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NETFLIX 『浅草キッド』| ノスタルジックで心にしみるビートたけし誕生物語


長久手市の行政書士、酒井洋一です。

普段は相続・遺言のお手伝いや不動産のお仕事をしています。

noteでは、専門的なコラムや私が普段考えていること、趣味のことなどを綴っています。



『浅草キッド』は、ビートたけしさん原作の小説を劇団ひとりさん監督で映画化した映像作品です。


実に面白かったです。
ビートたけしさんの芸人としてのデビュー前後時代を哀愁たっぷりに描いた作品で、街や文化、ファッションなども時代を反映しながら再現していて、まるで70年代にタイムスリップしたかのような印象がありました。

簡単にあらすじを。

時は1970年代。
フランス座という浅草のストリップ劇場は時代の流れもあり客入りは寂れる一方。
劇場のエレベーターボーイをしていたタケシは、ストリップショーの合間に挟むコントや芸を披露する、劇場経営者兼座長の深見に惚れ込み弟子入りを申し入れます。
深見のもとで下積みをしながら、徐々にその才能を開花させていくタケシは遂にフランス座を離れテレビの世界へ勝負に出ます。
売れて有名になっていくタケシと、芸の道と経営の狭間で悩む深見。
2人の関係を主軸に、深い人間模様が描かれていきます。

ビートたけしさんを知っているからこそ余計に、その内面や過去に触れることがむき出しの傷に触れるかのように強烈に心を打ちます。

何もかもカチッと決められていて、監視されるかの如く堅苦しい息苦しい今の世の中と違って、どこかいい加減で気怠くて、洗練されていない人間臭さがどこまでも残る1970年代。
この時代を生きたことがないはずなのに、どこか懐かしく哀愁を感じます。
多分幼少の頃の、昭和の終わりのまだ少しだけ人間臭かった時代の空気を覚えているんでしょう。
昔が良かったとは言わないけれど、それでも何物にも代えがたい昭和という古き良き時代があったのです。
そんな気持ちを呼び覚ましてくれた映画でもあります。


登場人物も名演すぎです。
特に主演の柳楽優弥さんが素晴らしい。
個性的すぎるビートたけしさんの若かりし頃を演じていて、もう本人だと錯覚するくらいの名演です。
これは絶対に見てほしい。

そんな『浅草キッド』、まだご覧でない方は是非。
オススメです。

※トップ画像は公式サイトより拝借しました


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