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中国放浪の旅

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バックパッカーとして中国のあちこちをふらふら旅した時の記録。
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記事一覧

【中国】雲南へのゆっくり旅行と列車の女帝

 どうせなら、ゆっくり走る列車で旅をしたい。  数日前に成都を経って、じっくり南下し、高…

坂井のどか
6か月前
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【中国・黄山】その3 想像力てんこもりの伝奇的風景

 黄山の、けわしい山道を日がなずっと歩いていたせいで、21時にはベッドへもぐりこんでしまっ…

坂井のどか
11か月前
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【中国・黄山】その2 天へと登りつめる登山道

 黄山(HuangShan)の麓の温泉地区で、晴れ間をまつ。  やさしい梅雨のように降りけむる雨は…

坂井のどか
11か月前
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【中国・黄山】その1 天下の名山と温泉渓谷

 中国には、まるで神仙がつくりあげたかのような、美しさと険しさを兼ね備えた〔黄山〕という…

坂井のどか
11か月前
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【西安】あこがれの古都・長安(三)殺風景な楊貴妃の温泉

「これが……楊貴妃もつかったという温泉……!」  無色無臭の湯に身を沈めながら、わたしは1…

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【西安】あこがれの古都・長安(二)歴史的ランドマークと怪しい地下迷宮

 歴史ある土地を歩く時の、いちばんの醍醐味は、大好きな歴史人物の足跡をたどることにつきる…

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【西安】あこがれの古都・長安(一)アオハル的な誓い

 これは、かつて中国各地を放浪していた頃のお話。  あこがれの地・西安。  いにしえの都・長安。 「ついに、来たぁ!」  七月初旬、鐘楼の上から市街を一望し、両腕をひろげ、この時のわたしは青くさい夢をかたった。  とても非現実的な夢で、その後、一度は無理とばかり手放した夢。  いま、ふたたびそれを拾い上げて、必死こいてその夢を追っている最中。  実現がどれだけ困難で、人から鼻で笑われ、なま暖かい目でみられようとも、やっぱり、 「どうしても諦めきれんことに気づいちゃったしね。

【洛陽】中国史上唯一の女帝・武則天の都

 ホテルから見下ろすと、洛陽駅前の広場に、つぎつぎと敷布のようなものがならべられてゆく。…

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【洛陽】 かつての都は、のんびりまったり

 …洛陽の街を歩きながら、 (日本の奈良に似ているかもしれない……)  ふと、そんな感想を…

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