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いいこと備忘録②

・卓球
 私には高1からの10年来の友人がいる。部活仲間5人組。現在は1名がカナダに嫁いだことにより4人組での活動(現在卒業後だと最多頻度の月一ペース)となっている。ひょんなことから日本に残された私たち4人はオタク仲間となり、今は同じアイドルのファンクラブに4人連番で入会している。またみんなと同じものに熱中できていることがとても嬉しい。みんなの見たことがない好きな人に対しての照れた笑顔やときめく表情を見られていることがとても嬉しい。ちなみにカナダにいる1人も実はそのアイドルの活動を追っている事実が最近判明した。
 先日2泊3日のオタク合宿をあるレンタルスペースで敢行した。プロジェクターと卓球台でぎゅうぎゅうの奇妙な部屋である。そう、ここで題である卓球が登場する。大富豪と卓球(たまにジェンガ)、この2つは私たちを語る上で外せない。部活仲間だからなのかなんなのか、私たちは勝負事が好きである。時には残り一つのお菓子や掃除、買い物当番を賭けて本気で行う。私たちは特に卓球が好きで、ことある場面で卓球をしている(何故そんなに卓球ができる環境に巡り合っているのかは謎)。そんな奇妙な部屋での合宿を行った際、友人2人が『この歳になって卓球できる友達がいて幸せだよね』と話していた。確かにこの2人はぎゃーぎゃー楽しそうに独自のルールを生み出し卓球をしていて、私から見ても馬鹿だなあと思うほどだった。ただ、その言葉を口に出せる私たちの関係がとてつもなく嬉しかった。根底にスポ根魂があるのかなんなのか、何に対しても熱く恥ずかしがらず全力を出せる、感謝を愛を口に出せるこの友人たちは絶対に大切にしなければいけない!なんて高校生時代みたいな熱い想いを思い出した2泊3日だった。ちなみに私たちは卓球部ではない。


・Bluetooth
 我が家のスピーカーに接続しようとBluetooth画面を開いたら知らないデバイスが、それも同じ名前のデバイスが3つもあるではないか。はて、さてはiPhone乗っ取られたか?なんて考えていたらすぐなにか判明。上記オタク合宿で熱唱したカラオケマイクだった。楽しいことを思い出してニヤッとした。


・長いと短い
 まつ毛パーマをしにまつ毛サロンへ。左目頭がパーマの落ちが早いとお姉さんに伝えると、「左のまつ毛の方が長いから同じロットでカールさせるとパーマが甘く見えるからだと思います。」とのこと。右のまつ毛の方が短いから、ではなくて左のまつ毛の方が長いから、と伝えるお姉さんに素敵!と思った。そういう心配りができる人、とてもとても素敵です。


・見覚えのあるクマ
 就職面接のために初めて上陸する街へ。早く着きすぎてしまったため、時間を潰すために一人で近くの商店街を散歩。すると毛糸の帽子を被りマフラーを巻かれたオレンジのクマの置物が、たばこ屋の角に立っていた。一度通り過ぎたがなんだか気になり再びそのクマの前へ。じっと見ていると、このクマに抱きついている幼い自分の写真を思い出した。全く知らない街でこのクマに出会えるとは。あったかそうでなんだか安心した。

可愛い

・私も今それ送ろうと思ってた
 嬉しい言葉ランキングだいぶ上位の言葉。離れてるのにお互いを思い浮かべるタイミングが同じで、同じものを共有したい!と思ったという事実はとてつもなく嬉しい。あるアイドルのとてつもなくいい画像が世の中に放たれ、その画像をそのアイドルのオタクに画像を送ろうとLINEを開いた瞬間、送られてきた同じ画像。私も今それ送ろうと思ってた!に加えて、自分が好きなものを私と共有したいと思ってくれた事実にシアワセを感じた。


・荒木経惟『愛バナ』
 作品名に惹かれて購入した、日本を代表する写真家アラーキーのインタビュー集。彼の写真に彼が語った愛や生死やエロについてなどの言葉がぎゅっと詰まったとてつもなくいい本だった。そこでグッときた言葉をひとつ。


『とにかく泳ぎ続ける。流れに任せて泳いで、疲れたら、背泳ぎで空を見ればいい。』


今日はこの曲を聴きながらいいこと備忘録を書いてみた。久々にこの曲を聴いたこともいいことの一つかも。

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