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【速報】飯田グループHD子会社のアイディホームが宅建業・建設業を自主廃業に

不動産業界がザワついております。

飯田グループホールディングスの傘下にあるアイディホーム株式会社より広告掲載中の物件を全て一時取下げにするよう連絡がありました。
下記公式ウェブサイトにもお詫びと報告が掲載されました。

飯田グループホールディングスは、飯田産業・一建設・タクトホーム・アーネストワン・東栄住宅など新築分譲をメインとする会社を傘下に持つ一大グループで、アイディホームもその傘下で新築分譲の会社です。

事の発端は元役員が道路交通法違反(スピード違反)により執行猶予付きの有罪判決を受けたことのようです。
これが宅建業・建設業における欠格事由に該当するとのことで、免許の取消処分より前に自主的に廃業を選択した、という流れです。
なお会社そのものは存続しており倒産とは違います。
今後は宅建業・建設業の免許の再申請を行い、同事業を続けていく意向のようですね。

こうなると建築中の戸建や、すでに契約を締結している戸建の取り扱いがきになるところです。

まず戸建て分譲住宅の建築工事に関してはアイディホームが施主にあたるため、建築業の許可は必要ありません。
したがって現在建築中の建物を引き続き建築することは可能です。
また9月14日以前に請負契約を締結している工事についても引き続き建築が可能とのことです。

逆に9月14日までに購入申し込みをしたものの契約まで至っていない場合、あるいはこれから申し込みをしようと考えていた場合は、宅建業法の定めにより、宅建業免許を再取得するまでは販売契約を締結することができません。

倒産ではありませんので、既にアイディホームの住宅を購入された方についてはこれまでどおりアフターサービス等が受けられます。

・・・と、重要そうな点のみまとめてみました。
これだけ大きな業者が欠格事由に該当するというのは、なかなか見かけない事例ですね・・・。
今回のように宅建業法では、役員個人の問題でも業法違反になる場合があります。

業界人の端くれとして、行く末を見守りたいと思います。

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酒井洋一|行政書士
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