見出し画像

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を読んで思ったことまとめ

「銀河鉄道の夜」をずっと積んでいたけれど、ようやく読むことができた。
ここからは、初めて「銀河鉄道の夜」を読んで思ったことを適当にまとめておく。

読書ノートを書くのがめんどくさいので、noteに書いて終わらせる。
あなたもぜひ読んでみて、というわけではなく、読んだ人との感想共有用。
!!!!ネタバレあり!!!!


初めに思ったのは読みにくい。

すみません、大先生の文章に向かっていう言葉ではないよね。
多分、これは私の教養や知識がないから、想像力にかけた読み方しかできていないんだと思う。
描かれている世界が奥になればなるほど、会話文しか読みたくなくなっていく。
普段読んでいる作家さんは、私たちが想像しやすいように書いてくれているんだなと感謝しつつ読んだ。

ジョバンニが銀河ステーションに乗っていると気づいた時。

この時、私はジョバンニが雷とかに打たれて死んでしまったんだと思った。
実際にはジョバン二は死んでいなかったけど、ほかの奴らは死んでいた。
ジョバンニは違うんかーい!
読み終わってから、ついツッコミを入れてしまった。

色の多さ。

読んでいて、一番大変だと感じたのは、自分で「銀河鉄道の夜」の世界に色をつけること。
「銀河鉄道の夜」は、カラーアニメを描写しているのではないかと思うほど、色の情報が多かった。
目の前に、色鮮やかな世界が広がる。はずだが、石や銀河、植物にあまり明るくない私には、ついていくのが大変だった。
色の多さと想像できないものが組み合わさり、私の「銀河鉄道の夜」は、ページの抜け落ちた本みたいになっているところがある。

カムパネルラってさぁ・・・

なんか嫌な奴じゃね?いじめを止めるわけでもなく、申し訳なさそうにするけど、少しは止めてくれよ。いじめてるやつと変わらないじゃないか。
ほかの人への態度もそんなにいいわけじゃない。
ザネリを助けたと聞いたときも、なぜか同情とかはなかった。私の中で、カムパネルラは嫌な奴だったし、逆に、いいやつに仕立て上げらたようで違和感だけが残った。
そもそもカムパネルラはザネリを助けたりするのか?再読すれば、また印象が変わるのかもしれない。
ジョバンニから見た、カムパネルラは今も変わらず友達なんだろうな。と思うと、少しだけ苦しくはなる。

圧倒的死のにおい

なんとなく電車の中で会う人たちも、死んでいるんだろうと考えていた。
鳥捕りが出てきた時は、あんまり感じなかった。
だけど、あの3人が出てきた時、私の中で「銀河鉄道の夜」が童話というよりホラー小説に傾いた。
あの3人だけが、私の中で解像度が高い。きっとタイタニック号の作品に触れたことがあるからだろう。
死んでいるんだろうと知っていたはずなのに、3人からする死のにおいがきつくて、ホラー小説を読んでいる感覚になってしまった。

眼というキーワード

小説の中でちょくちょく出てくる「眼」というキーワード。
絶対に何かあるんだろうけど、いま私が持つ知識では、まったくわからん。
何かを指し示すものではあるんだろうけど、謎のまま終わってしまった。
またいつかのリベンジで、解明できたらいいな。

読んでみて

まとめ。早く読めばよかった。言葉の勉強の尻たたき的な意味で。
この作品を5年後にもう一度読む予定だけ立てておく。
それまでには、今より知識と教養を身に着けておきたいね。
そうすれば、もっと美しい世界を見れるのかも。

以上、読んだ勢いだけで書いているのでいろいろごちゃごちゃだろうけど、書いてない方が困るので残しておく。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?