解答・解説速報 第36回社会福祉士国家試験 福祉サービスの組織と経営
問題119
社会福祉法人に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
1 主たる事務所の所在地において設立の登記をすることによって成立する。
2 収支計算書の公表は任意である。
3 他の社会福祉法人と合併することはできない。
4 評議員、評議員会、理事、理事会、監事を設置することが義務づけられている。
5 評議員は無報酬でなければならない。
解説 難易度3
選択肢1は、〇
社会福祉法人は、その主たる事務所の所在地において、設立の登記をすることによって成立します。登記をしないと成立しません。
選択肢2は、✖
2014年(平成26年)4月1日より、厚生労働省通知の「社会福祉法人の認可について」が一部改正されまして、社会福祉法人は、社会福祉法人の規模に関係なく、社会福祉法人の経営情報(現況報告書と添付書類である貸借対照表、資金収支計算書、事業活動計算書のいわゆる財務三表)をインターネットを活用して公表しなければならないとして義務化されています。
収支計算書とは、事業の予算と執行状況を比較対比して、会計年度における事業活動の成果である収入額、支出額、その差額を計算する財務諸表を指します。この収支計算書を見れば、1年間の収益の使われ方、入出金が適正になされているのか、年間を通して赤字か黒字かなどが分かります。
ここから先は
6,560字
/
1画像
¥ 110
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?