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本の紹介 | 『不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由』


長久手市の行政書士、酒井洋一です。

普段は相続・遺言のお手伝いや不動産のお仕事をしています。

noteでは、専門的なコラムや僕が普段考えていること、趣味のことなどを綴っています。



不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由 / 田中慶子


田中慶子さんの人生が痛快すぎて面白すぎる!
距離感の近い、ブログを読んでいるかのような自然で優しい文体も相まってスルッと一気読みしちゃいました!

幼稚園の頃から高校生まで、画一的な結果を求める「学校」というシステムに馴染めなかった著者が、勢いでとりあえず海外に行って四苦八苦しながらいつの間にか同時通訳者になるという半生を綴ったエッセイ的な一冊です。
著者が自分の半生を包み隠さず面白おかしく書いているおかげで、その行き当たりばったりでともすれば不安にしか感じない行動ですら愉快に思えてくるんです。
あー、人生ってこれくらい自由でいいんだよなー、と思うこと間違いなし。
でも最初から最後までただ行き当たりばったりなワケもなく、海外で自分の求めていた環境を手に入れたことで、学校嫌いだった著者が「勉強したい!」と真逆の感情を爆発させ、英語というコミュニケーションツールを駆使して徐々に自分の人生を手に入れていく様は羨ましくもあるほど。
僕ももっと自分の気持ちに素直に生きようと思いました。

そういえば10代後半から20代前半は自分も行き当たりばったりに自由に生きていたな〜と思い出しました。
当時のその生き方がスノーボードというかけがえのない遊びと自分の人生の選び方を教えてくれたし、これが今の自分の考え方の土台になってるのは間違いない。
あれこれ難しく考えず、やっぱり自由に生きたほうがいいな。


それとこの本の面白いところがもうひとつ。
それはエピソードの合間に挟まれたコラムたち。
英語を勉強するってどういうことだろう?
基礎英語力が高いはずの日本人が英語苦手民族になっているのはなぜ?
といった英語にまつわるよもやま話もあれば、巻末には著者ならではの英語勉強法が書かれていたりと、英語にまつわるコラムが満載です。

英語は素晴らしいツールだけど、でもツールの使い方を覚えることは目的じゃなくて、ツールを使って君は何をしたいのかを考えよう、と著者は繰り返し説きます。
賛同しかない。
英語が心の垣根を取り払って、素直な気持ちを表現させてくれるというのは身をもって体験したことでもあります。


大人の今読んでも面白いんだけど、中学生くらいの時に読みたかったな~と思いました。
自分の子供には早いうちに読ませてあげたい。
自分で自分の人生を考える、とてもいい教科書だと思います。



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