それでも介護業界は人材紹介会社に頼るのか

こんばんわ!

「スケッター」を運営している株式会社プラスロボ代表の鈴木です。

「スケッター」サービスが世の中に産声を上げてから2020年2月で1年が経ちました。企画したのが2018年の夏なので、事業に関わってからはもうすぐ2年が経ちそうです。

それでもスケッター事業に奔走してからは本当に色んなことがありすぎで、「まだ一年しか経ってないの???」という感覚です。

「色んなことがあった」話はとりあえず置いて(振り返っている場合ではない)、この一年(事業化から半年)、スケッター事業で何が起こっているのかについてお伝えします。


●スケッター登録者が1000人を突破した

毎月100人ペースで働き手は増えており、すでに1000人を突破。(近くに案件がないため退会したユーザーも入れるともっとたくさんいます。。)

4割は資格保有者、6割は業界未経験者です。これまで介護業界に関わったことがないけど、関心はあって「できることから関わりたい」というユーザーがこれだけいるということが分かりました。

弊社のスケッター事業のミッションは介護に関わる人を増やすことで、「正社員を紹介する」ことではありません。関心を持っている人が関われる、関心を持っていなかった人が関心を持つようになる、これが業界の人手不足を解消する一つの方法だと考えています。

「外の人間」ができることから関わるだけでも、「全く関わりがない」状態と比べて大きな違いがあります。利用者の個別ニーズへの対応ができるようになったり、業界により関心を持ってくれて異業種からの転職が生まれたり、分業ができるようになり職員の業務負担を軽減したり。「良い効果」が色々ありすぎて、逆に一言でメリットを説明しにくいサービスなんですよね。。

●採用コストゼロ(仲介手数料)で良い人材の採用ができている

ということで、あえて施設管理者が最も関心のある採用の話に特化してみましょう。スケッターを通じて施設のファン作りに成功し、人材紹介に頼らない採用を実現できてる事業所があります。一部紹介。

東京目黒のアレッジワークス施設長、岡村さんは、スケッターを最も活用している事業所で、本当に多くのファンを生み出しています。まだ一年もサービスを使ってませんが直雇用につながった事例も多数で、人材紹介を活用した場合と比較すると400万円以上の削減につながっています。

また、リピートスケッターもたくさんいるようで、リピートベテランスケッターが新人スケッターに仕事を教えたりと、スケッターによるオペレーションを確立した結果、職員の業務負担軽減も実現しています。

大阪でも、この流れは始まっています。

訪問介護事業所を運営する藤川さんがスケッターを利用開始したのは一ヶ月前。利用者さん向けに宅配弁当事業も展開しており、「一緒に弁当を届けるスケッター」を募集しました。業務負担軽減というより、事業所のことや藤川さん自身のことを知ってもらうことが狙いの案件です。

その結果、1ヶ月という短期間にも関わらずペルパー雇用に繋がった事例が現段階で2人もいるそうです。藤川さん曰く、「スケッターの登録者は意識が高い人が多い。SNSなど他の方法で人を集めるよりも、安心して受け入れられる」とのこと。

もちろん採用コストはゼロ円。藤川さんは「令和はゼロ円採用が当たり前になる!」と主張しています。

まだまだ事例は尽きませんが、このへんで。

●人材紹介会社はあなたのファンを紹介していない

さて、先日こんな記事が出ていました。

人手不足の介護業界。人材紹介会社に頼らざるを得ない状況が、さらに業界を苦しめています。本来介護保険は働く職員と利用者に還元されるべきですが、思いっきり人材会社に流れています。

人材紹介から紹介してもらった人が数ヶ月で離職するのは、紹介会社がその施設のファンを紹介しているわけではないからです。

スケッターでは何度か一緒にスポットで関わり「この人たちともっと関わりたい」という状態で直雇用につながるため、離職も起こりません。実際、人間関係による離職はゼロです。

人間関係が離職理由に密に影響してくる業界だからこそ、スケッターが提唱する「ファン作りの視点で仲間を集めよう」は重要なテーマです。

「スポットで人が来たからなんなんだ」「資格を持っていて即戦力が欲しい」「受け入れが面倒だ」

これでは、スケッターの登録者がこの先も増え続けても、業界は変わらないでしょう。

と、運営側がそんなことを言っても仕方がないので、どうしたら分かってもらえるか、また明日から対策を考えます。


考えます。。







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株式会社プラスロボ代表取締役 1992年生まれ。元仙台育英野球部 大学卒業後、アイティメディアで編集記者、メディアベンチャーで編集長などを歴任。 2017年に起業し、2018年に「スケッター」事業を立ち上げる。