアで編集記者、メディアベンチャーで編集長などを歴任。 2017年に起業し、2018年に「スケッター」事業を立ち上げる。